こんにちは。早野です。
今日もお読みいただき有難う御座います。
今日も長いです。
でも途中で読むのをやめてもけっこう役に立つ話なのではないかと思っています。
目次
★その1 スタンフォード大学が日本人に警告「不登校は天才児だからよ」
>通説となっている、「天才は成績が良い」というのは誤り。
>才能の開花は適切なサポートがあってこそです。
>特に「ギフテッド」の子どもたちは、早くから周りとは違った考え方をしたり、
>物事の本質を見抜いた疑問を抱いたりしがちで、
>「普通」の学校では「変わり者」や「不適合」のレッテルを貼られてしまいがちです。
私は小学校で宇宙人というあだ名をつけられ先生に「お前は天才だから仕方がない」と慰められました(私も当時は嘘つけと反発しましたが笑)
私からすると苦節30年くらいでようやくこういうことが理解される世の中になってきたと思います。
>誰にでも万能な教育、学習方法は存在しません。
>学校も、学習形態の一つにすぎないのです。
>だととしたら、「不登校」「学校に行かない」も、
>それだけで「マイナス」にとらえてはいけないのです。
You must not futoukou as マイナス
>「不登校」の子どもを「ダメ」と決めつけるのではなく、
>その子どもの個性や才能の「叫び」を受け止めて、
>適切なサポートを考えていく必要があるのです。
私からすると学校とか学歴とかお金とか常識とかにさらに様々な能力とかは人間の幸福のための単なる手段なのに、
それが人間を選別したり絶望させたりする道具になっていて悲しいとつくづく思いますがようやく、、、
ただ、アメリカは日本の10年20年先を進む先進国なので、
日本でこういうことがようやく理解されるのはあと何年か先でしょうがね。
元不登校から母子留学した方の記事
★その2 元不登校の親が言う「不登校児は宇宙人だから仕方がない」
ある親御さんの感想です。
>違う惑星から来た宇宙人
>子どもに対して感情の揺れを感じたとき、この子は宇宙人
>そういう視点も大事かなーと思います。
>一緒に住んで、寝床が一緒
>でも宇宙人
>多種多様の生物
>だから、何が起きても
>「まっいっかー 宇宙人だから」
ここらへんまではスタンフォードとか宇宙人とかで理解し難いかもしれませんが、
下記は現代日本の話ですのでもう少し理解しやすいかもしれません。
★その3 従順さや鈍感さなどよりも感性がより重要な資産になる時代が来ている
下記の文を読むと大学入試の現代文や英語の長文読解のエッセンスをつかめると思います。(点数上がります)
不登校の子は絵が得意だったり音楽が得意だったり人の痛みがわかったりと感性が非常に豊かです。
実は、最近のビジネス界では従来型の優等生(論理的で品行方正で礼儀正しい人レールの上の人)こそが社会問題を生み出していて、
その反省からアート的な部分が本当は大事なんじゃないかと言われてきています。(東大や理科大、日大などなどの現代文でそういう文章が取り上げられる時代です。)
ニートよりも実は優等生のほうがはるかに問題なのではないかと言われ始めているわけです。(天動説から地動説への時代)
例えば、従来型の優等生だと格好よくスーツを着こなしクールに感情を抑えて論理的に努力して自社の売上を拡大することだけを考えていればいいわけです。
(法律は遵守するがさらなるコンプライアンスとか環境とかは他の人から言われたら考えるくらい。古くは奴隷貿易に公害から現代のパワハラ、セクハラまで)
まーそれがダメだとは言えませんが、
ゲーム業界とかオンライン動画業界とか医療業界や教育業界とか家電や自動車産業とか金融業界がそれをやると大変な社会問題を生み出すわけです。
例えば、弁護士業界がそれをやると離婚を量産して傷つく子やアダルトチルドレンが続出とか(そこからメンタル業界や医療業界が盛り上がりGDPは上がるんですが笑)
例えば、ゲーム業界がそれをやるとゲーム依存が続出で精神科が大繁盛(Eスポーツのような新しい文化を産んだりもしますが)
そもそも現代の資本主義の方程式が「売上=客数×客単価×リピート頻度」なのでどうしてもリピート頻度(依存度)を重視することになるわけです。
ゲーム、ジャンクフード、アイドル、医療、心理、福祉、不登校支援でもこの方程式からはどうしても逃れられません。
例えば、サイゼリヤは創業者が言うには「麻薬のような食品」を作るために努力したそうです。マクドナルドもそうです。
で、まーサイゼリヤは本当に素晴らしいので私は大好きなので良いのですが、
医療業界とかゲーム業界が同じように「麻薬のような◯◯」を商品開発し続けると、、、
