こんにちは。早野です。
今日もお読みいただきありがとうございます。
もうすぐワールドカップですね。
長友が金髪に変身してニュースになっています。
ふとある子がこう言いました(笑)
「長友には生まれ変われるとしても嫌だな」
まー私も年収何億になれるとしても長友にはなりたくはないですね。
(長友さんのほうが嫌だと思いますが 笑)
自分自身でありたいという願望。
たとえ今が辛くても。
というのを不登校の子と話していると感じることがあります。
自分という種を大事にする感覚。
頑固ですがそこらへんに動く秘訣があるわけですね。
今日はそこらへんを考えていきたいと思います。
目次
★着物の先生の娘は着物の仕事をする傾向
元不登校の人と話していると面白いことに気づきます。
着物の先生の娘は紆余曲折を経て着物の仕事をしていたりする。
歴史の先生の息子は紆余曲折を経て歴史関係の仕事をしていたりします。
芸術家の息子は紆余曲折を経て芸術関係の仕事をしていたりします。
だったら理系の大学に行く必要なかっただろと(笑)
早野の父は弁護士を目指していたが挫折して公務員になりました。
「正義を実現したかった」のだそうで私はその影響を受けている気がします。
弁護士は問題が起きてから対処するのだけど心理学は事件が起きる前に対処する。
より近いのではないかと。
不登校でも解決した後にはなんとなくそういうその子の本質が見えたりします。
例えば、大学や学部やバイトがかなり合っているとなんか納得があるのです。
まー「親に感謝です」なんて言っている人は20代や30代でも少なかったりします(笑)
しかし行動面(結果面)から見ると子から親への愛を感じますね。
口や態度がどうであれ。
そこらへんの本質を見るのが大事だと思います。
ということをコーチングの元祖のエリクソン博士が言っています。
こんなお話があります。
★道は本人が知っている
エリクソンの少年時代でアメリカの1940年代の農業地帯での話です。
ある日、エリクソンと友達はよく知らない場所にいました。
すると迷子だと思われる馬が歩いてきました。
その馬はとても扱いにくそうでした。
エリクソンと友達は馬を捕まえました。そして、まず落ち着かせました。
それから、エリクソンは「ぼくはこの馬に乗って、飼い主の家に連れて帰るよ」
と友達に話しました。
友達は「誰の馬か分からないじゃないか、どうするんだ」
エリクソンは「いいから任せておいて」と馬に飛び乗りました。
馬を右回りさせて道路の方に向かせま、
「どうどう」と拍車をかけて道に戻しました。
道を下っていると、馬は時々道からはずれて草を食べようとします。
すると、エリクソンは、「どうどう」と声をかけます。
その道を数マイル下っていくと、馬は向きを変えてある農家の中庭に入って行きました。
農家の人はその音を聞いて出てきたそうです。
そして、エリクソンに向かってこう言ったそうです。
「これはうちの馬じゃないか。君はどうやってうちの馬だってことを知ったんだ。
私は君とは会ったことはないが……。うちの馬であることは知らないはずだ」。
するとエリクソンは、「おっしゃるとおりです。馬をどこに行かせればいいか知りませんでした。
でも、馬が知っていたんです。ぼくは馬にまかせて道を走らせてきただけです」と答えました。
エリクソンは、この話をこう締めくくったそうです。
「これが、コーチングの進め方だと思うよ」と。
★ではなぜニートになる人がいるのか??
