こんにちは。
「不登校というピンチをチャンスに変える」不登校アドバイザーの早野です。
アイデンティティーの変化とは何か????
不登校問題をおなじみの下記の図をもとに考えてみましょう。
我慢して無理して学校に行くという方法があります。それは意識1%の変化ですね。
水面下では強烈なブレーキがかかっています。
だから玄関で固まってしまいます。。。
お腹を壊してしまいます。。。
それで上手くいくときもありますが残念ながら下策です。
また、長い目で見るとまたつまづくことが多いかもしれません。
一番下のアイデンティティーとは「自分のことを自分でどう思うか?」です。
そのことが人間の人生に一番に大きな影響を与えています。
極端な例ですが例えば、オオカミ人間という人間が昔はインドにいたそうです。
オオカミに育てられたので自分のことをオオカミだと思っていて人間社会には適応出来なかったのですね。
また、例えば狂牛病が起きた時に焼肉屋の社長は売上を心配して夜も眠れないでしょうし、従業員は転職を考えて胃が痛いかもしれません。
一方、マスコミ記者は「とくダネ!いただき」とワクワクして喜ぶかもしれません。
消費者はそれほど関心はなく別の店に行けばいいやと思うかもしれません。
同じ事実があっても「それぞれの立場=自分で自分のことをどう思っているか?」によってエネルギー、イメージ、感情、行動は大きく変わります。
元不登校の子がまたつまづく理由
昨日の記事であげたように元不登校の人がその後につまづくのは環境が変わって行動が変わったもののアイデンティティーが変わっていなかったからです。
「人に愛されない私」とか「どうせ失敗する私」とか「結局は無理して周りに合わせないといけない私」と思っているのです。
それがどこかで噴出するとまた問題が再燃します。
一流大学に入っても一流企業で働いていても起業して成功していてもある時に苦しみます。
私の場合
まず、私の場合を例にあげましょう。
私はアイデンティティーが「価値のない人から愛されない私」でした。
で、それを回避する方法としての行動基準が「ガムシャラに自己犠牲を厭わずに頑張る」だったのです。
結果で人に認めてもらうという生き方だったのです(裏返すと結果が出ないと生きている価値なし。。。)
このアイデンティティーと判断基準、行動基準は小さい頃に出来たのですが、母型の祖父が継母にいじめられたのでものすごい働き者だったのと父が農家の次男でかなりのプレッシャーを父型の成績オール5の祖父から受けていたことが空気として影響したのだと思います。
実際には私は親にも祖父母にもとても愛されていたのですが「ちょっとした誤解」があり、小さい頃に私は上記のように思い込んだようです。
そうなると私の価値の証明としてのサッカーが挫折すれば学校に行きませんし、成績が悪いのは我慢が出来ません。
学歴が低いなどもっての他です(これは祖父の価値観だったのでしたがこの世に存在してはいけない気がしてしまうのです。実際に農家の昔の次男はそんなもんだったようです 笑)
不登校の子でそういう子たくさんいますよね 笑 ??
我々は全く無駄なエネルギーや金や時間を注ぎ込んだものだと思います(本当に涙)
こういうとんでもない「勘違い」や「誤解」をほとんどのケースでしています。
不登校の子が不登校と認めたがらないのもそういうことです。オセロの端を取られたくないのですね。
会社が潰れた社長が自殺するのもそういうことです。(アイデンテティー設定が間違っていたのです。。。)
明石家さんまさんが「誤解ほど怖いものはない」と言っていますがさんまさんは弟が自殺(?)していますからそのことがわかるのだと思います。
誤解が解ければ世界が変わる 笑
私はお母さんから嫌われていると思い込んでいてそのことを怖くて聞けなかったのです。超重要機密のタブーだったのです!!
が、かなり勇気を出して聞いてみると「馬鹿げた誤解だった」ことがわかりました。
そうなると全ての感情、行動が変わりますし、世界が違って見えます 笑。
不登校でもよく「ほめましょう」「共感しましょう」というのがありますがそれもアイデンテティーに働きかけるような褒め方や共感の仕方が大事なのです。
意味がわかりませんよね(笑)難しくなっちゃいましたね。。。すみません。。。
例えば、私の友人は自信が無かったのですが、先生から「君は集中力が偏差値70人間だね」と言われたそうです。
また、何かの本で読んだのですがある親が子に「君は器用だから今日から「鈴木器用だね」」と言われたそうです。
とはいえ、大体が親のアイデンティティーが生きづらいアイデンティティーだからそっちを変えたほうが良い場合が多いですね。
大ベストセラーの「鏡の法則」野口義則著もそういう視点から読むとあーなるほどとわかる部分もあると思いますね。
では、またお会いしましょう!!最後までお読み頂き有難う御座いました。
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