あなたそれはただの合法的な麻薬でしょと(エリートの仕事は麻薬みたいなものを作ることみたいな業界もあるわけです 笑)
で、それに疑問を持たずに医師や高級官僚や最先端の理系の研究者や有名創業社長などが同じことをするようだと、、、
それはもはや害悪でしかありません。(ニートのほうがはるかにマシ)
冷静に考えると現代では従来型のエリート、正しい人、尊敬される人が実は社会問題を産み出しています。(ものすごい成果も出してきましたが)
例えばブッシュ政権の大臣や高級官僚は石油産業や軍需産業の幹部でしたし、(石油産業はものすごい貢献をしてきましたが)
より身近だと教師一族出身の優等生の学校の先生だとかずっと優等生で優良企業で尊敬されているお父さんは知らぬ間に身近な誰かを傷つけていたりするわけです。
(私も知らぬ間に人のことを傷つけていたりするように)
不登校の原因というのは親やその子の特性だけでなく社会のいろいろなことが複雑に絡み合っていると私は思います。
で、最近では元不登校の家入さんや谷家さん、サッカーの本田さんのような投資家が今まで傷ついてきたマイノリティーに積極的に投資をする時代になってきています。
思えばナチスドイツで本当に問題になったのはヒトラーではなく、
ヒトラーの指示に従順に従いガス室のボタンを押し続けてきた良識ある公務員達でした。
さらにこの複雑化する現代では何も疑わないこと、順風満帆で傷がないことは「悪」ですらあるわけです。
例えば、自分自身の正しさを全く疑わない教育者とかはどうでしょうか???
例えば、学校には一切の非はなく、問題は全て家庭にあると。
高校受験の国語でもこれは問題文を読むまでもなくバツですね(笑)
とはいえ、谷家さんなんかは灘中、東大から外資系金融という従来型のエリートで、
元不登校の家入さんなんかはどちらかというとマイノリティー側ですが、
お互いが敵視せずに助け合うという時代になってきています。
いわば傷ついたことや感性が武器になる時代になってきていていろいろな仕組みやインフラが少しづつ出てきています。(今だとまだまだそういう感性というか頑固さは邪魔に感じたりしますが)
つまり、自分の傷ついた体験やアート的な文学、哲学、絵や音楽などの感性が活かせる時代になってきているわけです。
家入さんなどは元不登校の素晴らしいロールモデルだと思います。(家入さんや私の時代はそういうロールモデルはいなかった)
とはいえ、従来型の論理や勉強も非常に大事で、
そこらへんの部分と不登校の子の持つ感性をどう折り合いをつけながら、
日々の生活の中で育てていくか。
言語化することは非常に難しいのですが下記で語っています。
「不登校はピンチの顔をしたチャンス」というと少し息苦しいですが、
「その面倒くさいこだわりやダメさ加減が美しい」という時代にじょじょになってきているのかなと思います。
大学受験の英語や現代文に小論文で不登校のことが出題されることは寡聞にして知りませんが、
上記の内容は繰り返し出題されています。
★その3 勉強て何のためにするの??
下記は勉強の効率を上げるために非常に重要です。
この前あるお母さんに「早野先生の授業は進むのが速いんですね。ビックリしました。」と言われました。
で、思うにそれにはいくつか理由があります。
1つはゆっくり着実にやろうとすると、
人は気が散ったり他のことを考え出したりするからです(笑)
ある子が学校の授業は10分で終わることを1時間かけてやると文句を言っていましたが、
その発言の評価はどうあれ、
ゆっくりやると頭が回る子は良くも悪くも余計なことを考えるわけです。
学校の授業や会社の会議が眠くなるのは遅いからです。
リラクゼーションスペースとかゆったりとしているじゃないですか(ゆったりしておいて先生とかは生徒が寝ると怒るというアホらしい矛盾 笑)
2つ目の理由は速くやらないと他の子に追いつかないからです。
私は別に追いつく必要もないと思いますが大体のお子さんが追いつきたいと言うので、、、
(その割には時間をあまり私にくださらないのですが 笑)
中国とかアフリカとかは急速に発展しているそうですが1つ1つが速いからですよね。
莫大な投資をして構築した郵便網とか固定電話網とかお金の印刷技術に銀行の支店、ATM網などのインフラは別に要らないから全部スマホでやっちゃいましょう、
みたいな大胆な省略化もありますが。
コロナの影で北京では公道で自動運転車が一般人を乗せて走っているそうです。どれだけの差があっても遅いとすぐに抜かれるわけですよね。
3つ目はこれが一番大事なのですがなるべく要約をしたいからです。
