こんにちは。早野です。
今日もお読みいただき有難う御座います。
暑いですね。そろそろ9月なんですね。
さて唐突ですが、
「学校に行かなくていいよ」と言うと逆に行く。
そんなことを聞いたことはありませんか??
それは半分正解で半分正解でない気がします。
今日はそのカラクリについてです。
★逆説的の解法
話はいきなり飛ぶのですが、
国語の入試問題を読むと逆説的な話が多くあります。
例えば、「情けは人のためならず」とか「急がば回れ」などですね。
国語でも英語でも単純な文章は出題されません。
例えば、人のものを盗んではいけません、みたいな文章は出ません。
それよりは「盗人にも事情がある。正義は相対的だ。」
みたいな文章が出題されます。
他にも例えば、アフリカへの援助が逆にアフリカの産業を潰してしまっているとかの話が出ます。
先進国が衣類を無料であげてしまうと現地のユニクロみたいな会社が育たないみたいな論理です。
逆説的ですよね。
こんな逆説のオンパレードです。
で、先ほどの「あえて「学校に行かなくていいよ」と言うと逆に行く」という話ですが逆説的ですよね。
国語だと逆説的な主張に至る背景を読み込めば正解にたどりつけます。数学の証明とかも似ていると思います。
また、不登校でも逆説的な主張に至る背景を読み込めば正解にたどりつけます。
これは「行かなくていいよ」と言うべきだと言う話ではありません。
なので、適当な逆説だとダメなんですね。
国語でも適当に記号に〇をつけると×になりますね。
意味不明だと思いますのでいくつか事例をご紹介しますね。
★発達障害
ある時にA子ちゃんが「私は発達障害だから学校に行かない」と言いました。
お医者さんもその主張を支持していました。
ただし、彼女は薬も飲まなければトレーニングもしない。ゲームもし放題。課金もする。
矛盾してますね。
そこでいろいろと調べると親も私も「たしかに君の言う通りだね」と納得しました。
けっこう調べて思考に思考を重ねての結論です。
そしたらなんと、
A子ちゃんは学校に行くようになりました。
もちろん薬も飲まなければトレーニングもしなければゲームもやってます。
★消えようと思います
ある時にB君がこう言いました。
「生きていても仕方ありません。消えようと思います。」
B君やB君一家は超優秀な頭脳を持っていますが、
あらゆる病院や機関を回りあらゆるカウンセリングを受けても先が見えず途方に暮れていました。
いろいろと話を聞いてみるとたしかにこれはしんどいと。
その様子がよくわかりました。(相当な時間ヒアリングしました)
「よく頑張ったね。消えていいかもね。」
そしたら逆に希望が湧いてきたようでB君は今は金融系の会社で働いています。
この2つは文脈を読み込んで大人の立場や面目やキャリアを捨てたことで状況が変わったのですね。
本当に心から「行かなくていい」「消えていい」と思えていたのです(一瞬ですが)。
他にもこんなことがありました。
★リスカ合戦と米ソの軍拡競争システム
かなり昔のことですがある時に私の生徒からこんな相談を受けました。
私立お嬢様高校のC子ちゃんからです。
「友達のXとYがリスカをしている。そして私のリスカのほうがすごいと張り合っていて辛い。」と。
巻き込まれてしまって難儀していたそうです。
文化人類学だと2つの部族が自分の宝物を相手の前で壊しまくる平和な合戦をする話があります。
もしくは米ソの軍備増強合戦とかを思い出します。
さて、人には他人をコントロールしたいという欲望があり問題行動で相手をコントロールしようとする場合があります。
誰だって相手よりも優位に立ちたいじゃないですか。
そしていろいろな優位に立つやり方があります。
強くなる、賢くなる、被害者になる、弱くなる、道徳的に優位になる、意味不明なことをする、幻覚や霊を見たと言う、などなど。
このリスカ合戦は自分を認めてほしい、悔しいという現れでしょう。
そして負けず嫌い。まーお嬢様にはかないません(笑)
「どうする家康」で柴田勝家が「武士のお手本を見せてやるわ」と壮絶な切腹をしましたが、
彼も負けず嫌いなんでしょうね。
ロックミュージシャンとかユーチューバーも似たようなことしますよね。
自分の高級ギターや外車を叩き割るみたいな(笑)
他にも銀座で高い酒を飲みまくるとか高価な洋服を買いまくるとかも似ていますね。
どれも「スカッと」するはずです。そして山奥とか無人島ではしないはずです。
★承認欲求が満たされれば良い
以上から考えるとC子ちゃんにはいくつか選択肢があります。
まずはこの2人の友達と距離を取る(笑)
しかし、それが気が進まない場合。1つの選択肢はどっちかに肩入れする。
米ソのどちらかの陣営に属するというパターンですね。
勝つ方がわかっていれば楽です。
が、窮屈さは残ります。また、負けるほうについたら目も当てられません。
(お嬢様学校で家族ぐるみや会社ぐるみの付き合いなどもあった)
もう1つは中立を宣言する。
「リスカ界の勝ち負けはわからん(茶道具や芸術品の良し悪しがわからんみたいな)」と。
その上でどういう文脈でそれぞれにこうなっているかを聞いていく。
そしたら「認めてほしい」という想いも軽減されいつの間にか「難儀」することは無くなるはずです。
(リスカがどうなるかはC子ちゃんには関係ない問題。)
国語や数学に似ている気がします。「なぜこの答えになるか」を見ていく。
そしたら自然に問題も解消していくと思います。
そして学力もコミュ力も経験値も上がって一石何鳥かですわ。
まー巻き込まれて難儀しているC子ちゃんがまずは「認めてほしい」わけで、
それが解消されれば自然に距離も離れますわな(笑)
離れなければ修行というかお勉強になるわけで。
学校って社会に出る前のそういう場所ですもんね。
どっちに転んでも困りません。
で、話は大幅に戻りますが安易に負けないことが大事です。
ほとんどの場合は勝ったほうが良いでしょう。特に親や先生は。
どちらにしても深く理解するために何度も読み込み考える。
それが国語でも不登校でも大事な気がします。
どの道、人は理解されて尊重されることを求めているのだと思います。
なので、普通は理解して負けて勝つより(面白いのですが)は理解して勝つ方が合理的でしょう。
★すすきのの事件
すすきのの事件が元不登校だとか引きこもりだの報道がありました。
私にはその状況や心理が手に取るようにわかる気がします。
人間は理解さえできれば毒でも薬に出来ますし、
逆に薬でも毒になります。
そして岡本太郎が言うように毒こそ才能だったりするのかもしれません。
まーベクトルを少し変えてしまえば良かったのです。
複利で+3%と-3%だと天と地の差が生まれますから。
ではまたお会いいたしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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