こんにちは。早野です。

 

今日もお読みいただき有難うございます。

 

いやー暑いですが世田谷の事件は冷んやりと衝撃でしたね。

 

今回も少々強引ですが注目度の高いニュースにこじつけて不登校について考えてみたいと思います。

 

軽いタッチで語っていますが今回は(も?)少し不快に感じる方もいるかもしれませんので、

 

読みたくない場合は読まれないでくださいませ。

 

 

★不登校は犯罪者になる論に賛成してみた

 

よく不登校の子を指して親御さんが『この子は犯罪者になる。人を殺す。』みたいなことをおっしゃることがあります。

 

私は大体が『確率何%ですか??』と聞いています。

 

その場合、殺人などの犯罪者数が分子で不登校数が分母となります。

 

しかし、毎回こう反論するのも芸が無いと思いますので、

 

今回は理系的な確率論とは別のエピソードなどの印象論の立場から大いに賛成してみようかと思います。

 

まず、先日デイリー新潮のこの記事を見てびっくりしました。

 

>「小田急刺傷事件」容疑者が勤務していたパン工場は“地獄のバイト先”で有名だった

 

私は不登校の子に『勉強しないと(もしくは学歴に関わらずキャリアアップできる仕事につかないと)マジで仕事が絶望的にきついよ』と脅すことがあります。

 

例えば『私はあるパン工場では一晩中バナナの皮をむいて消毒して気が狂いそうになりました。』

 

実はまさにこの容疑者さん(中央理工中退)の勤務していたパン工場がいつも私が不登校の子を脅す時に使う伝説の●●パン小平工場なのです(超大手です 笑)

 

記事にはこうあります。

 

>消毒液にまみれた部屋の中で機械と一体化し、ひたすら単純作業を繰り返す。

 

>頭がおかしくなると訴える学生も多かった。

(このクレームが殺到しそうな書き方の記者は早稲田出身で学生時代に働いたことあるのではないか笑)

 

私は『一晩中、三角パンの向きを変え続けた』とか『一晩中あんパンにごまをのせ続けた(寝そうになったら怒られた)』とかの記憶があります。(ネットでこの工場の人に失礼だろと炎上はしていた。たしかに失礼ではある。。。)

 

 

 

 

★今の生活が当たり前だと思っている

 

子供は今の生活が当たり前に享受できるものだと思っています。

 

しかし、●●パンで一晩中働いて日給1万2千円です。(フリーターの場合はそこから税金と社会保険と交通費と自分の食費を引く。ただこの工場だとパンが無料で食べれたがもはやパン地獄で食べる気が起きなかった 笑)

 

早めに社会の現実を教えておいてあげないと(その時は反発されますが笑)、

 

社会に出た時に家と社会との温度差にドン引きして不適応になりかねません。

 

なので、実際に社会での大変さを教えてあげる必要があると思います。(楽しさも)

 

仕事は家に持ち込んだほうが明らかにいいと思います。

 

私は生徒に『給料を上げるのに勉強ほど楽なものはない』と言っています。

 

コンビニのバイトで時給を上げるのは至難の業ですし、

 

サラリーマンも一度会社に入るとその会社の給与体系を超えて昇給するのはなかなか大変です。(個人の努力よりは業界や会社の状態で決まる面が大きい)

 

なので、家で仕事のいろいろな話をしてあげたほうが良いと思いますね。

(学校ではできない社会科見学です)

 

 

★とはいえ、、、

 

容疑者さん(中央の理工中退)が絶望だったかというと別に出来る手はいくらでもあったと私は思います。(学歴なんぞ要らんだろという理屈も普通に成り立つ)

 

私なら正規の採用は難しいと見て実力で上がれる会社にバイトで入社します。(容疑者さん20代はナンパ師だったので)

 

そうなると、努力しだいでそれなりにキャリアアップしていけます。

 

ただ、勉強や努力はしないといけません。

 

学校の勉強とは違い業界知識とか業務知識とかPCスキルとかのいろいろなスキルですね。

(そもそも学歴や資格があっても努力しないと周りからゴミ扱いされますが笑)

