こんにちは。早野です。
今日もお読みいただきありがとうございます。
いやードイツに勝ちましたね。
ワールドカップ。
職業病なのかそこに不登校からの逆転に通じるものを感じます。
今日はそこらへんをお話したいと思います。
私の趣味の話ではありません(笑)
★逆転劇
私はリアルタイムで見てました。
下馬評通りにコテンパンに日本はやられていました。
少なくとも前半は。
0－1の差でなんとかハーフタイムに。
その時点で日本の勝利を考える人は皆無に近かったかと思います。
夜22時からということもありその時点で眠りについた人も多かったそうです。
しかしそこから森保監督が奇跡の采配を行います。
森保監督は慎重で選手交代やシステム変更がほとんど無い監督です。
世間の評価は「性格は良いが無能である。権力者に逆らわないから代表監督を続けられている」というもの。
元日本代表の選手もネットで酷評しているくらいです。
統一教会やその政治家の次に批判されているのは森保さんではないかと(かわいそう笑)
その森保さんが大舞台で大胆な采配をふるいました。
そして交代した選手が次々と活躍しドイツに勝利しました。
「うつけ」と言われていた織田信長が桶狭間で勝利したくらいの衝撃です。
ちなみにドイツと日本は戦力的に６倍の差があります。
ドイツの全選手の市場価値が約1200億円で日本は約200億円。
前半を見る限りではコテンパンにやられていました。
ここまで一方的にやられるとは思っていなかったくらいにやられていました。
私は不登校の子がお風呂に入らないとか部屋から出ないとか聞いても
十分に逆転できると見てます。
でも日本代表がドイツ代表に逆転できるとは全く思わなかった(笑)
しかしそこから逆転しました。
★逆転に必要なもの
１つは忍耐でしょう。森保監督は無能と言われまくり批判されまくりました。
選手たちも大怪我に悩まされてそもそも今回の試合に出られないのではと言われている選手もたくさんいました。
思うようなプレーができずに苦しんでいる選手もたくさんいました。
南野選手などはあれだけのイケメンで超絶に才能がありながら欧州で厳しい競争に苦しんで酷評されてきました。
うつ病なんじゃないかと言われたくらいです。
決勝点を決めた浅野選手などは何年か前にチームから給料が支払われずにもめたりしていました(笑)
働ける期間が短いサッカー選手。
一般人なら一流企業社員が40代の何年間かの給料が未払いというような感じでしょうか。
しかし彼らには忍耐があった。
日本がWカップで決勝トーナメントにたびたび進出していますがそれは忍耐によるものでしょう。
他の国の選手はここまで忍耐強くない(笑)
不登校でもやはり忍耐力の差で結果が変わっているように思います。
我慢とか根性が大事だと復活した親御さんを見ていると思います。
久保選手などは日本で一番上手いのにドイツの１９０センチくらいの選手と肉弾戦を繰り広げました。当然に負けてました(笑)
見ていて気の毒でしたが海外で揉まれて慣れているようでした。
東大理３で主席の人に非常にきつい肉体労働を何年もさせるようなものでしょうか。
でも勝つためにはやらなくちゃいけない時もある。
彼らには才能や技術もありますが何よりも根性がある。
好きなことだけやっていれば成功するとか楽しんでいれば成功するとかは明らかに嘘。
決勝点を決めた浅野選手や同点ゴールで活躍した南野選手などは「呼ぶな」と批判されていたくらいです。
下手したらお家に「試合に出るな」という手紙がたくさん届いているレベルでしょう。
海外でプレーしている選手たちは海外で差別されたりもしたそうです。
いろいろと悔しい想いもしたことでしょう。
しかし負けなかった。
不登校の親御さんも「親のせいだ」と批判されたりします。
子供や祖父母や学校に病院にカウンセラーに。
代表選手が怪我をしたりでなかなかコンディションが上がらずに苦しむように
不登校の子も親もコンディションにはそれなりに苦しみます。
でもめげずに諦めずに挑戦されている方がたくさんいます。
そこらへんが似ているなと思いましたね。
★チャンスを見つける
さてそんな南野選手や浅野選手ですが
前半を見ていて「つけいるチャンスはある」と見ていたようです。
あの時の浅野選手がそういう発言をするのは何年も不登校の子が東大に行けると言うくらいの落差がありました。
ハーフタイムで発言していたらツイッターのトレンドに批評がのるでしょう。
なんせここ何年かは結果の出ないシーズンを送り大怪我もしていたわけで。
「不登校はピンチの顔をしたチャンス」という本を書いている私です。
でもあの日の日本代表にチャンスがあるとは全く思いませんでした(笑)
でも発想は似ています。
悪いように見える状況の中にも良い材料はあるわけです。
ドイツに前半はコテンパンにやられていましたが、
たまに日本のチャンスになるところがありました。
よほど目をこらさないと忘れてしまう部分でしたが
スピードや持久力では日本にも分があるように見えました。
同じように仮に不登校で暴力をふるっていても絵が上手いなどの長所があったりします。
絵が上手いからどうしたと思うかもしれませんが、
性犯罪をするような少年が絵が上手いことを褒められて更生したという論文もあったりします。
実際、絵が上手いとかゲームが上手いとかを「認めた」ことがきっかけで
子供の状態が大きく前に進んだりということはよくあります。
圧倒的に気が滅入るような現実の中でそういうチャンスを見つけることが大事になるわけです。
圧倒的に気が滅入る現実というのは子供が家出するとか暴れて家がぐちゃぐちゃになるようなことですね。
ただ私から見るとドイツ戦の日本のほうがはるかにひどい状態でしたね。
そういう中でも冷静に物事を観察する。
劣勢の中でものらりくらりとしながらチャンスを見出す。
そこらへんがサッカーに似ている気がします。
バスケやラグビーやマラソンだともう逆転するのは不可能に近かったりします。
でもサッカーはより複雑で多面的なんですね。
そして現実は言うまでもなく多面的で複雑なんですね。
「もう追いつけない」ということも無ければ勝ち逃げもない。
東大を出ても仕事で使えなければ悲しい。（その逆もありますが）
仕事で大成功してお金持ちになっても家では娘や奥さんバカにされていたりもする。
日本代表の選手も仮にワールドカップで優勝しても所属クラブで活躍しなければすぐにクビです。
実際2018年のワールドカップで大活躍した選手でも何人かは苦境にあえいでいます。
諸行無常。勝者も敗者も明日はどうなるかわからない。
誰もが明日どうなるかは決まっていない。
今後の日本代表の快進撃が楽しみですね。
ではまたお会いいたしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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