不登校やひきこもりの真の原因
不登校になりようのない考え方を身に着けるには、間違った考え方をまずは追放することが重要だとここ何回か言っています。
そして、間違った考え方は常識であり学校で推奨されることであり、正しいことであるように見えるので、今まで問題視されてこなかった。だから犯人が見つからなかったという話をしました。
うつ病(予備軍も含め)1,000万人、ひきこもり150万人、不登校20万人。
解決しないのは金田一少年の事件簿と一緒で疑われることがない黒幕が犯人だったからです。まさに完全犯罪!!
性格や家庭環境、何らかの事件は表面上の原因であって真犯人ではないのです。
なので、不登校の子に原因を聞いてもいまいちわからないのは、日本の社会問題を解決するくらいのノーベル賞級の発明の説明(うつ1000万人、ひきこもり150万人、不登校20万人)を中学生や高校生に期待するくらい無謀なことだからでした。
中学生や高校生はまだ大人ほど自己分析能力がないのも原因ですが、例えばうつの大人になぜうつなんですか??と聞いて納得のいく説明が返ってくることがないくらい難しいのです。
離婚する大人に原因は何ですか??と聞いても表面的な理由を言うばかりで解決しそうな感じがしないのも同じことです。
いじめがなくならないのも同じことです。
さて、追放すべき第一の考え方は『なるべく多くの人に好かれて認められなければならない』でしたね。どう見ても正しい気がしますが、実は危険な考え方であります。
第二の追放すべき考え方は『失敗や落ち度があれば落ち込まなくてはならない』でしたね。これも危険な考え方です。
さて、今回提示させていただく考え方は、親子関係、夫婦関係、友達関係を破たんさせる真犯人なので、ぜひ退治しましょう。戦争を起こしている犯人でもあります。
関係が破綻するのはあなたが悪いわけでもけっしてあいつが悪いわけでもないんですよ。。
他人を変えたくなる、という誘惑。他人の言動にいらいらする。
『他人は私の行動基準に従って行動すべきだ』
『他人は私の希望通りに変わるべきだ』
不登校の方の家庭を観察すると、親子関係か夫婦関係かどちらかがよくないことが多い(私もそうでした。。)
それは別に家庭内の誰かが悪意があるわけでも、家庭内の誰かの正確に問題がわるわけでもありません。
ただ、罠にはまってしまっているだけです。
よく親が変わらないとと言われますが、それは親が悪いわけではなく、常識やごく普通の人間心理という罠から抜け出ないとという意味です。
今までこりゃひでーという親御さんに会ったことがありません。どちらかという尊敬するところが多かったのです。
ただ、罠から抜け出れていないだけです。ある意味、被害者なのです。
さて、関係が悪化する原因は以下の2つの考え方、普通の人間心理です。
『他人は私の行動基準に従って行動すべきだ』
『他人は私の希望通りに変わるべきだ』
あなたも思い当たる節はありませんか??
私は山のようにあります。。
なぜ人を変えようとすると関係が悪化するのか??
自分の行動基準に従い相手を変えようとする。
それのどこに問題があるのか??
行動基準は人それぞれでみなそれぞれ自分が正しいと思っていて、とくにこれが正しいというものがないからです。
相手はこれが正しいと思っているのに、別の行動基準を強制される。もはや味方ではなく敵ですね。
一番の味方でいてほしいのに腹立たしいことですね。
家庭の話だと悲しくなるので、アメリカとイスラム諸国の例をあげて説明しましょう。
アメリカはキリスト教と民主主義が正しいと思っていて、イスラム諸国はイスラム教が正しいと思っている。
しかし、キリスト教と民主主義を強制される。
あげくは核兵器をアメリカは持つけど、君たちはテロの恐れがあるから持ってはダメだ。。
もう一つ例をあげましょう。
日本はその昔、韓国と北朝鮮を支配していました。
韓国に東大の次に大学を作ってあげたし、電力会社を作るなど多額のインフラ投資をしたり、医療を整備してあげたりして貧しかった朝鮮を豊かにしてあげました。
日本は経済的には赤字だったそうです。
しかし、創氏改名をしてしまった。。また、たまにぶん殴ったりしていたようです(あの当時はぶん殴ることが今ほど問題ではなかったので)。
それが原因で経済的に豊かにしてあげたのにいまだに恨まれています。
なんか悲しい話ですね。
家庭内や別の組織内で似たようなことをよかれと思ってやっているんですね。
人の考えや気持ちを尊重して、ありのままに受容する
人(子供や夫)の考えや気持ちを尊重して、ありのままに受容する。
それが大事です。
そうすると不登校は解決しないじゃないか!!と思われるかもしれません。
しかし、敵ではなく味方になることができます。変えようとした瞬間に敵になります。
子供には子供のなるほどという言い分があり、中学生にもなれば大人が聞いてもなるほどという感じなのです。
良くも悪くもお前馬鹿だなーということは一度としてありませんでした。
そうすれば、子供一人で悩むよりも圧倒的に解決しやすいのです。
ただ待つのではなく、ありのままに受容する。そして二人三脚でゴールを目指す。
まずは、味方になり、解決を目指すという二段構えが解決の秘訣です。
一本の矢はたやすく折れますが、3本の矢は折れないのです。
お父さん、お母さん、子供。3人が一致団結していて折れることはありません。
不登校の原因は子供が弱いのではなく、団結が弱かったのです。
中国地方の方はすぐにお分かりになると思いますが、さすがは毛利元就ですね。
『他人は私の行動基準に従って行動すべきだ』
『他人は私の希望通りに変わるべきだ』
という考え方を追放しましょう。なんせ、どちらの行動基準が正しいか誰にも答えを出せないのですから。
しかし、自分が正しいということの間違いに気づくのは至難の業ですので、また今度説明しますね。とりあえず相手も正しいと思っているということは間違いないと思います。
では、またお会いしましょう。
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