 

ここからが『不登校は犯罪者になる』論の本番です。(確率的には0に近くても)

 

 

★容疑者さんの性格とその形成過程を妄想する(閲覧注意)

 

容疑者さんはナンパ師として活動していたり、

 

職を転々としていた時があるそうなのですが、

 

おそらく両親が不仲で容疑者さん自身に家庭を持つことにためらいがあったり、

 

お父さんが単なるATM状態(容疑者さんは中央の理工だからお父さんも理系か)であまり働くことに前向きになれない環境であろうと思っていたら、

 

実家は幼少期に離婚されて母子家庭で実家暮らしなんですね。

 

幼少期に離婚と同時に青森から世田谷に引越し。(大手企業の支社か地元の名家かで両家の家風が違いすぎたか、、、)

 

また、言動やプライドの肥大化が共依存ぽい気もしますが自慢の息子で一時期まで容疑者さんがお母さんやご実家の唯一の希望だったのかもしれません。その後再婚されたのかな。

 

さらには、勉強もサッカーも出来てクラスでも人気者でイケメンだったとのことで、

 

そこで勘違いしてプライドばかり高くなって人間関係もうまくいかなくなったのでしょうね。(プライド高くならなければ人間関係もうまくいっていたはず)

 

出来すぎ君の1つの成れの果てで人のせいにばかりする『くれくれ君』になってしまったわけですね。

 

また、発達障害を疑う声がちらほらありますがあまり賛同できませんが若干ADHD的な気もします。(いろいろと安易な発想なのが)

 

まるで昔の私を見ているようですが(笑)

 

こういう不登校の子けっこういますよね(笑)

 

不登校の子は予備軍というよりはもはやこの容疑者さんの化身そのもの(私はけっこう自分に似ている気がします 笑)

 

というのが、不登校犯罪者予備軍論で私が賛成に回ってみた時の主張ですが、

(私は確率的には非常に低いでしょ論者なのですが今回は別の立場も試してみようと。小論文を教えているのですがどちらの立場でも書けるようにしないといけないので、、、)

 

ではどうすれば良かったのかについても考察してみたいと思います。

 

 

★どうすれば良かったのか??

 

大学中退くらいからの容疑者さんの言動は非常に刹那的で場当たり的です。犯行前から世を捨てているというか世を恨んでのような捨てばちのような言動が目立ちます。

 

1つは離婚のご事情はわかりませんが元のご主人と和解というか融和があると良かったのかなと。(子供が不登校になると離婚していても協力し合うことがよくあります)

 

この世の絶望の最たるものは戦争でそれは価値観のぶつかりあいですので、

 

争いの融和というのはかなりの希望になります。(宗教団体は世界平和をかかげるじゃないですか笑 あとマンガでも大体が最後は敵と和解するじゃないですか)

 

別に寄りを戻さなくても写真でも飾っておいて『今となってはいい人だったねー(生きてるけど)』みたいな、のでも全然違います。

 

2つは働く楽しさというか大変さというか周りに貢献することで活かされるということを周りがより見せることでしょう。

 

容疑者さんの思考はくれくれ君でせっかくの自分の能力や才能を他人への貢献には回していません。(だから他人にバカにされたわけです)

 

くれくれ君だからうまくいかないのですがその悪循環に全く気づかず、

 

他責思考なのでどんどんと『どつぼにはまる』という。。。

 

これは知能が高くてもまるで気づかないもので(誰かが背中か口で教えないと)、、、

 

3つは長期的なプランニングの重要性です。この容疑者には長期的な展望が全くありません。

 

これも周りの人間がその背中を見せるかノウハウを教えないといけません。

 

容疑者さんは自分の境遇を恨みこそすれ『どういう仕組みで現状の状態になっているのか』を理解しませんでした。

 

中央の理工に入る頭脳を持ちながら学力と社会性(コミュ力とは別のもの)は全くの別物だと中学受験後の子と話すと私は日々つくづくと痛感します。

 

この3つは学校の勉強とは別のものですがとても大事なものだと思います。

 

