こんにちは。

不登校アドバイザーの早野です。

不登校から高校中退し、

大検取得後に早稲田大学に行き、

今は不登校や発達障害の子や親のカウンセリングや家庭教師をやっています。

今日は不登校の原因についてです。

子供が不登校になると多くの親御さんは原因を考えられると思います。

考えても考えても、

なかなか複雑に様々な要素が絡みあっていて難しい場合が多いと思います。

しかし、私は根本は一つのことだと思っています。

そこで、今日は不登校の原因についてお話しますね。

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不登校の原因は何か???

不登校の原因についてはいろいろと言われています。

子供の繊細すぎる性格や独特の感性に原因を求める説。

発達障害に原因を求める説。

幼い頃の親子関係からくる愛着不安、母子分離不安に原因を求める説。

管理主義的な学校の風土に原因を求める説。

いじめや先生とのトラブルなどの人間関係に原因を求める説。

勉強についていけないなどの学力面に原因を求める説。

体調的な問題に原因を求める説。

私の現場の感覚ですと、

それらはどれもケースによっては当てはまります。

しかし、本当の問題はもう少し奥底にあります。

波紋

不登校の原因は自立する力が低いこと

いきなりですが、

不登校の原因は自立する力が低いことです。

自立する力が高ければ、

たとえ学校に行かなくても親にプランを説明し、

明るい未来に向けて前に進めるはずです。

自立する力が高ければ、

たとえ学校生活でいろいろな問題があっても、

解決・改善して楽しい学校生活が送れるはずです。

自立する力が高ければ、

身体的な問題があっても解決・改善できるはずです。

身体的な問題があっても幸せな人はたくさんいるからです!!!

障害者

不登校の原因である自立する力とは???

ここで勘違いしてほしくないのですが、

実は、自立するとは誰にも頼らないことではありません!!!

むしろ、『人に助けて』と言えることが自立なのです。
(人は誰もが1人では生きられないので)

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冷静に考えれば、親御さんも、

お子さんが『助けてー』と言えれば状況は全然違っていたことに気づくはずです。

学校生活で無理に無理を重ねてダウン、、、

(もっと早く言ってくれれば)

いじめを我慢に我慢を重ねてダウン、、、

(そんな目に合っていたなんて)

ダウン後にプライドが高く部屋に閉じこもり何も言わない子供、、、

いかなる状況であろうと、

人に助けてもらい現状を打破していく。

それが自立なのですね。

全部自分でやろうとするのは孤立であり、

不可能なんですよね。

いますよね。こういうお子さん。

競争社会だとこうなりがちですが。

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自立と依存の違い

ちなみに不登校で困るのは依存しているからです。

 

自立=いろいろな人に助けてと言える。それにより目的を達成できる。

依存=1つしか頼るところがない。

 

学校しか頼るところがないから不登校になるとノタウチ苦しむわけですね。

アルコール依存症の人が酒を取り上げられて苦しむのと同じです。

なんで、学校にしか頼れないかは、

序列意識や様々な価値観が親御さんやお子さんの中にあるのですね。

学校や会社に依存しているから苦しむわけです。

そういう意味では、自営業者のほうが不登校でも苦しみは少ないですね。

参考資料1:助けてくださいと言えた時あなたは自立している

参考資料2:生きる技法

生きる技法

なぜ自立する力が弱いのか???

では、なんで助けてと言えないのでしょうか。

それは『助けてと言う側』と『助けてと言われる側』に問題があります。

まずは、『助ける側=助けてと言われる側』の問題ですね。

不登校の原因は助ける側の力不足に『も』あった。

実は、助けるのにもスキルが必要です。

ためしに不登校のお母さんはランダムにママ友に相談してみてください。

もしママ友が不登校でなければあなたは絶望することが多いはずです。

『あなたが甘やかすから不登校になるのよ(説教)』

『学校に行かなくては子供の将来はどうなるの??(心配、非難)』

とママ友に言われ、悲しくなるはずです。

でも、ママ友には悪気はありません。

むしろ善意から言ってくれているのです!!!

なので、、、助ける側にも能力が必要なのですね。

そして、子供が自立できない=助けてと言えないのは、

助ける側が子供をうんざりさせているからなのです、、、

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助ける側に必要なのは下記のような能力です、、、

○相手の話を自分の思い込みを極力排除して聞く習慣

○相手を理解する習慣(理解不能な場合も)

○相手を『不安でなく』肯定する習慣(どんな状況でも)

○相手に安心な場所を提供する習慣

○相手の要望にのみ応える習慣(自分の考えではなく!!!)

○相手にアドバイスしない習慣(相手を尊重する)

○指示しない習慣(相手を尊重する)

○命令しない習慣(相手を尊重する)

○その人自身が幸せに生きていること

不登校 家族

そして、上記を支えるのは、

親御さん自身がご自身の価値観からどれだけ自由で、

自己肯定感を高く持ち相手に接することが無意識にできるかなのです。

ここで注意が必要なのは下記の方です。

社会で成功している方、

学歴が高い方、

自分に自信がある方、

なのです。

自分は間違っていないと思う人に、

人は『助けて』と言いたくないからです。

つまり、子供の自立の芽を摘んでしまうことになるのですね。

子供が自立するか心配な親御さんは、

ご自身の無意識の習慣が気づかぬうちに、

お子さんの自立の芽を摘んでしまっているのです。。。

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★不登校の原因は助けてと言う側にもある

では、お子さんはなぜ『助けて』と言えないのでしょうか??

