こんにちは。早野です。

今日もお読みいただきありがとうございます。

 

★「競争社会は嫌だ」という中2病

 

ある子が弁舌たくましく

こう言いました。

 

「人間に序列をつける競争社会。

それは間違っている。

学校には行きたくない。」

 

また別の子は言いました。

「負けて傷つくのがしんどい。

今の世の中は間違っている。」

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★気持ちはわかるけれど

 

私もその気持ちはわかります。

世の中の矛盾は見えます。

 

例えば、福沢諭吉は「人の下に人を作らず」

と言いましたが、

実際には真逆の現実です。

 

きれいごとばかり言う世の中は汚い。

私もそう思います。

 

しかし、その競争社会こそが

文句を言う不登校の子の生活をささえているのも事実。

 

競争の無い社会(例えばソビエトとか昔の中国とか北朝鮮)では

例えばこんなものは生まれないでしょう。

 

例1:YouTubeやスマホ(笑)

圧倒的格差社会の資本主義の総本山の

アメリカのベンチャー企業が生み出したものです。

 

例2:プレイステ 任天堂 ヘッドフォン ゲームパソコン

日米に東アジアの企業の企業間の熾烈な競争の中で

生まれてきたものです。

 

その過程でソニーでもアメリカの企業でも

熾烈な競争でリストラされたり

心を病んだ人も多くいたでしょう。

 

ユーチューブとかを生み出したベンチャー起業家の

3分の1がうつだとか。

 

その仁義なき競争の中で生まれたのが

ゲーム中毒者続出の

オンラインゲームサービスや動画サービスです。

 

さらにはスマホやパソコンの材料の素材は

超絶過酷な低賃金労働に

支えられているという話もあります。

 

まさに血と汗の結晶。

我々はそれで遊んでいるわけですね(笑)

冷静に考えると恐ろしい。

 

その他の競争社会の産物としては

夏でも冬でも快適に過ごせるエアコンに

 

昔に比べれば圧倒的な速度のネット環境に。

枚挙にいとまがありません。

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★知性とは最悪な物の中からましなものを見つけること

 チャーチルだったかがこう言ったそうです。

「知性は悪いものの中から比較的ましなものを探す力」

 

私も競争社会はあまり好きではありません。

しかし、全員平等だと頑張らない人が続出するでしょう。

私を筆頭に(笑)

 

そういう意味では

競争社会を避けるのはいかがなものかと。

 

競争社会が嫌ならば山の中で暮らせばいい。

もしくは北朝鮮などの社会主義国に行けば良い。

 

メリットだけを享受するのは卑怯というものです。

中学生や高校生は卑怯は嫌でしょう(笑)

 

まー別に卑怯でも僕は別に良いのですがw

中2病度合いが低いと「へっへっ~俺は卑怯ですよ~」

みたいに返してくるかもしれません。

 

ただ、アメリカはさすがに

やりすぎかなという気がします。

 

自己破産の原因の上位が

病気になったり

離婚の弁護士費用やリストラされたりだそうで。

 

 

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★黄金の中庸:答えの無い問いに耐える

その昔、どこかのお医者さんの親御さんがこう言ってました。

中庸が大事と。

 

思春期以降で大事なのは

こういうことだと思います。

 

極端に走らずに耐える。

なんせ無意味に間違えるから。

 

答えの無い問いに安易に答えを出さない。

安易なのは良くない。

 

私が好きな小説家で垣根涼介氏がいます。

氏に「室町無頼」という作品があります。

 

室町時代に

10代の少年がぐれるという物語です。

 

純粋がゆえに

世の中の矛盾に我慢ができない。

それ故に道を踏み外す。

 

そんな少年が自分の強みを伸ばし

世に身を立てるという物語です。

 

ドラゴン桜とかと同じ境遇、ストーリーですね。

古今東西ワンパターン。

 

 

 

10代の子に必要なのは

そういうことかと思います。

 

物語の中で和尚さんが少年にこう言います。

「すぐに答えを出そうとするのがあんたの良くないところだ。」

「世の中のことは全てグレーなのにあんたはすぐに白か黒に走る。」

「だから世渡りがうまくいかんのだ。」

 

我々も答えの無い問いに安易に答えを出さずに

我慢強く勝ちを拾っていきましょう。

 

その場の最適解を。

ベストではなくベターなもの。

 

そして最適解を更新し続ける。

それが大事なのかなと。

 

向き合って勝利をつかんだ親御さんやお子さん。

お疲れさまでした。

でもそれも繰り返す波の一部なのかもしれません。

 

ではまたお会いいたしましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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