こんにちは。早野です。

今日もお読みいただき有難う御座います。

もうすぐ冬ですね。

が、今日は夏の怖い話以上に怖い話をお送りします!!

ストーブを用意してくださいね!!

★世界史に学ぶ過干渉のなれの果て

私は疲れ果てるとユーチューブの世界史チャンネルを見る癖があるのですが、

世界史を見ると悲惨だなーと思って、

現代人はまだまだ幸せだなーと思えます(笑)
また、教訓を得ることが出来ます。

例えばよくよく見ると、

親子や先生の過干渉や共依存が王朝や国を滅亡に追い込んできた、わけです。

時代が変わっても人間の本質はあまり変わらないわけですね。

★過干渉が滅亡に導いた集

最近見たのだとローマ皇帝ネロですね。

ネロはアグリッピーナの息子として生まれ、

アグリッピーナが権力闘争を勝ち抜き、

ネロはお母さんのおかげでローマ皇帝となります。(皇帝に成りたかったかは別として)

超英才教育(後世に残る哲学者を家庭教師に)でネロさんは10代で弁舌さわやかな理想的な好青年に育ちます。

ネロさんは最初のうちはけっこう良い政治をしていました。

まー、実権を握るお母さんが優秀なのと優秀なブレーンがいたのもあり、

これまでの国家的な難題を解決したりしています。(今の日本だと北方領土問題解決とかのレベル)

しかし、過干渉に嫌気がさしたネロさんはなんとお母さんを殺害し、

その後、暴君として君臨し最後は部下に殺害されました。

>彼女の行動は、自分のためであると同時に「息子のためを思って」のことだったかもしれません。

>しかし、子どもはやがて成長し、親とは別の人格になっていきます。

>このことを考慮していなかったアグリッピナは、自身を破滅させただけでなく、

>ローマ全体(当時はローマが今のアメリカとヨーロッパを足したくらいの存在感)に混乱をもたらしてしまったのです。

ただ、アグリッピーナはローマ皇帝の母というこの世で最高の地位にいたので、(自分のおかげで息子を皇帝にしたわけだし)

子離れが不可能に近かったのは同情できる点です。(張良とか范蠡などの世界史でも最高レベルの知恵者であれば子離れできたでしょうが)

子供が成功すればするほどそれが裏目に出る可能性がある(そういうのはニュースでもよく見ますよね)、

というのはどんな長所も短所にもなりうる、

ということかと思います。

逆にどんな短所も長所になりうるのですが。
また、肉親相手だとどうしても歴史的な偉人でも知恵が発揮されず、

ローマの5賢帝で名高いアウレリウス帝も豊臣秀吉も家庭問題ではどちらも大失敗しています。
そこに人間の哀れさというかストーリーを感じますね。
参考記事
子供にイライラしたらトイレにGO  精神科医が教える過干渉対策
しくじり世界史 ネロ

★スパルタ教育で育った絶対に働かない皇帝

中国には明の時代に万暦帝という皇帝がいました。

豊臣秀吉の朝鮮出兵の時代の皇帝ですが、

彼は優秀な母親と大臣からスパルタ教育を受けました。

しかし、親がいなくなると全く働かず、

まず自分の教育係だった優秀な大臣の家族を没落させ、(自殺に追い込むレベル)

さらには両親の皇帝と大臣たちが汗水たらして働きに働いて立て直した明帝国の財政を、

瞬時に火の車にし、内憂外患に全く対処せず明帝国は滅亡に向けて一直線だったそうです。

万暦帝はただの暗君ではなく親たちへのあてつけで『わざと』だったのではないか、

とも言われています(すげースケール 笑)

不登校のお子さんでもテストを白紙で出したりする子がいますが、

それに近いものを感じます。

また、不登校の子が無駄な散財を親に強いることがありますが、

それを国家予算の何年分というレベルでしたのではないか、

という気もします。(親が死んで最高権力者になってから、、、)

恐ろしい話ですね。過干渉や教育虐待は世界を滅ぼすわけですね。

★中国の歴代皇帝達

王朝が滅びるパターンを見ると、

外戚(妻の親類)が幼い皇帝を甘やかして、

暗君になり暗君が続き国が滅亡というパターンが目に付きます。

藤原氏などはこのパターンで実権を握りましたが、

彼らは皇帝や天皇に操り人形でいてもらわないと困るわけです。

(自分の意志でネロのように自立してもらっては困る)
まー、大体の子は甘やかせば自立できなくなるわけですね。(良かれと思ってでも)

骨抜きになりダメになってしまうわけです。(大人でも)

不登校や心理学の世界だとそれを共依存と言ったりします。

組織の規模や時代が変わっても人間の集まりでは似たようなことが起きるわけです。
不登校の親御さんはお子さんに自立してほしいと言いつつ、

甘いですね。甘すぎます。

また、過干渉の悲しいところは親が『子供のために』と思ってしたことも、

子供から全く感謝されずに逆に恨まれることです。

親の心子知らず、先生の心生徒知らず、で、

いかに『子供のために』努力しても苦労しても泣いても、

感謝されるどころか恨まれるだけです。下手すると殺されます。
(たまにニュースでもあるやつですね)
親御さんも良かれと思ってのことなんですが、

過干渉というのはこの世で最も恐ろしいものの一つですね!!

コロナさんよりも明らかに怖い!!

以上、秋の怖い話でした。

 

ではまたお会いいたしましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました!!
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