こんにちは。
早野です。
今日も読んでいただき有難う御座います。
オブリガーダ（ポルトガル語でありがとう 女性形）
目次
★お茶会での話
先日のお茶会でこういうお父さんがいらっしゃいました。
そのお父さんは常に仕事に趣味に全力投球。
マグロは止まったら死んでしまうと言いますが、
そんな感じで動き回っているそうです。
まるで何かを原動力にして戦っているかのよう。
実は、その原動力は心理学でシャドーと言われます。
案の定、そのお父さんはお子さんとの関係がとても悪いと。。。
★人間の自我の進化（少し小難しい話かもですが不登校の話です）
実は、これは典型的なことで人間の意識は、
初期自我、中期自我、後期自我、成熟した自我と成長していくと言われています。
ある意味、このお父さんは後期自我の段階で、
これから成長していく上で今のお子さんの問題があるわけです。
（目的論的な解釈ではですね）
有り難い息子さんだと言えます。
ちなみに、中期自我というのは多くの現代日本人の状態で、
例えば世間体とか人からの評価が重要という価値観です。
「学校に行かないのは世間体が悪い」
「人から非常に褒められたい」（まー私も褒められたいですが 笑）
というのは中期自我なんですね。
ほとんどの学校の先生や子供は中期自我だと言えます。
（子供は初期自我の子もいるかな。一部の困った先生もかな。）
宗教とか何かの学説とか信じている人とか常識とか普通という価値観が根強い方とかですね。
またざっくり言うと、後期自我というのは何か目標に向かって頑張っている状態、戦っている状態です。
例えば、不登校という問題を何とかしたいと思って戦っているという人は後期自我です。
（私とか 涙）
もう少し一般的なところだと、
業績を拡大したいという経営者やビジネスマンなどは後期自我です。
政治家も後期自我ですかね。
先ほどのお父さんもですかね。
後期自我の進化すべき点は何かと言うと、
いろいろなものを抑圧しているというところだと言われています。
トラウマとかシャドーというものです。
そうなると本人と周りが苦しいんですね。
まー、人間の成長の一段階なので仕方が無いのですが。。。
そこは飛ばせないらしく勉強や仕事と違い人生は楽できない（笑）
そして、戦っているので常に敵があらわれて争いが終わらない、、、
アメリカという国が後期自我的だと言われています。
成果主義で合理主義的だがうつ病が多いという、、、
平和団体とかが戦っているのも後期自我か中期自我だからです。
★ティール型組織（一応は不登校の話です。）
で、最近、人事や経営の文脈でよく言われているものに、
社内で指示・命令・干渉を一切無くしたティール型組織というものがあります。
（ここには不登校の本と同じようなことが書かれています 笑）
こういう会社は自己決定が基本で、、、
給料を社員が決める（笑）
経営者はくじ引きで決める（笑）
指示・命令も上司への業務報告も無い（笑）
入社は試験無しで先着順（笑）
だから、不登校の子も大丈夫（苦い笑い）
という会社が注目されだしたりしていたりします。
で、これは経営者の意識状態がティール型組織に適していないとうまく機能しないそうです。
（親御さんはよくわかると思います。）
こういう会社に適しているのが後期自我の次の成熟した自我だと言われています。
で、冒頭のあるお父さんの話の続きですが、
（一部の）不登校の親御さんや支援者は後期自我を超えて成熟した自我に成長しないといけないんですね。
そういう意味では不登校というのは人類の自我の意識の最先端の一部とも言えます。
＊実際はティール型組織の理論的支柱のケン・ウィルバーという心理学者は別の言葉を使っていますが。
★指示・命令・干渉しない上で一番重要な基本
ダイヤモンドメディアやゾゾタウンなどはティール型だと言われています。
ホワイト企業大賞のダイヤモンドメディア社長の記事がありますので日経ビジネスよりご紹介します。
一言で言うと、
「親（上司）のエゴを捨てて、何も干渉せず、子供（社員）の希望に沿う」
ということですね。
https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/skillup/16/030900024/080800027/?P=1
https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/skillup/16/030900024/080800028/
＞さらに思考を深めて、蟻や蜂の生態や人間の体、宇宙の仕組みも研究して、
＞「自然の摂理を経営に活かせないか」と考えるようになりました。
＞例えば農業で、福岡正信さんが確立した「自然農法」という手法があるのですが、
＞雑草を抜かず、耕さず、肥料や農薬も与えない。
＞木村秋則さんの“奇跡のリンゴ”で有名になった農法です。
＞何もしていないようだけれど、それを繰り返していくと、
＞一般的な農法よりも収穫高は増えていくそうです。
＞経営も同じように、「これをやれ、あれをやれ」と押し付けず、
＞その人が成長したいように成長するのを、邪魔しないことが大切。
＞「“何もしない”」をすることで、一人ひとりの本来の持ち味が芽生えてくる。
＞子育ても全く同じだと実感しています。
＞とことん、子どもの希望に付き合うんですね。
★この社長の言う自然の摂理とは？？？
「自然というのは必ず良くなる」というものだそうです。
自然に良くなると思っているから、
干渉しないわけです。
放っといたら悪くなるのであれば、
もちろん干渉したほうが良いです（笑）
ただ、あなたがあなたと子供がもっと良くなりたいと思っているように、
子供も良くなりたいと思っているのはたしかです。
というわけで、私もあなたも良くなっていくという話ですね。
なんか宗教みたいですね（早野教か 笑）
最後に言いたいことは、、、
レールから外れているように見えても、
もう少し広い視点で見れば、
実は我々は時代の流れには乗っているんですよね（笑）
あなたは１人ではありません。
まーよくわからなくてもなんとかやっていきましょうー
今日はこのあたりで。
私が１０代、２０代で苦しんだことがあなたのお役に立ち、
あなたのお子さんの幸せにつながればこの上なく幸いです。
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