こんにちは。

「不登校というピンチをチャンスに変える」不登校カウンセラー&家庭教師の早野です。

最近、不登校から勉強を再開したという子が何人かいて、人それぞれ疑問に思うところって違って人間てやっぱり面白いなと思う今日この頃です。

今日はピンチをチャンスに変えた事例を二つほどご紹介したいと思います。ちょっと違った目で世界を見ていただきたいのですね。

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10代身障者起業家の和佐大輔氏

和佐大輔さんは下半身不随の重度の身体障害者です。14歳の時に海に飛び込んだ時に顎を強打してしまい、下半身不随になってしまったそうです。

同じように遊んでいた同級生達はみんな無事で和佐さんだけ大怪我なのでかなり運が悪いと思います。

車椅子生活を余儀なくされ、鉛筆で字を書くことも出来ない状態になってしまいました。

不登校どころの絶望感ではないですよね。。。

しかし、和佐さんはそこから自立を目指し、ネット起業家になったのでした。手でタイピング出来ないので、代わりに割り箸を口でくわえてタイプするという離れ業でネットの世界で事業を始めたのです。

そして、17歳の時に1億円を稼いだという。和佐大輔はネット起業家の世界では伝説的な人物である。

コメント

不登校の子でこれはすげーんじゃねーのとか親よりも稼いでいるという子は意外にけっこう存在します。。。

学校や会社という場所は人を成長させる場所であると同時に成長を制限する場所でもあるからです。

例えば、勉強でも高校に普通に行くよりも専門の塾に行ったほうが短時間で成績を向上させることが出来ます。費用はかかりますが。

学校に行く必要が無いというわけではなく、物事にはいろいろな側面があるということですね。ここらへんは「心を無にして」見てください。

そしてどんな人の中にもピンチをチャンスに変える要素はあるのだと思います。さすがにこの和佐さんよりも苦しい状況の方は少ないはずですから。

ミルトン・エリクソン

ミルトン・エリクソンはアメリカの天才セラピストで、伝説的な逸話がたくさんある方です。心に携わる人間にとっての長嶋茂雄や松下幸之助みたいなもんですかね(古いか)。

ミルトン・エリクソン氏はかなりの苦労人です。なんと彼は17歳の時にポリオで目を除く全身が麻痺したそうです。

先ほどの和佐さん以上のダメージですね。なんせ、17歳の時に目を除く「全身が麻痺」したのですから。他に色覚異常、失音楽症(音楽が理解できない)、失読症があったそうです。やばいですね。

さて、全身が麻痺してしまったエリクソンさんは暇すぎてやることが無いのでひたすら周りを観察していたそうです。

そして、観察している間に自分のポリオを治す方法を見抜き、ポリオを治してしまったそうです。

その間に磨かれた観察力はすさまじくその観察力を活かして数々の伝説的な解決をしたそうです。

観察力がどれほどすさまじいかというと目の前の人の脈拍数を当てることが出来たそうですし、目の前の人が妊娠したかどうかもわかったそうです。。。

彼の障害が彼の才能を開花させたのですね。そして彼のやり方を研究した弟子達がNLPや催眠療法、SFA、家族療法などを体系化していったのでした。つまり、現代心理学の祖とも言えるのがミルトン・エリクソンですね。

彼の障害が才能に変わって多くの人を救ったのですね。

コメント

私もスケールは違いますが似たような経験があります。高校中退したから超効率的な受験勉強法に出会ったのですし、対人恐怖症になったから観察力がついて仕事にそれが役に立ったのでした。

私は対人恐怖症になったことには感謝しても感謝しきれません。下記が感謝していることです。

①自分と同じような人を救いたいという夢や生き甲斐を与えてくれた。

②わけがわからない問題を解決するために勉強をして考え抜いた。頭を柔軟に賢くしてくれた。

③傲慢な人間から人の痛みがわかる人間にしてくれた。

④打たれ強い人間にしてくれた。粘り強い人間にしてくれた。

⑤かなり遠くまで連れてきてくれた。

よくチャンスはピンチの顔をしてやってくると言います。もしかしたらあなたの身の回りの問題もピンチの顔をしたチャンスなのかもしれませんよ。

そして、いつか今の辛いことに感謝ができる日がくるかもしれませんね。

では、またお会いしましょう。

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