こんにちは。
早野です。
今日もお読みいただき有難う御座います。
目次
★森田療法
私がお世話になったものの１つに森田療法というものがあります。
（不登校の世界で有名な森田先生とは違います）
その森田療法の中に『生の欲望』というものがあります。
今は亡き明治の天才の森田先生はこう言います。
”神経症者など心を病む人は普通の人よりも生の欲望が強い”
極論を言うと例えば、
欲を捨て去る修行をした高僧は神経症になりません。(一部の)
欲がなければ悩みも存在しないわけです。
まーそれもどうかと思いますがね、、、
★生の欲望の２面性
精神科医のある先生はこう言います。
https://twitter.com/sakura_tnh
＞「生の欲望」には二面性がある
＞①現実から逃避したいという欲望
＞②現実で自分をより良く生かしたいという欲望
＞両者はしばしば衝突するが、①を全否定せず、またどんな時にも②の要素も自分の中にあると自覚することが生きやすさにつながる
＞オールオアナッシングの考えから自分を解放していきたい
全て肯定することが大事ですね。
★人間らしさは弱さと欲深さ
これは私の勝手な解釈ですが、
例えると、
根性がなく逃げ足は速いけど、良い大学に行きたいとか。
臆病で戦線離脱するのは速いけど、軍人として出世したいとか（その時勢の価値観に合わせて人から尊敬されたい）。
社会にでるのは怖いけど、健康食品など健康にはとても気を使い、長生きすることを望んでいるとか。
でしょうか（笑）
うーん、誠に人間らしいではありませんか（笑）
実は、臆病や根性の無さと欲望があることは同根なのですね。
人間は他の動物に比べて、臆病かつ弱く、しかし欲が深いので発展したという説があるそうですが、
私もそう思います。
強さには意外にあまり価値がないのですね。
そこで、
＞両者はしばしば衝突するが、①を全否定せず、またどんな時にも②の要素も自分の中にあると自覚することが生きやすさにつながる
なのですね。
逃げる力が無ければ我々人類も戦死か絶滅していましたので、
逃げることも肯定してもいいかと思います。
おそらく我々の祖父母は第二次世界大戦中はお腹が痛いとか言ってあまり戦っていなかったと思います（戦っているふりとか 笑 でなければ戦死していたでしょう）
まー、生の欲望が強いことを受け入れて、
現状を受け入れて、
少しづつ前進していくのが吉だと思いますね。
★オススメの森田療法の本
これは涙無しには語れない本ですね。
こういう事例が出てきます。
要約すると、
＞出世街道爆進中のある銀行員は人前で手が震えることで悩んでいた。
＞これは本当に苦しく、苦しくてたまらずに、ある銀行員は会社を辞めようかと悩んでいた、、、
＞＊学歴社会全盛の３０年前の妻子もいる銀行員の話です（笑 涙）
略
＞ある銀行員はあるがままの自分に目覚め、目的本位の行動を取ることにより、
＞この局面を打破していったそうです。
この苦しさは私もよくわかります（笑）
読みながら涙が止まらなかった本でした。
ましてや大人でも辛いのに子供では、、、
なので、不登校の親御さんにはもっと頑張っていただきたいのですが、
そうは言っても、親もとても辛いと、、、
そうですよね、、、と、、、
まー、お互い冷静に粘り強く頑張っていきましょう！！
★心理学の偉大なる先人のユングの不登校体験
また偉大なる先人のユングや愛着障害の権威の精神科医の岡田先生にも敬意をひょうします。
http://futoukou123.com/%e5%9b%9e%e9%81%bf%e6%80%a7%e6%84%9b%e7%9d%80%e3%81%ae%e5%95%8f%e9%a1%8c%e3%81%a8%e4%b8%8d%e7%99%bb%e6%a0%a1/
ユングの不登校はたしかこんな感じでした。（詳しくは岡田先生の本を読んでください）
＞ユングはある出来事から学校に行くと失神して倒れてしまう状態になったそうです
＞ユングは学校には行かずにベッドでふさぎ込みました。（そりゃそうでしょう 笑）
＞ある時に親が『あの子（ユングのこと）はダメだ』と言っているのをベッドの中で聞いたそうです。
＞ユングは怒りに震え、これではダメだと奮起し、
＞別に倒れてもいいから学校に行こう、負けるもんか！！！と挑戦し続け、
＞やがて学校恐怖症を克服したそうです。
私は学校に行かなければならないとは思いませんが、
しかし、家にずっといるのは許しません（時と場合によりますが）
７転び８起きで家の外（ネット上でもいいけど）で輝ける場所が必ずあるからです。
学校はダメでも、フリースクールはOK.
フリースクールは嫌だけど留学はOK。
留学は嫌だけどバイトはOK。
この先生は嫌だけどあの先生はOK。
などなど。
でも、どんな子にも森田療法的な価値観があったと思います。
『学校に行くと１時間で頭痛でダウンからの復活劇』
『身体症状との戦い』
★森田療法の欠点を最新テクノロジーがイノベートする
さて、森田療法は真理だと思います。
しかし、重大な欠点があります。
それは当事者がとても辛いということです（笑 涙）
これは本当に辛いんです（涙）
しかし、最近のテクノロジーは楽に克服できるように変わりつつあります。
スタンフォード大学教授の書いた本で『仮想現実の心理学』というのがあります。
https://www.amazon.co.jp/dp/B07G764QKM/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1
面白いのは、
＞イラク戦争後、“バーチャル・イラク”を体験するVR療法により、
＞PTSDに苦しんでいた二〇〇〇人以上の元兵士が回復した
これは当然のことだと思います。
日本にもVRを導入していてる医療機関が出てきています。
＞人間関係の問題は共感ができないことである
＞しかし、VRを使えばコスパが良くなるので、人は他の人に共感できるようになる
人間の脳ではいちいち他人の立場にたっていたら疲れて仕方がないからですね（原則としてコスト的に合わないことは生き物はしない）。
＞VRの出現によりアメリカの急成長企業の中には、
＞出社しなくても経営は成り立つ時代を迎えようとしている
＞むしろ出社しないほうが効率が良い
VRやAIやバイオ関連の技術は教育、医療、心理、経営などを根こそぎ変えてしまう可能性があります（ほぼそうなるでしょう）。
不登校や心の世界も、テクノロジー、医療、教育、心理、遊び、仕事、経営、が統合されて飛躍的に生産性が向上するでしょう。
その時に生き残るのは既存の医療や心理士ではない何かではないかと思います。
昭和や平成はとても辛いことも多かったかもしれませんが、
私は令和ではより楽に改善していける世の中を作っていきたいと思います！！！
★PS:元不登校からICUを経てひとりミュージカルをやられている伊藤さんの公演
７月２８日原宿で開催するそうです。
史上最高の教育者であった吉田松陰と松下村塾をテーマにした幕末ミュージカルだそうです。
http://www.opod.jp/live-information
おすすめの本『自分を輝かせるひとり力のすすめ』
では、またお会いしましょう！！
Thank you for reading through.
See you next time.
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