こんにちは。
早野です。
今日は親の会に参加したお母さんの声をご紹介します。
正しいとか間違っているとか、
良い悪いとか賛成とか反対とか、
『自分にはそうはできないな』でなく、
『そうなんだなー』とただただ受けとめていただくと良いかと思います。
親の会に参加して
久しぶりに親の会に参加しました。
不登校の親の会は「親が子供をいかに動かして学校に戻すかという手段を相談する場」のような気がして違和感を持ったことがあり少し距離を置いていましたが、
自分の精神状態が落ち着いてきたこともあり、何か得るものがあるような気がして参加を決意しました。
そこで感じることがあったため、まとめてみました。
参加は数人でしたが、さまざまな状態の方々がいました。
今の状態を否定する人、子供の反応に揺れ動く人、葛藤しながらも受容して粛々と対応している人、ほぼ解決して静かに見守っている人など。
そして、どんな局面でも毎日の子供の状況の変化に伴って親の精神状態もめまぐるしく変化せざるを得ないことを改めて痛感しました。
エリザベス・キュブラー=ロスの「死の受容の5段階プロセス」
何だかこの感じはどこかで聞いたことがある、と気付きました。
学生時代に習った、エリザベス・キュブラー=ロスの「死の受容の5段階プロセス」です。
不登校を死に例えるとはお正月から縁起でもありませんが、否定→怒り→取引→抑うつ→受容というプロセスと類似の精神状態が、不登校の当事者である親子に起こっているのではないかと考えました。
不登校とは、子供に対する親の期待をいったん「死」に持ち込み、幼児期の親子関係(上下関係)を破壊して新たな関係性(水平な関係)を生み出すために必要な試練なのかもしれません。
最初、子供はまさか自分が、親はまさか自分の子供が不登校になるとは信じられないと考えます。
最初は1日だけ休めば行けるだろうと思い、それがいつの間にか数日、数か月となり、なすすべもないまま不登校の闇に陥ります。あんなに明るくていい子だったのに、こんなことになるとは全く想像できなかったと考えます。
こんなはずはないと「否定」の感情でいっぱいになります。
子供は学校へ行きたいのに行けない自分に腹が立ち、状況を理解してくれない親や先生にも腹が立ち、親もそんな子供に腹が立ち、お互いに「怒り」の状況になります。
暴力を受け、会話もできず悲しくて泣いた過去の日々を思い出しました。
この状況を打開しようと、親はあれこれ学び始めます。
あらゆる方法を使い、多くの人に相談し、解決を目指します。
この人ならと思う相談相手を見つけ、その人の言うとおりに動き、以前のように学校へ行くという結果を期待して最善を尽くします。「取引」の段階です。
子供は、親がいろいろ手を尽くしてくれているのに結果が出ず、自分に対して罪悪感を持ち始めます。
学校に行けなくてごめんなさい、大好きな親を悲しませてごめんなさい、もう自分はダメな人間だ、負け組だ、生きている価値がない、と「抑うつ」の状態になります。
親も、八方手を尽くしても学校に行かない子供に絶望し、自分の子育てが間違っていた、配偶者の対応が悪いなどと自分たちを責め始めます。
親は常に子供に期待しています
そもそも、親は常に子供に期待しています。
何を期待しているのでしょうか。
勉強すること、いい成績をとること、いい学校に行くこと、運動すること、何事にも積極的に取り組むこと、友達と仲良くすること、家の手伝いをすること。
そういう子供を見ていると、親は安心します。
自分たち家族に人並みの幸せがやってくるような気がするからです。
ゲームはダメです。
スマホもダメです。
だらだらするのもダメです。
親が不安になるからです。
子供にかけるお金や労力についても、最大のコストパフォーマンスを求めます。
これだけ月謝を払っているのだから、見返りがないと困る。
お小遣いをあげているのだから、ためになる用途につかってくれないと。
親が毎日必死に働いて得たお金だから、大切にしろ。
こんなに毎日苦労して食事を作ってあげているのに、なんで残すの?栄養をしっかりとらないと学校に行く体力もつかない。
不登校でも学校と連絡を取り続けていて、毎日心はボロボロ、どうしてくれるの?
口では「学校にいくかどうかはあなたが決めること」「行きたくなければ行かなくてもいい」と言っていても、子供は言葉の裏の期待をひしひしと感じ続けます。
親が望むことをすると親の機嫌がいい。
望まないことをすると不安な表情をする。
子供の態度や言葉に親が動じていることを敏感に察知します。
親が安心したいだけということはバレバレです。
月日の経過とともにこれまでの親の期待は、いったん全部殺されます。
なぜなら、子供の命だけが何よりも一番大切だということに気付くからです。
それに気付けば不登校はほとんど解決したと同然と思います。
「受容」です。
親バカのススメ
親にとってどんなにひどい状態に見える不登校やひきこもりの時期も、子供の人生の大切な1ページです。
子供の人生は生まれた時からずっと同じ価値で継続しています。
良いとか悪いとか評価するのは子供に対して人間として失礼なことだと思います。
何が良くて何が悪いのかは誰にもわからないし、もし評価できたとしても、それをするのは最終的には子供自身ではないでしょうか。
親の評価や安心感は、子供の人生の参考にはなりません。
不登校やひきこもりは、人生について自分で考え自分で切り開くために考える貴重な時間だと思います。
ゲーム三昧・スマホ三昧は見た目だけで、多くの時間は自分と向き合っています。
感性の鋭い若い時期に自分と向き合うことで、これからの人生がより豊かなものになるのです。
不登校を選んだ子供たちは、周囲の慌ただしい状況に流されずに、自分とは何か、どこに向かっているのかを考える重要性に気付いた素晴らしい人物です。
その点はもっと親バカになっていいと思います。
ママ友にも、近所の人たちにも自慢しましょう。
その我が家の誇らしい子供が自ら選んで苦しみながら生きていることに、これからも敬意と誠意を持って対応し支援していきたいと思います。
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