社会学者が明らかにしていますが家庭内認知教育の格差は本当に半端なくIQや学歴の差は瞬時に吹っ飛ばす威力があります。

 

ただ、容疑者さんの場合は大学を辞めたときはもうそれなりの大人でしたので周りからの介入は難しいところだったかもしれませんが、

 

不登校の子は大体が10代でしょうから修正がかなりききやすいので運がかなり良いと思います。

 

また、容疑者と言えども元々が悪い人なわけではなく、

 

単に歯車が噛み合わず悪循環し続けた『だけ』です。

 

システム心理学だとフィードバック円環が裏目に出ただけで誰かが悪いわけではない。(法の論理は別ですが)

 

 

★今からどうしたらいいのか??

 

さて、私はコンサル会社にいたので絶望的な状態から逆転できないかという話がよくありました。

 

そこで、容疑者さんのここからの逆転は可能かについて考えてみたいと思います。

 

私は充分に可能だと見ています。

 

仮に明日の朝に目覚めたら私かあなたが容疑者さんに転生していたとしましょう(笑)

 

まず武器(リソース)を洗い出します。彼には地頭と時間があります。

 

また、幸いにも被害者は死んでいないし命に別状もないそうなので内心は殺す気は少なかったのかもとも思えてきます。(なんせ転生しちゃったし)

 

ホリエモンが刑務所内で時間があるのを逆手に取り3年で1000冊本を読んだそうですが、

 

彼はもっと刑期が長いでしょうからもっと勉強できます。

 

プログラミングと語学(中国語)と心理学あたりを学びながら、

 

模範囚として刑期をしのぎ10年以内で出れるようにして(未遂だと10年はなかなかいかないそうだが模範囚となり5年くらいで出てこれないか。世の中的には出てきてほしくないかな 笑)

 

問題なのは出所してきても世間の目は厳しいと思われることです。

 

この悪名を逆に強みとして利用していく手と逃げる手があると思います。

 

まず、悪名を強みに転じる場合はお金を稼いだら中国に渡り反日ユーチューバーとして活躍します。

 

反日サイトは中国などでは人気でしょうが中国で『日本人』で反日をしている人はおそらくはいないはずです。

 

日本だと車両で重大な犯行を『やってしまった』というのは再起不能に近い弱みですが、

 

視点を変えて反日国だと『よくやった』と彼も高校時代のようにヒーローになれるかもしれません(笑)

 

逃げる場合は世界の物価の安い国に行きそこで暮らしながらネットで稼ぎ、(刑務所内で勉強しておいて)

 

その地域で貢献し人間関係を作り、老後にさりげなく日本に恩返しする、という感じですかね。

 

もしくは、刑務所内で何もその後の準備をしていないとかだと海外の日本食レストランとかだと自分の強みを活かしやすいかなと。(いかに最低の人間でも海外の日本食屋で日本語が話せて日本文化に詳しいのは強みかと)

 

まー、まずは模範囚になり反省を示しに示すためにも刑務所内で良いカウンセラーか先輩受刑者に巡りあうかが大事な気がしますね。

 

より本質的には容疑者さんと特にその周りの体力、気力、知力、財力あたりにかかっているとは思いますが。

 

ただ、気力体力財力知力などで上回ればいかなる問題でも解決するのは当たり前で、

 

いかに楽に省エネで潰れないように(少なくとも私は)やれるかが大事だなと痛感しています。

 

『素人は戦略を語り玄人は兵站を語る』と言います。

 

 

 

 

『戦争という仕事の9割は補給だ』とのことですが、

 

不登校も全く同じで親御さんにはしっかり働いていただき、

 

しっかりご飯を食べて、甘いものでも食べてストレスをなんとか解消していただくことがまずは大事かなと(笑)、、、

 

私もこの記事を書いてたらメンタルを少しやられました。皆様もご自愛くださいませ。

 

被害者も加害者も残りの人生がより良いものになると良いなと思います。

 

ではまたお会いいたしましょう。

 

最後までお読みいただき有難うございました。

 
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