しかし「道は本人が知っている」ならば「なんでニートになる人がいるのか?」と聞かれそうですね。
1つは下記で失敗するからですね。
>すると迷子だと思われる馬が歩いてきました。
>その馬はとても扱いにくそうだったそうです。
>そして、まず落ち着かせました。
落ち着けるかどうかなんですね。
不登校では本人も親御さんも周りもパニックです。
そこで落ち着けるかどうか。
パニックというか悪い夢から目を覚ませられるか。
不登校はある種の集団パニック状態ですよね。
渦から出れば簡単なんですが渦の中にいる時は難しい。
もう1つはここです。
>道を下っていると、馬は時々道からはずれて草を食べようとします。
>すると、エリクソンは、「どうどう」と声をかけます。
人間も動物ですから道草をしまくります(笑)
例えば、子供の進路の話をする場面なのに夫婦で喧嘩をしだして子供も参戦してくるとか。
そこに両家の祖父母も参戦してきたりとか(笑)
★「道は本人が知っている」の文化人類学や複雑系科学による学説
そもそも進化はなぜ起きるのか?
だって子供に成長、進化してもらいたいじゃないですか(笑)
こんな学説があります。
進化は人間の内知(暗黙知)が選び取っている。
(参考資料は巻末に添付)
暗黙知というのは経営学とか人類学でよく出てくる用語ですが、
人間は感覚的に進化の道をわかっていて自分で選んでいる、という理論です。
まー誰も言語を話さない中で一人だけ言語を話してもただの変わり者。
誰にも理解されずいじめられてしまいます(笑)
誰も服を着ない中で一人だけ服を着出したら変態。
銭湯で服を着ている人がいたら怒られちゃいます(笑)
人間には本人がなぜか答えを知っているようなところがあるのではないかと。
コーチングでも答えは本人の中にあるとか言いますもんね。
★悩んでいる子は勉強しよう(笑)
現代ではかなり悩ましい問題もけっこう答えが出ていたりします。
なので悩んでいるお子さんから話を聞くとこう思います。
本を読んで勉強すればいいよ、と(笑)
例えば、高校の現代文などは入試問題が人類学とか経済哲学などでその基礎になります。
不登校の本も学術的な本は非常に難解です(あと高い)。
普通の不登校の本は「ゲームを制限する」とか「子供を受容する」とかで具体的すぎます。
そこに強引に合わせられる人は良いのです。でも多くの人はそれはできない。
できても時間が経てばメッキがはがれ落ちる。
でも根本から書いてある本だと難解ですが様々な状況に対応できます。
それが自立ではないでしょうか。
いろいろな実社会の問題も高校の現代文の知識があると理解できます。
あと数学と社会と理科があれば言うこと無しですが。
とはいえ、知識だけではだめで体得というか練習が必要ですが。
車の運転とか料理とかに近いのかもしれません。
勉強する理由がお金のためだと子供はやる気を出しません。
むしろATMのお父さん(やお母さん)を見て「ああなるのか」と(笑)
親が子供を見捨てられないであろうことも見抜いていますし(笑)
未成年だとお金はインセンティブになりづらいわけです。
(欲しいものがある子はまた別。あとバイトは別。)
けっこう身近な問題が意外に勉強することによって解決することができる。
子供はそのことが腑に落ちづらい。
そこらへんがもったいないなと思いますね。
★参考
暗黙知が激変させる時代の到来 ダイアモンドオンライン
(読みづらいので下記の抜粋だけでも良いような)
馬の話 サイボウズ×NPOの働き方
>(抜粋)つまり人間の知の広がりだけではなく、生物の進化すら暗黙知の活動によって行われたと説くのである。
また子供の発言を信頼して良い場合とダメな場合は、
例えば不登校の子に「いつまでダラダラしてると思う?」と質問して、
「そろそろ動けそうな気がします」と言った場合。
下記のような暗黙知の次元のニュアンスであればかなり堅いが上っ面だと怪しい。
そして言った本人も言われたほうもどちらかはわかっていたりします。
>(抜粋)平たく言えば「理由は自分でもはっきりわからないのだけれども、どうもこんなことになっているような気がする」といったとき、
>裏で働いているのが暗黙知(tacit knowing)である。
ここで冒頭の着物の先生の娘がなぜか紆余曲折を経て着物の仕事をしているというところにつながるわけです。
長くてすみません。最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまたお会いいたしましょう。
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