こんにちは。
「不登校というピンチをチャンスに変える」不登校アドバイザーの早野です。
目次
前回のおさらい
前回は人と人は判断基準(無意識の価値観、その人にとっての当たり前)が違うので、人間関係は本質的に上手くいかない要素を内包しているというおはなしでした。
離婚、職場やサークル、国と国の外交などでのトラブルなどは価値観が違うから起こるわけですね。
というのも、
1,価値観(判断基準)はみんなバラバラ。
2,みんな無意識にそれが当たり前で正しいと思っている
からですね。
極端なのが宗教戦争やイデオロギー戦争ですね。お互いにどちらも正しいと思っています。
それと同じ構造のことが家庭内でも学校でも職場でも起こっているわけですね。
それでも一応社会が回っているのは誰かが我慢をしているからです。
我慢しているのは社員、生徒、子供などですね。
そして時々に病むか辞めるか、誰かに当たるか、健全にストレス解消します。(飲み屋などで 笑)
実は、みんながみんな「自分にとっての当たり前」を振りかざしてあちこちで人間同士が衝突しているお先真っ暗な構造なのですね。
では、どうすればいいのか???について説明していきますね。
①不条理な構造を自覚をする
上記の構造をなるべく皆が自覚をすることが重要です。
人間関係を例えると、みんなが「大丈夫」と思って無意識のうちに自分ルールで運転しているからあちこちで人間同士が衝突しているのです。
そのことを自覚することで注意深く運転するようになりますし、ぶつかっても受け身の姿勢が出来ているはずです。
②自分が正しいと思わない
衝突するのは「無意識のうちに当たり前」だと思っていることが人それぞれ違うからです。
正義の反対は悪ではなく別の正義です。
どんなにおかしいと思っても相手には相手の正義があることを尊重して接する必要があります。
「絶対の正義」はこの世に存在しないわけですね。
「自分が正しい」ということを一度は脇に置かないとそもそも相手が「こいつに話しても無駄だ」と思って、話してくれなくなるので注意が必要です。そうなると、衝突していることにすら気づきません。(学校の先生や上司に顕著です)
③自分と相手の当たり前をすり合わせる
価値観の衝突は「無意識のうち」に「そんなの当たり前でしょ」という感じで起きます。
だから、お互いに相手が絶対に悪いと思っています。
一度、冷静になって相手の無意識、当たり前を見るようにしてみてください。
そこを合意していければトラブルも減るはずです。(私は最近失敗していますが。。。)
外人だと顕著なのでまずは、外人相手にトレーニングをするのが良いと思います。
④「自分の正しい」を手放す練習をする
自分の正しいを手放さないとなかなか衝突がおさまりません。
とはいえ、それが当たり前すぎて「自分の正しい」がわかりません。
なので、「いろいろな正しい」に接する必要があります。
いろいろと勉強をすれば「目から鱗」が落ちるでしょうし、いろいろな経験をすればさらに「目から鱗」が落ちます。
歴史を知れば価値観はかなり相対的なことがわかると思いますし(例えば戦前の日本とか)、物理学を知れば絶対だと思っていた法則も条件が変われば変化することもわかります(アインシュタイン方程式など)
人に相談すればいろいろな視点をもらえるので解決するのが一気に容易になります。
私も最近はいろいろと人に相談するようになりましたが非常に楽になりました。
⑤当たり前を手放してすり合わせる練習をする
その上で、様々な人と上記を意識しながら触れ合うのが良いと思いますね。
トラブルもあるでしょうし、楽しいこともあるでしょうね。
私も含めて親も先生も上司も社長も大統領も教祖様もみんなが未熟者なのですから仕方がありません。。。
その上でどんな状況でも相手に感謝して、良いところを見つけていけるようになると運転も楽しいと思いますね。
では、またお会いしましょう。最後までお読み頂き誠に有難う御座います!!
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