こんにちは。早野です。
今日もお読みいただきありがとうございます。
先日ある全日制の高校の先生と
話していて驚いたことをお話します。
関係ない話のようですが
不登校の子にも関係ある話です。。
偏差値50くらいの高校の先生の話を聞いていると、
不登校の子の話を聞いていているようでは
ないかと思ったくらいです。
長いですがブログに転記しますので
読みにくい方はそちらからお願い致します。
★大学入試の激変
最近の大学入試は下記のようになっているそうです。
進路をAからFグループに分けています。
*科目が多い国立はごく一部の人以外は諦めているのが前提です。
Aグループの大学:
早慶MARCHは附属と指定校推薦で半分以上。
その他を総合型選抜と一般選抜で受ける。
私の見たところは総合型選抜は人数が少ないので一般の方が楽。
探求型の選抜などが機能している。
Bグループの大学:明治や早慶の一部の学部。
また日東駒専や産近甲龍。
こちらは比較的に一般入試での合格者が多い。
(昔ながらの一般入試が機能している大学)
早稲田の政経や法、理工は附属や指定校が多く
(ネットで親ガチャが騒がれる由縁)、
教育や社会学部などは一般比率受験の方が明らかに高い。
慶応や立教は非公開(笑)
明治や立命館は一般受験が多いですが、
同志社などは附属や指定校が多いようです。
ただし、一般受験の難易度は昔と変わっておらず
騒ぐほどではありません。
情報化を考えれば
むしろ簡単になっています。
さて「面白い?」のはここからです。
Cグループの大学:
大東亜帝国(帝京とか東海とか)や摂神追桃と呼ばれるグループ。
一般受験を頑張っているフリをしているがほとんどは指定校推薦組。
一般入試「選抜」はかろうじて機能しているが、
かなりの部分が事実上の全入の総合型「選抜」。
以前はAO入試と言われた総合型選抜ですがほぼ全入になりつつあるそう。
Dグループの大学:大東亜帝国の下のグループ。
ほぼ全入。
総合型「選抜」と言いつつ全入で
年内に英語と小論文などの筆記試験をタイプも多い。
なぜならば面接が怖いし面倒だから(笑)
そんなバカなと思われるかもしれませんが、
今は大学入学希望者が60万人で大学の定員が60万人。
(大学や不動産業界はかなりうまくやっていると思います)
さらに、もう偏差値50代前半の高校だと
年内に大学が決まる人の方が多いことが増えています。
早く遊びたいと。
年明けは学校に行きたくないと。
でもプライドは高い。そこそこ名の知れた大学に行きたい。
そしたら、親世代では名の知れた大学が今の時代はかなり入りやすい。
そこで落ちる可能性が無い総合型選抜を受けようなんですね。
偏差値55以下だとそういうメンタリティの子が多いのだとか。
まーみんなが得をしてはいるのですが(笑)
そして、なんと東洋大学が年内入試を始めるそうです。
関西では何年か前にそうなっていたのですが
ついに関東にも来たわけですね。
今後この流れは加速するでしょう。
Eグループ:専門学校(3割):
本当にその道を目指している人と現実逃避的な人に二極化
Fグループ:就職(1割):
社会の荒波にめでたく旅立つ
この流れは人口統計を見れば確実に加速するでしょう。
。
★ここからわかること
今回お話したのは全日制の高校の先生ですが
私はこう思いました。
しばらく悲観的な話が続きますが
後の方で前向きな話になりますのでご勘弁を。
1つ目は
CグループとDグループの大学に
通信制高校の子がかなり「推薦」で行くのだろうなと。
全日制だけでは定員が埋まらないし、
通信高校の推薦の話はよく聞くので間違いないでしょう。
するとこうなります。
通信制高校からそのままボリュームゾーンのままで進んでいくと
意欲に乏しいまま大学に行き
4年後に就活を迎える。
という結末にそれなりの確率でなるであろうと。
理系なら可能性があるでしょうが
文系だと相当に厳しいことになる可能性があります。
ただし、良い大学を選べば大学で鍛えられて
社会に出て行ける可能性があります。
(仮に偏差値が低くても)
これは通信制に行くなと言っているわけではありません。
なんせ全日も一部を除けばあまり変わらないレベルなのですから。
(特に地方)
考えてみれば同じような遺伝子で同じような時代環境なのですから
わかる気もします。
2つ目は
かなりかぶりますが、
学校に行っているが意欲や自信が薄い層と
不登校の子の気質がかなり近い。
例えば、ほぼ全入の総合型選抜(旧AO)を実施する大学の
