こんにちは。早野です。
お読みいただきありがとうございます。

 

最近「高校で不登校になると人生終わりなのか」というふうに聞かれました。

そんなことを言う人がいるのですね。

 

そこで詳しく書いてみました。
高校中退した私の経験と数多くの有名大学に行った生徒たちの経験が詰まっています。

何度も繰り返し読んでいただけるとありがたいです。

 

始めましての方のために自己紹介しますと

早野智則と申します。

 

対人恐怖症で高校中退してから

大検(現高卒認定試験)を取得。

その後、勉強法と心理学に出会い早稲田大学に進学しました。

 

東証1部コンサルティング会社を経て不登校支援を仕事にしています。

10年目です。

 

毎年、多くの子が復学し、

有名大学に進学しています。

本も読んでいただければと。

不登校からの大学受験

さて、下記からが考察です。

 

不登校は人生なめてる?

さて子供たちはネット上で様々な情報を見ます。

ツイッターだったり2チャンネルだったり。

よくこんなひどいことを言われたと聞きます。

 

その中で傷つくことも多いようです。

その中で「不登校は人生なめてるのか?」というものがあります。

 

これは誤解です。

不登校の子を多く見てきましたが、

 

逆に真面目すぎる完璧主義タイプが多いです。

〇〇すべきであるという義務感が強いことも特徴です。

 

なので、皮肉なことに

学校に行かなくても気にしないタイプは

あまり不登校にならないのです。

 

繊細で義務感が強く完璧主義だったりします。

それが苦しくて動きたくても動けない。

それが不登校です。

 

なので「人生なめてる」というのは完全な誤解なのです。

たしかに表面だけ見ればただ遊んでいるように見えるかもしれません。

 

しかし、それは表面に見えるだけの姿。

奥底ではとても苦しんでいてそれを周囲に見せないように頑張っているのです。

 

なぜなら苦しんでいる姿を見せると余計に傷つくからです。

なので、表面的にはただ家で遊んでいるように見えてしまうというわけです。

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不登校で人生は終わり? 2chなどから

もう少し深堀すると、

「人生終わったわ」みたいな投稿がネットでバズっているのですね。

 

たくさんの人が匿名で書き込めるサイトは無責任なことがたくさん書いてあります。

いわば「個人の匿名の感想」の集合体なわけです。

重要な判断を任せてはいけませんね。

 

2チャンネルやガールズ速報やカレッジライフハッキングなどの掲示板では

「人生終わった」という投稿がたくさんあります。

 

それらは匿名の根拠のない印象論でしかありません。

統計データもなければ

具体的な根拠もなければ

個人的な経験もないわけです。

 

間違った情報をインプットすれば

間違った結論が導き出されます。

 

ネット情報は注意して見るべきだと思います。

ただ、お子さんは注意して読解するようなコンディションではないと思いますが。

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不登校のその後の人生

 統計

さて文部科学省の統計から見てみましょう。

 

文部科学省が実施した

平成18年度不登校生徒に関する追跡調査報告書」を見てみましょう。

 

2006年度に不登校だった41,043名の中学生を対象に、

調査は、2011年から2012年にかけて行われました。

 

主な内容は、不登校の継続理由、

これらの生徒の現在の教育状況や就職状況などです。

 

何度かこの調査は行われていますが、

似たようなデータになっています。

 

それによると

不登校だった中学3年生が20歳になったとき、

81.9%は就学・就業をしています。

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データから見ても「終わった」わけではありませんね。

これは私の実感からしてもうなづけます。

 

無責任な匿名掲示板の「感想」ではなく

4万人を調査した国の「統計」のほうが見ましょう。

 

また、残り2割に関してもこれは20歳時点でのデータです。

私のところには2浪で大学受験をしている子が多くいます。

20歳でもまだまだ復活できるのです。

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さて詳しく高校生の不登校のその後について

見ていきましょう。

 

復学

今の高校に戻るという選択肢です。

留年間際になると火事場のバカ力が働いて

復学するという子は毎年多くいます。

 