私の出身業界だと「一言で言うと◯◯」という口癖が一般的です。
なるべく要約して伝えるわけです。(文学系、心理系、教育系は完全なロジックの世界では無いのでどうしても長くなるのですが)
例えば、中3のルートの授業も1時間以内に終わります。で、後半の別の1時間で別の科目か単元に行きます。
その1,ルートは一言で言うと「2乗の逆を表す記号」だと説明しそこから具体例をいくつか出す。
例えば、4の2乗の逆は2で100の2乗の逆は10で、
3の2乗の逆は√3で5の2乗の逆は√5みたいな具体と抽象の往復をえんえんとやる。
その2,ルートを活用した四則演算は文字式の計算とほぼ同じだと説明し問題をやってもらう。
√5+2√5は??みたいなものをですね。
で、それは2a+3a+2b+3bの計算と同じですよね。と。
それが難しければ2個のりんごと3個のりんごと3個のバナナとみたいな話を。
2個のりんごと3個のりんごで5個のりんごとわかれば√の計算まですぐに行けるわけです。
そこでもしつまづけばaとかbとかは難しく聞こえるけどある種のあだ名というかニックネームなんだという物真似というか抽象化の話に行きます。
その3,ルートの整理や有理化をしてもらう。
別に答えは√24でいいと私は思いますが、
数学者や教育者はそれだと不満なようですので、
彼らのコミュニケーションルールを学んで頂くわけですね。
もちろんそれでテストの点が取れるかというと練習しないとダメですし、
新しい概念は頭の中で寝かせて定着させる必要がありますので、
次回もその次回も繰り返しやりますがそれほど時間は取りません。
で、それで大体の子は大丈夫です。
復習しないとすぐに忘れますが学校行っている子も定期テストの後には忘れるので別にそれでいいじゃないですか 笑
(問題はもっと別のところにあることが多いのですが今日はその話はあまりしない感じでいきますね)
★その4 学校の先生には語れない「勉強をする理由」
下記を読み込むと子供を説得する方法を学ぶことが出来ます。
で、どうせ忘れるので私はそれほどテストの出来にはこだわらないのですが、
もっと大事なことはより本質的な習慣である「抽象と具体を往復する癖」をつけることだと思います。
もっといえば抽象空間上で概念を操作した上で具体と抽象を往復できるかどうかですね。
というのも、勉強も仕事も抽象と具体を往復することだからです。
例えば、商品開発。
会社員時代に東京ばな奈とかで有名なグレープストーンの商品開発やくりーむパンで有名な八天堂や、
ウォーターフロントとかチュチュアンナの商品開発の方程式の話を聞いたことがあります。
で、グレープストーンはどこかでヒット商品を見つけてきてそれをパクリ自社でそれ以上のものを作り市場に出すそうです。
まーユニクロも元はパクリですしトヨタもファミレスもマックも全てアメリカのパクリですしね。
また八天堂はスタンダードなものとスタンダードなものを組み合わせて商品を開発するそうです。
例えばカレーとカツでカツカレーでヒット商品になりますが、
カレーとほうれん草とかだとそこまでの人気は出ません。(ココイチのほうれん草カレーは美味しいんですがね)
で、どの会社も抽象次元での方程式や戦略やレシピがあり、
それを日々試行錯誤しながら具体化しているわけです。
そして、それをそれぞれの社員やアルバイトが役割分担して運営してそれぞれが報酬を受け取っているのですね。
思えば、さっきのルートなどの勉強も抽象と具体をひたすら往復したり操作するという点で同じです。(紙の上だと他人の気持ちとか時代の空気とかそういうのは読まなくて良いですが)
例えば、ソフトバンクの孫正義は先ほどのスタンダード×スタンダードの方程式を組み合わせまくり、
音声付き電子翻訳機を開発して1億円をゲットしたそうです。(実際に開発というか具体化したのは教授で孫正義は抽象空間での概念操作をしてプレゼンして資金調達して報酬を配分しただけ)
スティーブ・ジョブスは同じようにパソコンと電話を合体させて世界一の大儲けですよね。
孫正義とかジョブスだと遠い世界な気もしますが、
八天堂のスィーツとパンを組み合わせてスィーツパンだとかなり身近ですし、
私のように心理と勉強を組み合わせるとかだともはや誰でも出来ることだなと(完成度が低いですが 笑)
もう少しよく出来ているのは、
例えばコーチングとダイエットを組み合わせてライザップとか(厳密には栄養学やジム、マーケティングなど諸々を組み合わせてですね 笑)
ヨガと岩盤浴とか、
銭湯とジムとか、
レストランとカフェとか(カフェ・ガスト、最近のマクドナルド)、
コンビニとカフェとかその他諸々ですね。