ターゲット受験生はこんな感じです。
(私の予想ですが)
勉強もしたくないけど、面接も受けたくないし
今は働きたくないし、
専門学校で何をやりたいかもわからないけど、
大学には行っときたい。
でもプライドがあるので
友達にバカにされるようなところは嫌だ。
また、高校によっては就職を選ぶ子も多いそうです。
で、ある高校の先生が人気の秘訣をこう語っておられました。
「高卒で就職してもすぐに辞めてしまうので
相談にのってあげることが大事」。
通信を卒業した子がすぐに就職しても
すぐに辞めるであろうとは僕も思いますが、
全日の子も「やはりそう」だそうです。
(大卒で3割離職と言われてますし、
業界の離職率を見れば計算できるはず)
★ここから分かること その2
さて、どうしたら良いかの話の前に
もう少し状況を見てみましょう。
大学や就職は今の時代はこうなっています。
「あ」グループ:就活を比較的に順調に戦うグループ
学歴フィルターに引っかからずに有名企業に就職できるグループ。
この中でも差が激しいですが少子化もあり、
まあ良いでしょう。
これには理系の学部と文系の上位大学などが当てはまるでしょう。
「い」グループ:学歴フィルターに引っかかるタイプ
大学の有名企業就職率を見るとほぼ苦戦が予想されるグループ。
このグループはいくつかの選択肢があります。
1つは公務員(警官や消防士までも視野に入れて)、教員を目指す。
この大学の生徒はどうやって生きてくんだろうと就職実績を見ると
公務員、教員になる人が多いですね。
大学も宣伝しやすいのですから力を入れてるようですし、
正直これが一番お勧めですが
不登校の子は好む人は少なそうだなと。
2つは手に職をつけることです。
理学療法士、臨床検査技師、看護士、IT、
ものつくり、栄養、建築、整体などなど。
内容によっては合う子が多いとは思います。
自分は「この分野だ」というのを見つけたら勝ちだと思います。
この戦略だと偏差値や知名度が大事なのではなく
偏差値が低いがものすごいその分野では強かったりとか
することがあります。
ファッションだと専門学校のほうが良いのかなと思うこともあります。
3つは就活を早くから頑張ることです。
受験と同じで頑張れば全然可能です。
偏差値50の高校生の話に続いて、
ここで衝撃の実態をご紹介します。
最近のホワイトアカデミーという
就活塾のユーチューブCMを見ていると
こんな感じです。
「お父さん、お母さん。
大学3年生のお子さんは
もう秋ですが就活の準備を何もしていないでしょう。」
「そこで就活も塾にお任せください。
そうすればホワイト企業にお子さんは内定できますよ。」
私にはこのようなCMを流した人の現場感が
手に取るようにわかります。
「何もしてないでしょう」の部分です。
とはいえ、
高い金出して民間の就職予備校に行かせろと
言っているわけではありません。
元不登校の子は行かないでしょうが。
ただし、私は悲観的に考えて大学生の時には就職塾に行っていました。
これはお金がかかりますが
大学によっては就職予備校化していると言われる学校があります。
就職予備校化している学校に行った方が良いでしょう。
「面倒見が良い大学」とか
「入学後に生徒を伸ばしてくれる大学」
と言われている大学です。
こういう大学も生き残りをかけて今後は増えるでしょう。
「面倒見が良い大学」というのは
その反面大変です。
元気学園みたいなものでしょうか。
違うか。大学版の栄東とかかな?
まー、人間いつかは頑張らないといけません。
海外留学したり、資格を取ったり、インターンシップに参加したり
ダブルスクールで経済学部を卒業しつつ
デジタルハリウッドも卒業するとか、
ダブルスクールで文学部を卒業しつつ
海外の大学の学位も取得するとか。
人から「頑張ったね」と言われる経験が必要です。
ちなみに、上位大学の子は
こういうことをやっている子が昔からけっこういる気がします。
なぜならば、
頭がいいから上位大学ではなく
頑張ったから上位大学なのですから。
なので、どうなるかは火を見るよりも明らかでしょう。
私はけっこう有名な大学に受かった子にも
「ダブルスクールしろ」と言っています。
「名の知れた大学」×「自分の好きな分野での手に職(専門性)」
の組み合わせが最高の組み合わせな気がします。
不登校の子はこだわりが強いことが多いので、
ここまで来たいものです。
★さてお得な大学とはどこか??
