もしも私が大検に落ちていたら？？？ガミガミ怒るお母さんの事例から考える

こんにちは。早野です。

今日もお読みいただき有難う御座います。

最近、ご飯の美味しさがわかるようになって私は幸せです。

いえ、昔コンサルタントの時に職人から新商品を味見させられて、
（パンに米にスィートポテトに鰻に寿司に味噌に雑貨に、、、）

仕方なく「うーん美味しいですね」と適当に返事をして、

部下から「早野さんは情けない人ですね（文字通りの意味で情が無いと）」と言われるような人間だったのでですね、、、

1 ★親が悪いの？？？
2 ★人間は環境との相互作用の産物
3 ★なるべく良い循環を
4 ★お便りのご紹介
5 ★記事のご紹介
6 ★メルマガ読者様の声のご紹介の一部

★親が悪いの？？？

さて、よく「親が悪いのでしょうか？？」と聞かれることがあります。

親が変わらないといけない＝親が悪い、という解釈なのだと思います。

が、当たり前の話ですが、、、

親が「悪い」わけではありません。

そもそも物事は単純な原因→結果で成り立っているわけではなく、

円環的です。

例えば、ガミガミ怒るお母さんがいるとして、

逆の角度から見ると、

怒るような行動をする腕白な男の子がいるからお母さんもガミガミ言っているという側面もあります。

ガミガミ怒る→反発→ガミガミ怒る→さらに反発→この子は病気じゃないかと思う、

というサイクルなわけです。

原因→結果というよりは、

何らかの循環があるという感じですね。

鶏が先なのか卵が先なのかは誰にもわかりません、、、

で、この悪循環の場合に抜け出るには、

お母さんからすればガミガミ言わないでお子さんの良いところを見つけるとかが１つの方法かもしれませんし、

お子さんからすればガミガミ言われない子を演じるとかの方法があるかもしれません。

なので、お子さんから直接相談を受ければ「君が変わらないといけませんね」とかなり遠回しに私は言っています。（度合いはまちまちですが）

「親が悪い」「子供が悪い」ではなく、

単純に自然現象としてのシステムが有り、

それに人間が勝手に悪循環とか好循環とかの解釈をしているだけなんですね。

サラリーマンのお父さんは知っているかもしれませんがシステムシンキングと言われる分野の冷めた物の見方です。

で、その循環の中にいて相談してくるのは不登校の場合は親が圧倒的に多いので、

よく「親が変わらなければ」と言われるわけです。（これはある種の物理数学的な現象で悪気は無いわけですが申し訳なく思う時もあるわけです）

で、子供からの不登校の相談が圧倒的に多ければまーあれですが、

まーそもそも見ず知らずの他人に相談できるくらいであればまーですね、、、

★人間は環境との相互作用の産物

円環的に考えると人間には性格があるかというと無いようなものだったりします。（あると言えばある）

例えば、先程のガミガミ言うお母さんも別にそれが性格ではなく、

超絶な極論ですが腕白のお子さんが性転換手術をして大人しい女の子になればお母さんもガミガミ言わないかもしれません（笑）

人間は環境の産物で、

部長になれば振る舞いが変わりますし、

教師になれば振る舞いが変わります。

性格はパーソナリティー（ペルソナ　仮面）とも言われるくらいです。

部長も威張っている性格ではなくリストラされて就活をすればすぐに丁寧な性格になるでしょう（別人だと思いますよ　笑）

社長の前と取引先の前と幼稚園児の前でキャラクターも全然違うはずです（良い悪いではなく）

パワハラ気味だったりお酒のみだったりお父さんも子供が不登校になると変わったりします（笑）

人間は周りから影響を受ける生き物でひょんなことで変わります。

例えば、私は小６の時に同じポジションの選手がなぜかサッカーから剣道に転向し、

私がチームで一番うまくなったので、

子供社会での地位が急上昇し、

それによって自信満々になりました。

もし彼があの時に剣道に転校していなければ私はもっと大人しかったかもしれません。（生意気ではなかったかもしれません　笑）

となると、親や周りとの関係も全然よく人間的にも成長して、

勉強ももっと出来たかもしれません（笑）

