最近の引きこもり関連の事件から思うこと３

こんにちは。

早野です。

今日もお読みいただき有難う御座います！！

ごちそうさまです（新潟県の方言ですありがとう、らしいです。ホンマか　笑）

＊ご連絡が漏れていたら申し訳御座いません。

あと何名様かこちらからお返事をするとなぜかエラーで戻ってきてしまう、という方がいらっしゃいます。。。すみません。。。

★前回のメルマガの記事のお便りのご紹介

前回は、

引きこもり関連の不幸な事件の親御さんの接し方を研究してその逆をすれば良い、

という内容でした。

世の中には素晴らしいお手本もあれば反面教師もあります。

どちらも素晴らしい先生であると言えます（不謹慎に聞こえるかもしれませんが、、、）

親御さんからいただいたお便りをご紹介しますね。

＞早野さん。

＞こんにちは。

＞メルマガありがとうございます。

＞早野さん節はとても面白いですし希望が湧きます。

＞事件の親の反対をやればいいとはシンプルで分かり易いですね。

＞エリートのお父さんが中年の子どもを殺した事件は、そこまでしなくてもよかったと思いましたが、

＞暴力を振るわれて、憎しみが増していたんですね。

＞親子もちょっとしたことで憎しみ合うようになるんだと思います。

＞でも結局親が変わらなければいけないんだと思います。

＞真逆をするのは、子どもが生きていればいいくらいの気持ちで、ハードルを下げまくるということ…だと私は思います。

＞息子は高卒にはなれそうですが後は分かりません。

＞少し前に、将来のことをあれこれ言ったら「だったら死んだほうがましだ」とか言ってました。

＞それ以来、生きてたらいいと思うしかないです。

＞私の知り合いは早稲田を出て３０歳くらいで自殺しました。

＞何か色々支離滅裂ですみません。

＞早野さんのブログもまた拝見します。

＞長々とすみませんでした。

★死んだら元も子も無い

元不登校の人と話すと自殺未遂とか自殺を考えた話がよく出てきます。
（不登校でない人のほうが死ぬのは多いという話もあります）

子供が死んだら文字通り『元も子もありません』ね。

大事なことは、

子供が『生きていたらそれだけでいい』と無条件の愛情を与えてあげることだと思います。

世間では上司や先生や友達や恋人はそんなことは言ってくれません（笑）

親にしか出来ないことなんですね。

成功には高さの成功と深さの成功があります。

高さの成功は学歴、人気、お金などです。

一方、深さの成功は無条件の愛です。

どんなに状況が悪くても変わらない愛だと言えます。

子供が殺人事件を犯そうが見捨てないという愛です。

★世間一般の教育や常識の弱点

高さの成功には２つの弱点があります。

１つは成功とは状況しだいですぐに変わる不安定なものだということです。

東大を出ても会社の上司が運悪く最悪であれば普通にうつになります。

お金持があっても経済環境の変化で簡単に没落します。そしてうつになります（盤石に見えた日本の電機メーカーや金融業界とか）

深さの成功が無いと不安定なものなんです。

運の要素もどうしてもありますので、、、

★学歴があっても金があっても美人でも人気者でも自殺する人がいる理由

高さの成功の弱点の２つ目は飽きるということです。

現代日本人は江戸時代の将軍よりも豊かですが別に幸せではありません。

飽きるからです。

そして、学歴がある人もお金がある人も人気がある人もそれに飽きてしまいます。

＞私の知り合いは早稲田を出て３０歳くらいで自殺しました。

別に珍しい話ではありません（自殺まではしないですが）

例えば、芸能人や大物政治家がなぜ転落するのか？？？

それは深さの成功が無かったからだと思います。

深さの成功は自己肯定感とか自己受容とか基本的幸福感とかに近いですかね。

ちなみに、秋葉原無差別殺人事件の加藤容疑者は下記のような状況だったそうです。

＞加藤智大被告は成績優秀でスポーツ万能、クラスメイトの女子からも人気がありました。

こういう例はたくさんあるんですね。

深さの成功が無いと、成績優秀とかスポーツ万能とか人からの人気などは無意味なんですよね。。。

学歴も金も名声も無意味ですね。。。

まー、私も深さの成功を土台に高さの成功もあるのが良いかなと思っています。

右手と左手のようなもので、、、

深さの成功があって、楽しいことが外にあれば自然にその方向に行くと思いますね。

もしくは無条件の愛（母性的）と条件付きの愛（父性的）が両方必要とも言えます。

たまに、お子さんが学校は行きたくない、フリースクールに行きたいと言う時に、

親御さんが学業を理由に許可しないことがありますが、

そうなると高さも深さも無いゆるやかな現状悪化になると思います。

★別の親御さんのお便り

＞以前に相談してもらった鈴木です。

＞4月から息子は学校に行くようになり

＞今はカナダへの留学にむけて

＞学校に行っています。

＞お母さんは大丈夫ですよ?　息子さんも大丈夫と

＞いう言葉が支えになりました。

＞届くメールも毎回見ています！

＞学校に通っていてもいなくても息子が幸せに笑う姿をみるとそれだけでいい、

＞と純粋に思えるのは

＞不登校になってよかった?

＞一緒に過ごすことができた時間の有難さを感じています。

＞自分を許して受け入れてウォーキングもしたりしてます。

＞まあいっか、の口癖も三男が真似するくらいになりました（笑）

＞メールをこれからも楽しみにしてます！

＞ありがとうございます。