こんにちは。早野です。
今日もお読みいただき有難うございます!!
今日は「子供を褒められない」という悩みと「褒める方法」についてです。
★思い込もうとする弊害
不登校の本を読むと「世界一幸せなお母さん」だと思って子供を褒めましょう、
みたいなアドバイスがあります。
さて、ここで考えてみましょう。
大人が何かを思い込むことははたして可能なのか??
その昔、10年近く前の話ですが、
ある小学生のA君が私のカバンの中身をあさりました。
そして私のノートを出して私をからかいました。
ノートにはこう書かれてました。
「私(早野)は世界一のカウンセラーだ」
今思い出しても恥ずかしい(笑)
そもそも、その子の親は宗教にはまっていてA君はそれに苦しんでいたのでした。
そこで私は思い込むことを断念しました(笑)
太った豚になるなら痩せたソクラテスのほうがマシだ!!
今思うとある意味でその子は恩人でもあります。
★思い込めて信じ込める人は2割以下
テレビに出ている催眠の先生に昔聞いた話です。
催眠にかかるのは被暗示性が高い2割だけ(学術論文によると思い込める人は2割以下)。
その先生が言うには
「早野さん、テレビ番組で催眠にかかるのは盛り上げ役のアイドルかお笑い芸人じゃないですか??MCやアナウンサーの人はかかりませんよ。島田紳助は鶏にならないでしょ。」
「しかもイスから一生立てないとか一生鳥になる人はいないでしょ」
なので、その先生はカウンセリングでは催眠は使ってませんでした。
非常に真面目な先生でした。
なので、100%不登校が解決する方法があるとしても8割の人は実行できないのです。
さらにはその自己催眠は時間が経てば消えていきます。
今思うと恥ずかしいのですが、
私は親御さんに催眠をかければ良いと思った時があったのです。
「あなたは世界一幸せなお母さん(お父さん)。子供を褒める達人です。」みたいな(笑)
で、その先生に「早野さん、魔法はありません。地道にやるのが一番の近道です。」と言われました(芸人にわさびを食べさせている先生にです 笑)
まー私が思い込むのが苦手で自律訓練法もすぐに挫折。(手足が暖かくなるみたいなのも面倒で無理。)信じるよりは考えたほうが良い気がする。
勉強を教えている身としては考えることを推奨したほうが良いはずだと。
子供に勉強しろと言って大人は信じる世界に現実逃避。それは情けないかもと。
結論としては大人が思い込むのは無理だし有害な場合が多いということです。
「私は世界一幸せなお母さん」と思い込んで子供を褒めていたら、
子供に「死ね」と言われたら心が折れる。
それが普通だと思います。別にそれでいいんじゃないかと。
また、そもそも褒めるのが苦手な人が少なくとも3割はいると統計で出ています。
★ではどうすればいいのか???
信じるのをやめて考えればいいのです。
科学的に勉強をする。暗記ではなく理解するというところでしょうか。
信じて上手く行った場合の問題点は再現性が無い。
長嶋監督が「びゅっと球が来たらバンと打つ」と説明してます。
でも普通はそれができない。
保健室の先生みたいなお母さんに「子供はとにかく褒めればいいのよ」と言われても「どこが?」となるのが道理です。
理屈を考えればいいわけです。心理学の歴史(源流)を学べばなぜ子供を褒めろと言われる理由がわかります。理由がわかれば自分でアレンジできます。
上司に〇〇しろと言われてもその背景が分かれば××でも△△でも良いと分かります。
★なぜ褒めると良いのか?褒めるとはなにか?
源流をたどるとミルトンエリクソンという天才精神科医がいました。
で、その人のやり方を研究すると患者を褒めていると(褒めているわけではないのですが褒めているようにも見えなくも無かった)。
とはいえ、彼の患者はガチの病人です。不登校の困った具合とは次元が違います。
彼はなぜ褒められたのか??
それは彼が障害者だったからです。
なんと7つくらいの障害を持っている人だったのです。
言い方は悪いですが障害者や病人がカスだとしたら彼はお医者さんだがさらにカス中のカス。カス勝負では大体勝てる。
理解する、考えるとは分解すると言うことです。
数学でも英語でも古文でも分解します。
褒めるを分解すると、
観察する→本当に褒める点が見つかる→伝える→勇気づけられる
という流れです。
勉強だとうまくいかない時は基本は前のステップに問題があります。
2次方程式が出来ない場合はその前の因数分解に問題があります。
大体は「観察する」に問題があるわけですね。
因数分解も細かく分けられるように「観察する」も分解できます。
観察するを分解するとAがBを観察すると2つに分かれます。
Aの状態が4パターンあるとしてBの状態が4パターンあるとしましょう。
16パターンに分かれます。それぞれのパターンでその後の成り行きが変わっているとしましょう。そしたら視点を変換できれば良いと気づく。
そうすると、
視点の転換をトレーニングしても良いですし、
他人に聞いても良いわけです。
いろいろな人に聞けばいろいろな視点が得られる。
さらには褒めるのも直接、間接と分けられます。
他人に聞いてカンニングした上で
「〇〇さんが××で△△だと褒めてたよ。私はそうは思わないけどね。アハハ。」と言えば、
子供も「俺はこんなにできるんだ」とむきになって反発してきます。
そのほうが子供も自分で自分を勇気づけられて自立につながるかもしれません。
理詰めで理解して笑いの柔軟性の中で成長する。
その昔、私の勉強の先生がこう言いました。
「学歴とかはくだらない。それよりも常に勉強し続ける姿勢を身に着けることが大事だ。」
「仮に三流大学でも常に勉強し挑戦する人はいずれ尊敬されるはずだ。」と。
そんなことが腑に落ちる年齢になったなと感慨深いものがあります。
ありがとうA君!!
ではまたお会いいたしましょう。
最後までお読みいただき有難う御座いました。
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