逆に私が剣道に転向していれば悪い友達の影響も受けず（サッカー部は悪い子が多かった）、

クラスでも目立たず堅実な人生を送ったかもしれません。

そうすれば不登校にもならず高校も辞めずこんなメルマガは書いていないかもしれません（もっと堅実で楽な仕事をしているかも、、、笑）

また、例えば大学入学資格検定で家庭科のテストを落としていれば今とは全く違う人生であったと思います。

なんせ合格点が４０点で私の点が４２点でしたからね（僅差でした笑）

で、もしあの時に大検に落ちていたら、

もしかしたらそれを非常に反省して堅実な人生を歩んでいたかもしれません。

私は大学に合格して傲慢になってしまったところがありますが大検に落ちていればそれも無かったでしょう。

そうすると、今の仕事もしていなく今頃はもっと楽な仕事をしているかもしれません（しつこいか　笑）

まさに人生万事塞翁が馬ですね。

もしかしたら大検に落ちたほうが良かったかもしれない（笑）

逆に大検で落ちていれば受験はもう１年先になるのでダラダラ遊んだりして勉強は一切しなかったかもしれません（しなかったでしょう　笑）

で、それに親が耐えきれずブチギレて私もブチギレて大事件になっていたかもしれません（笑）

また、高校を辞めた時にご近所に大検から大学に行った子がいましたが、

その子がいなければ私は大学に行こうとは思わなかったかもしれません（笑）

こう考えると、意外に小さいことが大きく影響をしていて、

本人の性格もある程度ありますが、

周りとの相互作用の影響が大きい部分もあると言えないでしょうか？？？

また、いろいろと考えてみると不登校や今のいろいろな悩みも「人生万事塞翁が馬」と思えるのではないでしょうか？？？

「人生万事塞翁が馬」はなかなか良いお話ですね。

https://mugikiri.exblog.jp/8100734/

まー、良いことにも悪い側面がありますし、

悪いことにも良い側面があります。

★なるべく良い循環を

もし今が「悪い」とすればそういう循環があるので、

いかに良い相互作用の循環を起こせるかを私は考えています。

例えば、不登校でも大人になってテレビの中で活躍している人はたくさんいるという情報などは良い循環を起こすと思います。

逆に殺人事件などをマスコミが大々的に報じるのは親や子の体調を悪化させるでしょう。

ニュース見る→気分悪化→体調も悪化→親子関係も悪化→さらに体調悪化→気分もさらに悪化

→さらに子供の状態の悪化→親の状態もそれを見てさらに悪化→家庭内暴力→警察呼ぶ→近所の噂→さらに、、、　みたいな（笑）

（笑）じゃないか、、、

まー、不登校から芸能人になるのも犯罪者になるのも確率的には低いですが、

影響は意外に大きいわけです、、、

別の例では、

例えば、子供に「あなたのせいで夫婦関係も悪くなったわよ」と責めれば悪循環です。

不登校→夫婦関係悪化→子供はそれを見てさらに落ち込む→さらに夫婦関係悪化→子供はもう死んでやると言う→さらに悪化

しかし、

不登校になったことの良いところを見つけて

例えば「あなたのおかげでお父さんのお酒の量が減ったわよ」とか「おかげで夫婦の絆が固くなったわ」と言えば、

不登校→夫婦仲良くなる→子供は自分のおかげでというのを実感してうれしい→自己肯定感や自己効力感上がる→何かやってみようかと思う

みたいな良い循環になるかもしれません。

ネガティブなことのほうが気になるのは人情ですが、

良いことを探してみると良いかもしれませんね。

まーそんな気分でも無ければ焼き肉でもケーキでも食べてください。

★お便りのご紹介

＞私はもともとは明るい性格で早野さんの書く文章が大好きです。

＞自分でいうのもなんですが息子の不登校問題は私の人生設計の中には全くありませんでした。

＞本当に晴天の霹靂です。

＞１年経った今でも胸が痛いです。

＞いつ、何をしていても心がぱーっと晴れることはありません。

＞悪い夢を見ているのではないかと思ったりもします。

＞起きて＜あ～夢だったんだ、良かった！！と思えたらどんなにいいだろうとよく思います。

＞苦しみの中でも早野さんにメルマガは救いです。

＞昼間にメルマガが入っていれば会社のトイレで読んだりして、

＞なんとか生きながらえています。