もはや不登校問題というよりかは
偏差値55以下高校の子の何割か問題という感じですが、
不登校の子の出口戦略としては下記があるでしょう。
1, 専門学校。本当にやりたいことで覚悟があり「良い学校」であることが必要。
あまり当てはまる子はいないでしょう。
「アニメの声優を目指したい」とかだと
「少し話し合おうか」とならざるをえないでしょう。
2, 高卒で働く。これも現実的ではないでしょう。
若いうちの経験としては大いに推奨しますが。
浪人よりは一時的に働く方が良い気もします。
3, 東大や海外の一流大学を目指す。
これはポテンシャルを考えれば充分に可能でしょう。
ただし、全ての人が向いているかというと微妙でしょう。
死ぬ気で頑張るのは大変に美しいことですが、
病む人も出てくるからです。
4,難関大学を目指す。
早慶MARCH関関同立あたりを目指す。
昔に比べれば試験は少子化で簡単になっていると正直思います。
これも充分に現実的です。
附属や推薦が増えていて難化していると言う人もいますが、
私はそうは思いません。
ただし、金持ちかつ親や先生の言うことを素直に聞く子が
圧倒的に有利な社会だとは思います。
(さらに多少のずる賢さや打たれ強さがあれば大吉)
5,お得な大学に行く
偏差値がMARCH以下でも大学で鍛えられる大学に行く。
まずは四工大(芝浦工業、東京都市、工学院、東京電機大)あたりがコスパが良いと思います。
東京都市大などは相当に狙い目だと思います。
千葉工業大学や金沢工業大学あたりも鍛えられると思います。
(ただし研究費は国立が圧倒的で学ぶのは実学ですが)
都市大などは文系入試もあり
入試は文系で大学で理系にチェンジという大学も出てきているようです。
今後はより増えるでしょう。
文系だと東京女子や津田塾あたりも狙い目でしょう。
20年後には無くなっているかもしれませんが
就職と偏差値を比較するとコスパは良いように思います。
学習院女子などは合併しますので
相当にコスパが良いかもしれません。
成蹊や武蔵、専修、東京経済あたりは就活に強めですね。
人数が少なめで「面倒見が良い」とされる大学。
地方だと国立落ちの進学校の子が行く私立大学。
北海学園とか広島修道とか栃木の白鴎大学は高校中退しても
地元で進学校の国立落ちの同級生と同じ学校に行けたりします。
セイコーマートみたいな大学は
ある意味でコスパが良い気もします。
少子化で偏差値は低めでも
強い大学と言うのが生まれていたりします。
まー不登校の子だとプライドが高いので嫌がりますかね。
とはいえ、頑張らない人が増えた世の中なので、
選択肢3や4が普通にコスパが良いと思います。
個人的には3か4をお勧めします。
その上で自分が好きな専門分野を身に着ける。
さらにその好きな専門分野が
需要はあるけど世間の人には人気が無い(供給が少ない)と
笑いが止まらないことになります。
これが不登校の子が
芸能人とかユーチューバーなどで成功する以外の
黄金の成功パターンなように思います。
しかし、これは一朝一夕で成し遂げられることではありません。
また、学校だけに任せられる気もしない。
全日か通信かの議論すらあまり意味が無い気もするくらいですから。
個々のご家庭ごとの努力と戦略が必要なのだと思います。
★不登校化する社会
どこの大学とは言いませんが
就職率を見てみると8割とか7割という数字が並びます。
大東亜帝国と呼ばれる大学群の少し下の大学の一部はこんな感じです。
つまり、2割か3割がニートかフリーターなわけです。
(もしくは大学院か専門学校か)手に職学部が無ければですが。
これは文科省が毎回公表している
中3不登校の5年後の数字と同じです。
私の見たところ
管理型の教育と自由型の教育だと
管理型の教育が大体において勝ちます。
(私は嫌いで本当に残念なことです)
栄東や洗足学園や西大和学園みたいな管理型の学校は東大進学者が伸びています。
一方、偏差値が高くても自由な校風の学校はどうしても実績がふるいません。
(ポテンシャルに対してどうしても不満が残る)
東大に行けばいいわけでもないですが、
中学受験をして管理された寮生活をして大学を行った人と
地方公立で自由に育った人の年収を比較したら
おそらく倍以上の差がつくでしょう。
(幸せかは知りませんが)
ただし、自由型だと天才も生まれるでしょうし
幸福度も高いかもしれません。
管理型だと不満分子がどうしても多くなります。
管理型進学校の在校生のネットの書き込みはひどい(笑)
これを読んでいらっしゃる方であれば、
お子さんが管理型に反発するタイプであることが多いでしょう。
中学受験などで管理型教育に
アレルギーがお子さんに強いかもしれません。
しかし、
うまいバランスのところを
ご家庭ごとに見つけなければならないでしょう。
ではまたお会いいたしましょう。
最後まで聞いていただきありがとうございました。
PS:アエラで夫婦や子供の価値観と中学受験という動画がありました。
いやーそうだなーと。
何事にも通じる話かもしれません。
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