こんにちは。「不登校というピンチをチャンスに変える」不登校アドバイザーの早野です。
ソニー生命の調査で将来なりたい職業ランキングというものがあります。
それを見ると、昭和の我々の世代とはかなり違うなと思うはずです。
それについての考察を週刊ダイヤモンドの鈴木氏がされているのでそれを元に私も不登校支援の現場から考えてみたいと思います。
記事の要約
(1)スマホという一番身近なツールの中に存在する職業で
(2)他人にマネできない強みが必要な仕事で
(3)好きで打ち込めるかっこいいオトナの仕事で
(4)しかも10年後の暗い日本の中で数少ない儲かる仕事
を考えた結果が、ITエンジニア、ゲームクリエイター、ユーチューバーの3つだという思考が行われたわけである。
上記の根拠としては、、、
中学生の回答を見ると、「10年後の日本が明るいかどうか」という質問に関しては「明るい」が39.5%、「不安」が61.5%と暗い将来を予感している中学生が過半を占める。では「自分の10年後は?」というと、「明るい」が54.5%に対して不安は「45.5%」となる。
一見数字が逆転しているように見えるが、普通、このような調査では自分に関してはかなり楽観的な結果が出るものだ。そのことを考えると、今の中学生は自分の将来をかなりシビアに見ていることがわかる。
さらに「今のオトナについてどう感じているか?」を訊ねた質問に対しては、9割弱の中学生が「大変そう」であり、「疲れている」と回答している。上記質問と組み合わせてみれば、「自分もこのままいくと同じようなオトナになる確率が高い」と考えるのが自然である。
我々は『あーはなりたくないね!!』と思われているのですね。
特に不登校の子にはさらに。。。
じゃぁ、格好良い大人はどんなもんよ????は下記のようですね。
一方、「どのようなオトナがかっこいい」と考えるのかについて聞いた質問の回答では「好きなことに打ち込んでいる」オトナがトップに来る。
このように、背景となる中学生の考えを踏まえて将来なりたい職業のトップ3を捉え直すと、3つ目の共通点として、「暗い未来の世の中でかっこよいオトナになれる職業」の候補が3つ並んでいるということにも気づかされる。
最近の風潮で好きなことを仕事にするが雑誌やテレビなどでも推奨されています。
私も会社で推奨されました(笑)
ビジネス書を読んでも好きなことや得意なことをやるように推奨されているはずです。
大前研一先生も神田昌典先生も堺屋太一先生もほとんどの人がそう言っていますし、ほとんどのネット企業はそうです。
孫正義さんの弟はそのような場所を作っていますし、ホリエモンにいたっては教育は洗脳だから要らないと言っています。
工業社会は終わったのでこれからはクリエイティブな時代で、そうするには好きなことでないと卓越することはできない、という論理です。
今の子達はいつの間にか素直な心で今の時代の風潮というかメッセージを受け取っているのですね。
そして最後に、こちらの著者はほとんどの仕事が消滅する近未来においてどう対応するべきかというご自身の五著書の『仕事消滅』という本をご紹介されています。
カッコいい大人か。。。
そして、不登校の子は『好きなことを楽しくやりたい』が良くも悪くも顕著です。
そして、それは昔は有り得なかったことが時代の風潮として後押しされています。。。
そういう会社もたくさん出てきていますし今後はもっと出てくるでしょう。。。。
大人としては『好きなことばっかりやって生きてくなんてそんなに甘くないよ!!』と言いたいところですがそうすると『ダサいなー』と思われて、お説教話を聞いてもらえなくなるわけですね(笑)。。。
私も最近は危機感を感じています。人生を見つめなおさねば!!
私はある程度は好きなことを仕事にしていますが、それだけじゃダメでお金と幸せな結婚が無いとという感じがします(笑)
世の中は厳しいですね(涙)
とはいえ、私も昔は親に非常に非常に厳しい目を向けていました。(父は社会正義を実現するために弁護士になりたいという夢を諦めて公務員になったのですが明らかに未練があるように見えました。俺はそうはならんぞと。だから私はこの仕事をしているのだと思いますね。)
子供が大人の現状に対して厳しい目で見てくることは短期的には悲しいことですが、長期的には良いほうに向くと思います。
というのも、親の欠点を乗り越える意志のあらわれなわけです。『あーはなりたくない』という非常に乱暴な形ですが(涙)
僕はある意味で親の夢をついでますし、元不登校の友人の河合さんも『結果的に無意識のうちに』親の夢をついでいます。
いやいや、しかし、親が代わりにやれなかったことをやろうとするのはとてつもなく大変です(笑)
ともかく、将来の話を子供とするうえで子供の世界観というのを知っていないと話が合わないと思います。
上記はダイアモンドオンラインでまともな大人が書いている記事ですので読まれてみてください。
あと人工知能が席巻する近未来について少し情報を入れておかないと子供を間違った方向に導きかねない時代だと思います。
太平洋戦争前に子供に軍人となれと言った親は後悔したでしょうし、バブル崩壊前に子供に銀行員になれと言った親は子供から恨まれたはずです。
今の時代はそうなりかねません。
余談ですが、遺伝子解析が発達して学校には合わないけど社会では活躍できるタイプみたいなことまでわかるようになってきているそうです。
そうなると無理に行かせて悪化して才能を潰したりすると、後で子供に恨まれかねません。
その上で安易に極論に走ることなく、お説教に走ることなく、いろいろな視点から総合して真面目に子供に対応していくことが必要だと思いますね。
では、またお会いしましょう。
最後までお読み頂きありがとうございました!!
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