また適切な支援をすれば短期間で学校に戻れることも多いです。

支援を受けることを検討しても良いでしょう。

不登校の高校生の留年

今の高校で留年するという選択肢です。

これは親からすると信じられないと言いますが、

意外にいらっしゃいます。

今の高校で留年してやり直すのも

勇気があり大変立派なことです。

 

通信制高校へ転校

これは通信制高校に転校するというものです。

メリットは負荷を大きく減らせること。

好きなように時間を使えるということ。

バイトをして経験を積んでお金を貯めたり、

自分が興味がある分野の勉強を重点的に出来たりします。

 

デメリットは大学への進学を考える場合は

塾や家庭教師などのサポートが必須となります。

掲示板で「通信制高校に行ったが人生終わった気がする」という

投稿を見ましたが勉強面は自分で対策することが必要です。

終わったわけではありませんが一理はあります。

重要

高卒認定試験

他にも高卒認定試験を受けるという選択肢もあります。

毎年8月と11月の2回開催されています。

 

メリットしては非常にテストが簡単なことがあげられます。

また、費用も安いです。全科目を受験しても8500円。

そして何度でも受けられます。

 

費用面ではしいていえば追加で受験会場までの交通費でしょうか。

ちなみに会場は各都道府県にありますが

意外に辺鄙なところにあったりします。

 

また、1科目受かれば科目履修制度という裏技を使うことも出来ます。

高卒認定試験は合格点が40点ですが

国語などは選択肢問題で非常に簡単です。

国語を1科目だけ受けて他は科目履修という手段も取れます。

 

デメリットは履歴書に書くときに少し注目される経歴になることでしょうか。

私は履歴書に毎回大学入学資格検定取得と書いておりました。

聞かれるときは聞かれますが話を準備しておけば問題ありません

バイトの面接で間違えて大「剣」と書いてしまったことがありました。

ドラクエかファイナルファンタジーかという感じですが、

そこは聞かれませんでした。

 

就業

高卒で働くという選択肢があります。

3割程度の方が20歳時点で「就業のみ」のようです。

社会に出てバリバリと挑戦していくのも良いかもしれません。

 

専門学校

高卒か高卒資格を取得した後に

専門学校に進学するという選択肢もあります。

 

先ほどの調査ですと約15%が専門学校へ進学しています。

不登校の子は繊細なので感覚が鋭いですし

 

絵や物作りなどが好きな子も多く

専門分野を極めるのは向いている子は多いかもしれません。

 

デザイナーの専門学校に入学し

大手企業の賞を受賞した子もいます。

 

また、私の知り合いで元不登校の凄腕の整体師がいますが

微細な違いがわかるよう大繁盛しています。

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大学進学

先ほどの統計ですと約23%が大学へ進学しています。

私の生徒でも圧倒的に多いのが大学進学です。

 

しっかりと対策すれば有名大学に進学することも可能です。

というのも、テストの点数さえ良ければ大学に入れるからです。

大学でいろいろな社会勉強をしてから

社会に出ていくのが個人的にはおススメです。

東大 不登校

不登校だった人の仕事

さてどの進路を選ぶにしろいつかは働くわけです。

不登校だと就職に不利になるかというとそうでも無いでしょう。

 

1つは今の時代はインターンシップというものがあります。

実際に職場で働いて仕事ぶりを見てもらうというものです。

そこでアピールできれば(実力が付きそうだ)と思ってもらえば良いわけです。

 

また、就活では作戦次第という側面も大きく

就活塾がたくさんあります。

そこで戦略をもって準備すれば不登校は問題にならないでしょう。

つまり実力次第、努力次第というわけです。

これは不登校でも不登校じゃなくても同じことです。

 

また、人と接するのが今は苦手だとしても

人とあまり接しない仕事も世の中にはたくさんあります。

プログラミングなどは圧倒的に人手不足です。

 

そして、人と接するのが苦手なのを克服する人も多くいます。

私もその一人ですし(対人恐怖、会食恐怖など)

多くの生徒が「人が苦手」を克服しています。

 

渦中にいる時は改善するとは思えないかもしれませんが

「改善する」とだけ申しておきます。

 

