こんにちは。早野です。
今日もお読みいただきありがとうございます。

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★お便りのご紹介

>早野さん

>娘は上智大学に合格しました!
>本命の大学はまだこれからなので、娘はそんなに嬉しそうにはしていません。

>私たち夫婦は上智大学卒なのです。
>親の方が喜んでしまいました。

>まだ受験は終わっていませんが、高1のときに「勉強するくらいなら死ぬ」と言っていた娘が、
>本当によく頑張ったと思います。

★悪魔の契約

システム心理学で「悪魔の契約」というのがあるのですが、
この親御さんとは「悪魔の契約」を結びました。

悪魔の契約

悪魔の契約とは何をやるかを提示せずに言われたことをやると約束することを言います。
一体なにをやらされるのか。ドキドキですね。

まー実際には大した課題は出ないのです。
腹を括るのが大事なんですね。
で、この親御さんとは何をしたか??
本当にアホらしいことです。

とても言えません。ここでは。
(ゲームを制限するとか褒めるとか家族関係をよくするとかではありません。)

さて、
今日は何をやるかよりも「腹をくくる」ほうがはるかに大事だというお話です。

不登校 チャンス

★日立の人事から学べる事

早稲田大学の教授の入山氏と日立の人事部長の対談でこんながありました。
これは不登校でも何でも同じだと思いました。

「どうすれば個が輝くのか?そのためには「腹落ち」が大事だ」という話です。

>何十年か前の話ですが、ハンガリーの軍隊の一部隊がアルプスの雪山で訓練をしていました。
>そうしたら急に猛吹雪になって遭難してしまったのです。

>慌ててテントを張って避難したものの、暖もとれない。
>外はいつかやむか分からない猛吹雪。

>しかも運の悪いことに、地図も持っていなかった。
>隊員みんなぶるぶる震えて、もはや絶望的な状況です。

雪山

>すると隊員の1人のポケットから偶然、地図が出てきたのです。
>「隊長、地図がありました!」「おおー!」と。

>そこで隊長は全員を集めて「このままだと俺たち死ぬしかない。いちかばちか、下山しよう」と。
>みんな意を決してテントを飛び出し、下山を始めました。

>ただよく考えると……猛吹雪だから地図なんかちゃんと見えないのですが。
>それでも彼らは、山の傾斜や風の向きを頼りにしながら何時間もかけて全員無事に下山することができました。

>「ああ、助かった」と。みんなほっとしました。

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>そのあと隊長は、部下が握りしめていた地図を見て血の気が引いたそうです。

>それは、遭難したアルプス山脈ではなく、ピレネー山脈の地図だったのですよ。

これは上記の悪魔の契約と同じですね。
「腹落ち」すれば方向が間違っていてもゴールにたどり着くと。

論理的に考えれば間違った地図だと絶対にうまくいかないはずです。
でもそれは机上の空論。

実際には「やるぞ」という腹落ちのほうが大事なわけですね。

 

★頭の良い人々が良かれと思ってやってきた結果が今

またいつも思うのですが不登校の子は優秀です。
そしてこのメルマガを読んでいる親御さんも優秀なことが多い気がします。

わかりやすいところでも教授、教師、医師、会計士、弁護士、社長さんや役員さんに、一流企業のエンジニアなどなど。
わかりやすい肩書などが無くても99%の親御さんが私よりも優秀だなといつも思います。
謙遜ではなく本当に思います。

で、基本的に僕も含めて「良かれと思って」やってきて辛い目にあっているわけです。
一生懸命考えて誠実にやってきた。その結果がこれ。

だから、今後も「良かれと思って」やっていたら今と状況は変わらないはずですよね。

実は私は勉強も出来て運動も出来て人付き合いも得意なのに(と思っていた)
なぜ対人恐怖症なのかと頭を抱えました(笑)

人をいじめたり悪いことはしていない(笑)
一生懸命やってきたのにこの仕打ちはなんだと(涙)

今思うと我ながら本当にどうしようもないなと思うのですが。
恥ずかしいお話です。
ほとんどのお子さんのほうがはるかにマシだといつも思います。

まーそんな時に心理学に出会ったのです。

誤解を恐れずに言えば愛着とか認知とか発達とか「ありのまま」とかそんなものは正直どうでも良い。
大学入試的に言えばテストには出ないし出ても合格最低点には関係ないですね。
大事なのは下記です。

システム心理学では第一次解決と第二次解決と分けています。

第一次はいつもの「良かれと思って」ですね。
いつもやっていることです。礼儀正しく接するとか貯金するとか真面目に働くとか。
第二次は「ヤケクソ」とか「開き直り」でしょうか。
これは普段はやらないことですね。頭のおかしい論理とでも言いましょうか。

で、どうすれば腹落ちするのかのところで「センスメイキング理論」が出ていましたが、
平たく言うと「話の持って行き方とか脈絡とかムード」が大事ということですよね。

それは家庭でも組織でも変わらないものだと。

第二次解決がなされたご家庭はやお子さんは不思議と底力を発揮します。
「おおーっ」と驚くようなことが起こります。

僕はこの瞬間が好きでこの仕事をやっているのだなと思いますね。
そして人工的にそれを起こすことができる時代に今生きています。

僕らは幸せ者だと思いますね。今後が楽しみですね!!

ではまたお会いいたしましょう!!
最後までお読みいただきありがとうございます。

PS:僕の似顔絵だそうです。書いてくださいました。

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