なので、一時期不振を極めてマクドナルドやファミレスのコンサルをしてくださいと言われたら、
こういう方程式をいくつも集めてきて現場の情報を集めていじくり回せばいいわけですよ。
★その5 三国志に学ぶ人を動かすたった1つの方法
下記を読むと不登校の子を動かす本質を学ぶことが出来ます。
さて、身近だとゲームとオンラインを組み合わせて空前の大進化、大ヒットでもはや社会問題ですらあります。
例えば、オンラインゲームだと昔のファミコンと違って世界中に対戦相手がいて終わりが無いですし、
オンライン空間上でユーザーにコミュニティなどの居場所を提供したり承認欲求を提供したりするまでに進化しています。
親や教師が「こんなことじゃ将来食えないぞ」という低次の生存欲求で説得する中で、
任天堂はもっと高次の承認欲求とかによる説得を子どもたちにしているわけです。勝負になりません。
大人が地上戦を行う中で敵は飛行機でしたという世界です。。。(文字通り今ご飯が食えないのであれば有効ではある)
さらにはグローバルとかは30年前、40年前から言われているのに教育産業の大人はまるで対応できず、
逆にオンラインゲームの世界は既にグローバルです。
で、さらには企業はその試行錯誤をリアルタイムでデータを取れますので、
それを世界中の高学歴のエンジニアにMBAホルダーに心理学者たちがデータに基づいて改善し続けます。、
デジタル空間上だとゲームが瞬時に改善されますので改善速度が速いです。
さらにはそのサイクルを世界中の有名企業が日夜時差に関係なく高速回転していますので、
学校や塾などは改善速度が全く敵いません 笑
そもそも学校の先生などは雑務が多すぎて授業の改善をする暇が無いとも聞きます。
さらに言えば、グーグルにマイクロソフトにソニーや任天堂のような巨大企業からガンホーのようなベンチャー企業が多額の資金調達をして、
日夜オンライン空間に各国の精鋭達を投入し競争につぐ競争をしてゲームを改善し続けるという、、、
資本主義システムすげーという感じですが。。。
我々一般の大人は二重三重に負けるべくして負ける状況にいるわけですね。
それに対抗できるのは私の経験上ですと子供に対して「3顧の礼を取る(り続ける)」というアナログ戦略だけかと思います。
三国志にいわく劉備が孔明の家をはるばる遠路はるばる何百キロも徒歩や馬で訪問したら孔明は寝ていた。
劉備は孔明を起こさずに、
「無礼だと」怒りにに怒る張飛や関羽をなだめて、
ざっくり2000年前にはるばると遠路何回か出直して来たというものです、、、
これは三国志の時代からある方程式の1つかと思います。
三国志半端ないですね、、、
デジタルにはとことんアナログで対抗するという。
ゲームに熱中する子供が本当に求めているものはアナログ的なものだったりするわけです。
上述の八天堂などはその方程式を取り入れていて、
木更津や広島や海外で障害者施設と食品工場と工場見学やパン教室などのアナログに特化した事業を始めています。
大人はデジタルは諦めてアナログで行くのが正解な気がします。
家入さんもコロナでデジタル化が進むが逆にアナログに逆張りしたほうが良いと言っていますが。
ただ、アナログはとてもお金も時間もかかりさらに疲れるのですが。(それが競争優位になるわけですが)
★その6 本当に伝えたいことは行間、雰囲気、在り方で伝わる
脱線してしまいました。
さて、もちろんルートが出来れば高校に合格できるわけではありません。
他の単元もあれば他の科目もあります。
そもそもルート単体では高校の入試では出ません。
世の中はそんなに甘くはなくせいぜい5点くらい点数が上がるかもくらいですね。
また、上記の方程式を知っていればそれで孫正義のように1億円ゲットできるわけではありません。(普通はすぐには1円もゲットできないかと 笑)
その他にいろいろな方程式だったり気の遠くなるような試行錯誤や情熱や運だったりがあるわけです。
そういう意味では抽象空間での概念操作をする勉強というかトレーニングを続けるというのはそれなりに価値のあることかなと思いますね。
とはいえ、子供に対して上記のことを説明するにはかなり理論武装しないとなかなか難しかったりもします。
まず、お子さんは親御さんのようにこういう気の狂った長文や長話には付き合ってくれません。
なので、話の合間に話の行間や雰囲気で伝えないといけません 笑
もしくは1分くらいでその子の欲求を見極めながらギャグを入れながら投下していく必要があります。
悩んで考えて勉強していろいろな経験をした上で
雰囲気や短文で大事なことを伝えるのが不登校の子を育てる私なりの正解だと思っています。
