こんにちは早野です。今日もお読みいただき有難う御座います。
今日のテーマは「子供の将来を分けるもの」についてです。

★知識があったかどうか

先日コロンビアのジャングルで40日間生き延びた子供たち4人がニュースになってました。

過酷なジャングルで幼子をかかえながら生き延びた13歳の少女がいる。
かと思えば、日本のコンクリートジャングルを生き延びられない中学生や高校生が大量にいるわけですね。

その違いは何でしょうか??
いくつかの記事を見るとこんな箇所が出てきます。

>きょうだい4人は、アマゾン地域の先住民が使うキャッサバ粉を食べて生き延びていた。
>ペトロ大統領は、「先住民の家族から学んだことと、ジャングルの中で生きる術を身に着けていたことが、彼らを救った」と称賛した。

また、

>とりわけ重要な役割を果たしたのが、13歳の長女だ。
>彼女は祖母から教わった知識をもとに、ジャングルの中のどの果物が食べられるか見分け、

>飲める水を探し、危険な植物や動物を避けて、下の子たちを導いたと、
>英紙「ガーディアン」は報じている。

13歳の子には生きていくための知識があったのですね。
これが生死を分けたようです。
これは不登校の仕事をしていて痛感していることでもあります。

重要

★生きていく力はどう身につくのか

人間は知らないことは出来ません。
コンビニのレジだって先輩や上司に教わらないと出来ません。
2次方程式も0から考えろと言われたら出来ないでしょう。

なので、子供には、
「現実」について教えてあげる必要があります。
現代のコンクリートジャングルを生き抜くための知識をですね。

昭和だと家が商売や農家をやっていて手伝わされたり、
空き地で大人数で遊んだりと学ぶ機会がありました。
しかし、現代ではそうもいかなくなりました。

まず「他人は自分には全く興味が無い」ということも教えてあげなければいけません。
不登校の子はそのことがわかっていない子が多くいます。

私はそのことがわかっていなかったのです(笑)
そのせいで苦労しました。

優しいお父さんやお母さんだと子供は「世の中も平和で平等で自由」だと錯覚してしまったりします。
言うまでもなく世の中は平和でも平等でもありません。

免疫が無い子供だとひとたまりも無い、
という場面をたくさん見てきました。

アフリカの親が子供に「川にはワニがいるし草原にはライオンがいる」と教えるように、
会社でパワハラされてそれをどうかわしたかなども経験談として教えてあげないといけません。
会社でとんでもないミスをしてそれをどうリカバリーしたかなども教えてあげないといけません。

教わっている人は過去問の事例を参考にしてクリアしていく確率が高いです。
しかし、教わっていない子は自力で二次方程式の公式を考えないといけません。
無理ゲーというものですね。

私は地獄から復活しましたが「自力で復活できるのはたぶん5%くらいだろう」とその時に思いました。
なのでこの仕事を今しているわけですが。

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★ネットの親ガチャ論や無理ゲー論とジャングルから生還した13歳少女をつなぐもの

さて、最近のユーチューブやSNSを見ていると10代の子は意外にかなり教えてもらいたがっています。
我々、社会の一線で熾烈な戦いを繰り広げる中高年から教わりたがっているのです。

大人気のひろゆきは「普通に勉強して大学に行きなさい」とゆたぽんを酷評しています。
他にも岡田斗司夫などは「アニメで食っていきたい」ですみたいな高校生の相談に
「まず大学に行ってその後にそういう業界に行っても良いかもね」

と現実的なアドバイスをします。
SNSでも親からあることを教わった子と教わっていない子でその後の人生に大きな差が生まれるみたいな投稿が多いです。

例えば、
職業には貴賤はない。でも稼げる仕事と稼ぎにくい仕事がある。
など。

例えば、三菱商事の社員だと時給8千円。
でもアルバイト時給千円から叩きあげてもその境地には絶対にたどりつきません。

また、稼げる職種は学歴が高いほうが有利です。
マスコミやミュージシャンはきれいごとばかり言いますが嘘ばかりです(笑)

ドラゴン桜でも国語の先生が「きれいごとではなく毒を語れ」と言っていました。
子供も絵空事ではない現実的な話には興味を持ちます。
なので、偉そうに仕事や人生の哲学を語らなければなりません。
教わっていないことは出来ないのですから。
ABCD語というのがあったとしても知らないと話せません。
ネット用語でも上級国民とか体験格差とか親ガチャ論が有名になりました。
例えば、上級国民はそんなに努力しなくても一流大学に合格しコミュ力もあり文化力もあるような人種のことだそうです。
まー、よくネット民たちは慶應の幼稚舎に入るようなご家庭と地方の中小企業に勤めるご家庭を比べたりしています。

冷静に考えるとどの家庭に育つかで受験や就職でも圧倒的な差がある。
さらには、起業しても良い家や学校の出身だと最初から有名大企業の幹部クラスに知り合いがたくさんいたりします。

まーそもそもの経歴も立派でしょうし(笑)平等な競争などはゲームの世界にしかありません(笑)
というような論調です。
「なんで、こういうことを教えてくれなかったんだ」という怨嗟の声がネットにはたくさんあります(笑)
ジャングルから生還した少女は祖母からいろいろと教わっていたそうです。

不登校 家族

同じように現実を教えるために、
家に畑があるならば子供に畑を耕させないといけません。
お店をやっているのならばお店の手伝いをさせなければなりません。

サラリーマンであれば就職や転職の経験を伝えないといけません。
職場のヒステリーなベテラン経理に面倒な経費精算を通すコツを教えなければなりません。

私の見たところ、
優秀な人の欠点は「子供とか部下も同じことができる」と勘違いしてしまうことです。

結論から言うと全然できません(笑)
なので学校や社会でつまづいたら自力では全然リカバリーできないわけです。

親が中華料理屋さんならば子供に皿洗いをさせなければなりません。
すると、家庭科の授業とかで友達から「すごーい」となるわけです。

そうなれば出席日数ギリギリの家庭科の授業にも足が向くというものです。
難関高校生でもこのレベルなんですね。

実際、レベルの低いことも教えてあげると、
子供は見違えてやる気を見せるようになります。
学校に行く日も増えたりしますね。
ではまたお会いいたしましょう。
最後までお読みいただき有難う御座いました。
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