こんにちは早野です。
今日もお読みいただきありがとうございます。
今日は現実逃避の心理についてです。

★体面を気にすると悪化する傾向がある

私が見ていて痛感するのは、
体面を気にすると状況が悪化する可能性が高いということです。

以前にこんな話がありました。
実話を特定されないようにアレンジしています。

単身赴任している一流企業サラリーマンの夫と奥様と娘さんという3人家族がいたとしましょう。
娘さんはなかなか優秀で優等生で自慢の娘でした。

しかし、中2あたりから問題行動が増えてきたのです。
まず、私立中で成績上位でしたがじょじょに学校に親御さんが呼び出される回数が増えてきました。
また、親の金をくすねたりネット上で知り合った年上の男性との交流の疑惑なども出てきました。

とはいえ、こちらのご家族は単身赴任が宿命づけられていて分業制でした。
家事や育児を担当した奥様は旦那さんにこの状況をとても言えませんでした。
娘も父親にこの状況を伝えられるのを非常に嫌がり口止めしました。

そのまま、ずるずると状況が進み中3の秋頃に高校に進学できないかもとなりました。
そこに至って旦那さんも状況を知ることになったのです。

「えっ通信に行くの?何かやりたいことでもあるの?」
「なんで今まで知らせなかったんだ」
と大喧嘩になりました。

こういうことは枚挙にいとまがありません。
家庭内暴力で警察を介入させればすぐに楽になるのに介入させられない、
的なこともあります。

学校もいじめなども悪質なものは明らかに犯罪と言えるでしょう。フランスのように警察に介入していただけば良いかと。
しかし、内部の恥を世間に知られたくないために状況が継続し最悪の事態に至る。

企業不祥事で名門から地に落ちた東芝にオリンパスに日産になどは同じようなところでしょうか。
事なかれ主義は非常に高くつくと感じます。

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★「面目ない」を見たくない、のが元凶

さて、こういう状況に陥るのは努力もしていて能力がありプライドがある方です。
明るくて優しい方です。
しかし、どんな人にも弱点があります。

それは「面目ない状況を避ける」ということです。
先の事例では旦那さんが「娘の成績を見せろ」と中1とか中2に言った時にごまかして見せなかったのです。

どうしても私を筆頭に人間は弱いものでごまかしがあったしります。
不祥事を隠ぺいする教育委員会に名門企業も同じでしょう。

さて、そんな時に大事なのは何でしょうか。
すぐに素直になってプライドを捨てて行動できれば良いです。

しかし、人間はそんなに素直ではありません。(私とか全然ダメですね)
ADHDタイプであればすぐに動けるかもですが(笑)

まずは「面目ない」「不甲斐ない」という自分の気持ちを認めることが大事です。
これならリスクはありません。誰かに言う必要もありません。
これを認め切るとかなり楽になって具体的に動けます。

また、その周りの人は当事者の「面目ない」という気持ちを理解することも大事です。
責めても仕方がありません。責めたい気持ちもわかりますが好きでこうなったわけでもないのです。

先の事例でもそうですが、そこを労われば非常に好転します。
(そこが難しいのですが)

とはいえ、そのうち状況に対して団結して事に当たれるわけですね。
(まー人間的なぶつかり合いはあるのですがそれも含めての家族とか人生じゃないかと)

後に先の事例の娘さんもぶつかり合うことでかえって良かったと言っておりました。
雨降って地固まるですね。土砂降りの雨かもですが(笑)

助け

★子供の現実逃避も同じこと

さらには子供の現実逃避行動も背景は同じです。
「不甲斐ない」というのが辛すぎて先延ばししてゲームとかに走るわけです。

これは一流企業のキラキラの旦那さんの奥さんの子供がぐれた時の不甲斐なさや悲しさ@地方の社宅
と同じくらいではないかと。

また、公務員さんであれば教育に真剣に何十年も命を捧げてきて皮肉にも不祥事が起きた。
そのくらいの面目なさだと思います。

さて、子供の場合で不甲斐なさの反動の現実逃避タイプは明るいです。
ノリが良かったりもします。

さて、彼らは何が情けないと思っているかと言うと自分に向き合えないからですね。
そもそもどう向き合ったらいいかがわからない。
私とかそんな感じで遠回りをしてきた気がします(笑)

まー誰にも教えてもらって無いので仕方ないとは思いますが。
なので、我々大人が率先して向き合い手本を見せるべきだと思います。
しかし、それが難しい。

どうしてもプライドが出てしまう。
だって頑張ってきたんですよね(笑)
それをまず認めましょう。

ドラえもん   

 

★面目ないと認めると好転する

私は定期的にこの感情を認めるようにしています。
「もっとあれが出来た」「もっとあの時こうしていれば」などと後悔がたくさんあります。
誰だってあるでしょう。

コツは好調でも何かあるはずだと探すことですね。
「大丈夫」でも何かあるだろと探すわけです。そして認める。

そうすると、人間不思議なものでベストを尽くしてきていたことも実感できたりします。
例えば、先の例の奥様も娘さんも旦那さんも明らかにそれぞれがベストを尽くしてきたのです。

そしてそれなりに結果も出ていたわけです。完璧では無かったかもしれない。
でも人間なのだから仕方ないでは無いかと。
そこらへんが実感できると自分が自分の味方になり本来の力が湧いてきたりします。

さらには初心を思い出せるわけです。
例えばTVで問題になっている教育委員会の方達も「みんなに幸せになってもらいたい」
と思ってその仕事をしている。

とはいえ、現実は厳しく様々な事情がありそもそも今のシステムが無理があると言えなくもない。
事情はたくさんある。でも本当は奥底には想いがあるわけですね。
どう見ても適当に仕事を選んだわけではないはずですから。

このタイプの人は元々は努力家で能力もあり明るい方達です。
地に足がついて謙虚に手堅く取り組めば必ず勝てるはずです。
勝つべくして勝つ。

そんな初心が実現できるような世の中だと良いと思います。
絶賛逃避中の子供にそれを求めても難しい(笑)
まずは我々大人の一人一人の取り組みにかかっているのだと思います。

そういう意味では子供の問題行動は「ピンチの顔をしたチャンス」なのだと思います。
親孝行な素晴らしいお子さん達だと言えなくも無いかもしれませんね。

ではまたお会いいたしましょう。
最後までお読みいただき有難う御座いました。

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