不登校名言セラピー
人間は誰でも毎日、毎日、自分で自問自答、セルフトークしています。
無意識のうちに気づかずにしている思考までを含めると1日に6万回しています。
そして、そのセルフトークが現実以上に自己否定的、自己批判的だとだんだん生きるのが大変になってきます。
実感がわかないかもしれませんが、楽しいか楽しくないかは単なる考え方の差なのですね。
さて、そんな時に昔からある名言というのは不思議な説得力があり、時代を超えて人々に勇気を与えてきました。
聞いたときはふーんという感じですが、折に触れてそうだなーと思うと、セルフトークを楽しいほうに変えていけることができます。
人生万事塞翁が馬
中国の北の方に占い上手な老人が住んでいました。
さらに北には胡(こ)という異民族が住んでおり、国境には城塞がありました。
ある時、その老人の馬が北の胡の国の方角に逃げていってしまいました。
この辺の北の地方の馬は良い馬が多く、高く売れるので近所の人々は気の毒がって老人をなぐさめに行きました。
ところが老人は残念がっている様子もなく言いました。
①「このことが幸福にならないとも限らないよ。」
そしてしばらく経ったある日、逃げ出した馬が胡の良い馬をたくさんつれて帰ってきました。
そこで近所の人たちがお祝いを言いに行くと、老人は首を振って言いました。
②「このことが災いにならないとも限らないよ。」
しばらくすると、老人の息子がその馬から落ちて足の骨を折ってしまいました。
近所の人たちがかわいそうに思ってなぐさめに行くと、老人は平然と言いました。
③「このことが幸福にならないとも限らないよ。」
1年が経ったころ胡の異民族たちが城塞に襲撃してきました。
城塞近くの若者はすべて戦いに行きました。
そして、何とか胡人から守ることができましたが、その多くはその戦争で死んでしまいました。
しかし、老人の息子は足を負傷していたので、戦いに行かずに済み、無事でした。
この話は、中国の古い書物「淮南子(えなんじ)」に書かれています。
「人間万事塞翁が馬」の「人間(じんかん)」とは日本で言う人間(にんげん)の事ではなく、世間(せけん)という意味です。
「塞翁」というのは、城塞に住んでいる「翁(おきな)=老人」という意味です。
「城塞に住む老人の馬がもたらした運命は、福から禍(わざわい)へ、また禍(わざわい)から福へと人生に変化をもたらした。
まったく禍福というのは予測できないものである。」
という事です。
中学生、高校生の方へ:解説
なんとなく、伝わりましたか??
不幸そう、困ったこと、屈辱的に見える出来事。
長い時間軸で考えると、それは本当に不幸なことなのか??
私にもあなたにも証明することはできません。
幸運そう、良かったように見えること。
それは本当に長い身で見ても幸運なことなのか??
客観的に証明することはできません。
だってそうじゃん、と言って相手がそうだねと言わなければ、議論は平行線をたどるばかりです。
人生万事塞翁が馬の具体例
下記の例は納得できなければ検索してみてくださいね。
例1:宝くじが当たった人はその後、7割以上の人が破産している。。
→当選者は別室に呼ばれ、身を崩さないハンドブックを渡されるそうです。現代版”翁のこれが災いにならないとも限らんよ”ですね。。
例2:アメリカの億万長者の3人に1人は破産した経験がある。。
→現代版”翁のこれが幸運にならないとも限らんよ”ですね。。
例3:小学校や中学校の時にもてていた子は大人になるとあまりもてない。特に女の子(これは大人にならないとわかりません。。。)。
例4:幸福指数は先進国の豊かな生活をしている人よりもブータンの人のほうが高い。。うーむ。。
例5:高学歴者は自殺率が高い。。
→理由は自分を受け入れる基準が高いから。
例6:元不登校の人や元引きこもりの人は個性的な面白い人生を歩んでいる人が多い。
→下のリンク達を読んでみてくださいね。
どんな人たちがいるかは下記の記事をごらんくださいませ。
では、またお会いしましょうー。
元ニートのIT社長の吉良光さんです。超自由人でお金、時間、考え方など全て自由です。うらやましいぞ。。
ブロガーで有名なイケダハヤト氏も面白い記事がたくさんあります。
日本一のベンチャーキャピタリストの挫折論です。キャピタルゲインは300億円を超えるそうです。
ニート派遣で有名になり、元不登校の方の活躍を紹介しているメディアを運営している河合未緒さんです。
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