そのために雰囲気を伝える技術を磨くと良いのかなと。
*私個人の意見としては様々な時と場合があり状況も違うので誰しもが今すぐ勉強しなければならないとは思っていません。また学歴とも違います。一応念の為。
最後に参考資料をご紹介します。
★その7 参考になる本
早稲田の政経から三菱商事を経て外資系企業で活躍する著者が、
主に文系科目のどの科目が実際に企業の中でどう役に立っているかを説明しています。
何年か前に外資系銀行のあるお父様に「企業の現場を知っている大人が子供に勉強する理由を説明するのに最適な本」とご紹介され何度か読み直しています。
何回か読むと腑に落ちます。
「なめらかなお金がめぐる社会。 あるいは、なぜあなたは小さな経済圏で生きるべきなのか、ということ。」
不登校からの中卒の連続起業家として超有名な家入さんの本。
非常に繊細な家入さんが学校でも家でも社会に出てもいろいろな許せないことや悲しいこと、理不尽、矛盾にさらされて、
それに屈せずに試行錯誤し続けている家入さんの抽象的な思想と具体的な実践がわかります。
不登校の子は家入さんの本はオススメですね。(文体が繊細で非常に優しいし弱いんだけど哲学的で強くて意外に明るくていい加減で温かいし優しいという不思議なバランスですね)
★その8 参考になる記事
子どもに「なぜ勉強しないといけないの」と聞かれたら、お金持ちの親はどう答えるか
>起業家や経営者はグランドデザイン(戦略)を描き、それを実務に落とし込む。
>そしてそれらを実践するのが従業員であるように、
>成功者は具体と抽象を往復する能力が高く、
>凡人のほとんどは具体の世界でしか生きていない。
>凡人は具体的な指示を与えられないと動けないため、たとえば「これ任せるから好きにやって」と言われたら混乱しますが、
>成功する人は嬉々として取り組むものです。
>そして勉強(特に国語と算数・数学)は具体と抽象の往復訓練であることが多く、
>つまり勉強することは個人を強化し、自由を手にする力を与えてくれるのです。
抽象と具体を往復する能力があると中卒の家入さんのように極論部屋から出なくても普通に生きていけると思います。
部屋にひきこもれという意味ではなく自由という意味です。
不登校の子は人から強制されるのが嫌な子が多いですが、
本当の自由はこの往復運動にこそあるわけですね。
ということをこの前ある子に伝えたら黙りました。
それをやっているのが家入さんや私なんです。(レベルは全然違いますが)
100万戸の居場所プロジェクトを掲げて2014年に都知事に立候補された家入さんのインタビュー記録。
家入さんも山口さんももともとは画家や哲学を目指していた人です。そういうアートの力を感じる記事ですね。
「物事を常に問い続けよ 家入一真」
>社訓に「安易に答えを出すのではなく、常に問い続けよう」があります。
>物事を疑い続け、問い続ける。
>不安だし怖いから正解がすぐに欲しいけど、正解なんて存在しない。
>でも諦めずに正解らしきものを追い求める。
>それが正解です。
なかなか厳しい教えですが繊細な人はそれが良いような気がします。
>僕、起業したのが21歳のときなんです。
>とはいっても、起業したくてした、というよりも、うまく働けないから起業したというほうが近い。
>19歳くらいで初めて就職したけれど、全然馴染めなくて。そのあと、出社拒否してクビになったこともあります。
>2,3社くらい経験したけれどそんな調子だから、もう思い切って起業するしかないなと。
>ただ、人とコミュニケーションを取ることが本当に苦手だったから、できる限り人とは会わない仕事にしたい。
>そうなると、インターネットだなと。そんな流れで、21歳のときにペパボを作りました。
>成功するための秘訣は、ひとつだと思っていて、
>それが「死なない」ことなんですよ。
これが親が破産したり引きこもりをしたりと数々の修羅場を乗り越えてきた家入さんの言葉だと思います。
ありきたりな話ですが「死ななければ明日があります」。
そして、明日は想像も出来ないようなところに到達すると思います。楽しみに見てみましょう。
日本の産業が中国や韓国の企業に完敗するとかは20年前だと想像すらしなかったと思います。
そして時代はこれからさらに加速していくと思います。
この記事は出来れば何回か読み直していただけると誠に幸いです。
ではまたお会いいたしましょう。
最後までお読みいいただき有難う御座いました。
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