1つは助けてと言われる側の力不足にあると説明しました。

例えば、いじめの相談を先生にすると、

『○○君の気のせいだよ(理解不足)』

『○○君にも原因があるよ(非難)』

などと言われることがあると思います。

これではもう相談しなくなるので、

何かあった時(自殺とか犯罪とか)には周りの人は不思議がるばかりです。

また、親御さんにお子さんが学校が辛いと相談しても、

『何バカなこと言っているの。こんないい学校。(自分の勝手な意見)』

という具合です。

それが腑に落ちない方はそこらへんの善意のママ友に相談してみてくださいませ。

で、お子さんはなぜ『助けて』と言えないかですね。

それは自己肯定感が低いことと、

助けてと言うと『下に見られる』『バカにされる』と思っているからです。

人にダメな人間と思われないように、

人に遅れないように、

人から変なヤツだと思わないように、

心配をかけないように、

ビクビクして生きているのが我々現代人なのです。

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不登校の原因は競争意識

さて、いよいよ本題ですが、

不登校の原因は競争意識です。

子供は競争意識があるから、

人に助けてと言えません。

本音を言えません。

周りに合わせて周りの人気を得ようとします。

だから、疲れてしまいます。。。

だから、未来に希望を持てません。。。

競争意識の反対は自己肯定感や自己受容ですね。

親御さんもなんで愛着に問題のある子育てをしてしまうかというと、

それは競争意識にあります。

別の言葉を使うと分離不安意識ですね。

こんなことではこの子は社会でやっていけないと、

駆り立てられていてお子さんを疲弊させてしまっているのですね。

ある種の現代病なんですね。

文明国でない国々や昔の日本にはこういう分離不安とか競争不安は無いことがわかっています。

もちろんどちらが良いとは言い難いんですがね。

不登校 SOS

不登校の原因に対する対策 その1

では、どうすれば良いでしょうか???

それは、1つは感じる力を磨くことです。

子供の言葉や行動を見て『感じる』。

それが子供の自立につながります。

間違っても、

アドバイスしてはいけませんし、

指示してはいけません。

それは考えているからです。

そして、考えると常に『自分は正しい』という罠にはまるので、

子供を理解できないのです。

不登校 やってはいけないこと

あなたが感じる力を磨けば子供は助けてと言えます。

それ以前に『助けて』とすでに気づかない形で言っているのです。

それをキャッチすれば解決に向かい、

子供の自立につながります。

*実は感じるというのは競争意識、分離不安意識の反対の脳を使っているのです。

燃えよドラゴンのように、

『考えるな 感じろ』なんですね。

感じる力を高めるのは有効なのはマインドフルネスです。

無料のアプリをダウンロードしてやられてみてくださいね。

マインドフルネスについての記事1

マインドフルネスについての記事2

不登校 タンポポ

また、人に話を受容してもらうことです。

インナーチャイルドを癒すのもとても有効です。

もしくは、自分の好きな活動をすることです。

歌でもダンスでも創作活動でも何でも良いです。

不登校の子がこういった活動をするとなぜ改善するのか、

わかると思います!!

親も子も好きなことを楽しまれると良いかと思います!!

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不登校の原因に対する対策 その2

もう1つは助ける習慣を持つことです。

不登校を克服した親御さんにお会いすると、

みなさん人を助けているという共通点があります。

動物を助けているという方もいらっしゃいます。

モノなどを気軽に貸してくれるということもあります。

実際には助ける活動をしていなくても人助けを好むのです。

というのも、損得は考えの領域であり、

助けてあげたいなというのは感じる領域なんです。

で、子供に自立してもらう=助けてと言える人になってもらうには、

親御さんが助ける達人になる必要があったのです。

これは重複しますが、

競争意識・分離不安意識の真逆の意識習慣なんですね。

また、うつ病に一番良いのは運動と人助けだと言われています。

家の中を良くするのに人助けはいろいろな側面から良いのですね。

なので、不登校対策としては、

何か身の回りの簡単なことから人でも動物でも助けてあげると良いと思います。

 

もしくは、人に助けてもらう中で助ける感覚を身につけるということでしょうか。

なので、親御さんがまず人に助けてもらうのが一番良いのですね!!

 

まとめ:不登校の原因と対策

不登校の原因は競争意識、不安意識にあります。

それとは逆の意識状態になる必要があります。

対策は具体的には2つです。

1つは感じる力を磨くこと、です。

マインドフルネス、(無料アプリがありますのでどうぞ)

人に受容してもらう、(カウンセラーや友人に相談)

インナーチャイルドを癒す、

好きな活動をする、(ギター、カラオケ、裁縫、料理などなど)

などをされてみると良いと思います。

2つめは助ける習慣を持つこと、です。

人助けでも動物を助けるでも何でも良いと思います。

親御さん自身が人に助けてもらう習慣と感覚を持つのでも良いです。

ぜひやられてみてくださいね。

今日は以上となります。

最後までお読みいただき誠に有難う御座いました。

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うちの息子にも間接的ですがかなり届いています。

 

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