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早野の体験記

そこで私の経験をご紹介しましょう。

私は高校を中退した後に通信制高校に行きましたが

合わずにそこもやめました。

親不孝者ですね。

 

その後、専門学校を検討したのですが

「まだ働きたくない」と思い大学受験を決意しました。

 

専門学校だと2年で卒業ですが

大学だと倍の4年はいられます。

 

私はプライドが高く有名大学に行きたかったので1年浪人して

さらには社会に出るのが怖かったので準備のために

 

1年わざと大学で就職留年しました。

親不孝者ですね。

 

さて話を戻すと

勉強法を研究し早稲田大学に合格した後は

法学部で弁護士を目指します。

 

しかし、法律の世界の堅苦しい風土が私には合わず、

ADHDタイプで細かい事務作業が大嫌いなので

就職することにしました。

 

法律職でミスが多いとかありえないと思いますが

私は注意深くミスをしないというのが苦手なのもありました。

 

コンサルティング会社に入り外回りの仕事を好んでやりました。

ADHDタイプには合っている仕事ですね。

職場の狭い空間で机の上にあまり座ってなく良い。

 

その後に昔からずっと勉強している心理学を活かして

今の仕事をするようになった次第です。

 

ちなみに自分の特性を見極めて就職することは非常に大事です。

私が銀行や市役所に就職していたらうつになっていたことでしょう。

 

「自分の特性をよく考えて」というのは非常に大事です。

そういう意味では「不登校だと人生が終わり」ではなく

「自分の活かし方をミスると終わり」の可能性が他よりも高いということです。

 

もちろん会社を辞めても再起できますが

うつでダメージが大きいと復活が大変だったりします。

選択をミスった場合は早めに方向転換することが大事ですね。

 

ざっくりと言うと

ADHD傾向の場合は営業やコンサル。

ASD傾向の場合はプログラミングや経理など。

HSP傾向の場合は好きなことを生活の中に組み込む。

といったところでしょうか。

 

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明治大学在学中のM君の体験記

さて、私の話はいろいろなところでしてきました。

遠い昔の話でもあります。

そこで今は明治大学に通っているM君のメッセージをご紹介いたします。

 

 

人それぞれ置かれた状況が違いますので迷ったのですが

今苦しんでいるあなたに伝えたいことがあります。

 

私もかつて、不安と孤独に押しつぶされそうになりました。

しかし、その経験は新しい道を見つけるきっかけとなりました。

 

もちろん簡単ではありませんでした。

母は私がなかなかうまくいかなくても常に励ましてくれました。

父は私が勉強している横で静かに読書をし、

その存在だけで大きな支えとなりました。

 

うまくいかないことがあったらその日は休んで

そして次の日から一歩一歩前に進んでください。

 

終わってみると困難は一時的なもので、

なんであんなことで悩んでいたんだろうと思ったりします。

 

Take it easy(気楽に落ち着いてのんびりとやりましょう)

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M君も立派になりましたね。

昔はゲームを15時間くらいしていたのですが。

未来はわからないものですね。

 

他にも元不登校経験者のインタビューなどは

こちらにあります。

 

まとめ

・不登校では匿名の根拠のない掲示板のコメントは無視すべし。

・不登校では統計データにもとづいてこの先どうするかは判断すべし。

 

・不登校でもいろいろな選択肢があり、

やりようはいくらでもある。

 

・先輩たちも応援してくれているし

先輩たちの事例を参考にすることもできる。

 

ユーチューブで学びませんか?

さて、将来をより良いものにするために

本当はもっとお伝えしたいことがたくさんあります。

 

ユーチューブをやっておりますので

ぜひのぞいてみてください。

いつかお会いしましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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いつも、目から鱗のメルマガをありがとうございます。いつも本当に無料で申し訳ありません。
とっても参考になりました。
早野さんの無二のご経験と優しさは、救いを待つ多くの子供たちに届いていると思います。
うちの息子にも間接的ですがかなり届いています。

 

いつもいいお話をありがとうございます。とても気持ちが折れそうなとき、救われる気持ちになります。
早野さんのメルマガに登録して本当に良かったです。

 

 

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