子供の自信がつく会話の仕方

こんにちは早野です。
今日もお読みいただきありがとうございます。

夏休みの宿題をやらないというお声をよく聞きます。
昔から我々はギリギリ族だったりします。

ギリギリにならないと力が出ない(笑)
今日はそんなギリギリ族が力を出せるための方法についてです。

1 ★都合の良い話
2 ★都合の良い話を現実化する
3 ★勉強がはかどらないA君
4 ★アマゾンでセール中
5 ★メルマガ読者様の声のご紹介の一部

★都合の良い話

さてその昔、
伝説のカウンセラーであるキムバーグ氏にある困り果てた人がこう言いました。

困っている人　「絶望的です。奇跡でも起きなきゃ解決しないです。」
キムバーグ　　「もし奇跡が起きたらどう変わりますか？」

なんとそこから解決したそうです。

さて、似たような話は別にもあります。
少し壮大な話ですが、
人類は人口が増え続けてますが農地はそこまで増えなかった。

昔は５億人くらいの人口だったのが今や８０億人。
農地はせいぜい３割増えただけだそうです。

その状況を憂いた昔の科学者がこう言いました。
「空気中から食べ物でも取り出せない限り解決しないだろう。これは絶望だ。」と。

さて、そしたらなんとなんと空気中から肥料を取り出せてしまい食糧生産が倍増したそうです。
それをハーバーボッシュ法と言うそうです。

高校の無機化学でやる分野で「空気からパンを作る技術」だそうです。
そんなバカな(笑)事実や教科書は小説や映画よりも奇想天外ですね。
人間追い詰められると思いもよらぬ力を発揮するものなようです。

人間、想像できることは大体実現できるのかもしれません。
冒頭のキムバーグさんがそんな会話の仕方をまとめていたのでご紹介しますね。

★都合の良い話を現実化する

この前、小４の女の子の不登校がありました。
お父さん、お母さん、娘ちゃんとお話した時のこと。
学校に行こうとすると気持ち悪くなるそうです。

早野「どうなったらいいですか？」
母　「一人でも頑張れると思ってほしいです」

早野「もしそう思えたら今と何が違いますか？」
父　「一人で学校にも行けると思います」

略

早野「もしかしてMちゃんが一人でできたことってありませんか？」
そしたらいろいろと出てきました。

そろばん教室は一人で行っているとか料理は一人で作れるとか。
以前までは普通に学校に行っていたとか。そろばんでぶたれてやり返したとか。

「おおー出来るやないかー」と。
空気中から肥料を取り出すのに似ていますね。
この場合は自信という肥料ですが。

一度願望を聞いてから「もしかしてそんなことありましたか？」
と聞いてみると面白いと思います。

そしたら「出来るねー」と褒めるポイントがたくさん見つかり、
「挑戦してみようかな」という流れになりますね。

★勉強がはかどらないA君

ある時に勉強がはかどらないA君がいました。

多くの人はたぶん勉強がはかどらないのが普通なんですが(笑)
A君はそれをとても気にしていました。

まー私は「違和感があってもやるならやれよ」という価値観なのですが、
A君は過去の栄光が気になるようでした。

そこでどんな状態が理想なのかを聞いてみました。
その上で「もしかしてそんなことあったか？」と聞いてみました。

そりゃあるに決まっていますよね(笑)
人は今が不幸なのは過去に幸せな状態があったからだったりします。

我々はエアコンが無いと不幸ですが
江戸時代の人はエアコンが無くても不幸ではありません(笑)

A君は過去と現在の違いをいろいろと思いつきました。
覚え方とか机の配置とかにこだわりがあるようで部屋の配置が変わりました(笑)
そして非常に残念ながら今では私よりもはるかに勉強ができる。
さて私は「自己管理は諦めて塾に行って人に管理してもらったら？」とよく言います。
まーほとんどの人は自己管理ができないから学校や会社があるわけです。

しかし、ガンコな子が多い気がします。「人の指図は受けたくない。」という。
（語弊がある言い方ですが本当に多い気がしますｗ）

そんな子が私の勧めどおりに人の指図や管理を受けるようになれば大前進ですし
（人生のレパートリーが一つ増えた。ある意味で普通になった。）
逆にA君のように自分のやり方を研ぎ澄ませればそれも大前進。

他にも２，３パターンありますがいずれにしろ前進。
仮に５パターンも試して全部ダメなら諦めもついてさらに前進(笑)
そこらへんが人間や世の中の面白さですよね。

ではまたお会いいたしましょう。
最後までお読みいただき有難う御座いました。