こんにちは。
早野です。
いつもお読みいただき有難う御座います!!
目次
★子供はみんな哲学者
『生きる意味て何だろう???』
『どうせ死ぬのになぜ生きているのだろうか???』
『世の中全てウソばっかだな』
『世の中バカばっかりだ』
『人間は死んだらどうなるのだろうか???』
不登校の子はけっこう哲学的です。
いやはや、私も昔は似たようなことを考えておりました(笑)
あなたは上記の疑問をお子さんが抱くことを非常に嘆くかもしれません。
しかし、その先には奥深い世界が広がっていて、
お子さん(と親御さん)の底力発揮のヒントがあるのです(あるかもしれません)。
★現代心理学の巨星ビクトール・フランクル
上記のような疑問のヒントの1つになるのがビクトール・フランクルです。
フランクル先生はユダヤ人の精神科医でアドラーの弟子でアウシュビッツの生き残りです。
諸富祥彦 『フランクル 夜と霧 絶望の果てに光がある』(NHK出版、2013年)。
諸富祥彦 『どんな時も、人生に“YES”と言う フランクル心理学の絶対的人生肯定法』 (大和出版、1999年)
私はこのフランクルが大好きで、
自殺を考えたような元不登校の人や元うつの心理士などそれなりに頑張っている人にはフランクル好きがけっこういます。
元不登校の人の記事などを読んでいるとフランクル的な発言が出てきます。
私が今あるのはフランクルのおかげです(私が死んだりした可能性は絶対にないのですが生きる張り合いを見つけたのはフランクル先生のおかげ 笑)
フランクルでこんな言葉があります。
https://hikikomorikaihou.com/blog/2011/07/02/vf/
>人間としての尊厳を全て奪われた状況の中で生き残った人と死んでいった人には決定的な違いがあった。
>それは沈み行く夕日が水たまりに映った姿を見て、美しいと思えた人・感動した人、その夕日を仲間に見せようとした人。
>そういう人間だけが生き残った。
★世界の美しさ
私がこの仕事をしているのはなぜかと考えると、、、
私はどうしようもない人間でしたが(今でも!?)、
多くの人のお世話になり、なんとかやってきました。
祖父母に父母に学校の教師に同級生や同期に会社の上司に会社の先輩に、、、
客観的に考えて私を見捨てても良さそうなものでしたが、
そうはしませんでした。
むしろ、人としてどうかということをやらかすたびに私は成長していったのでした!!!
いやいや、なんせ私は要領の悪さに不器用さに倫理観の無さに規則を軽視し、なめた態度に打たれ弱い心。。。
非科学的かもしれませんが、、、先祖のおかげとしか思えません(笑)、、、
なかでも私の母は腹を括っていたようで、
『子供(えっ、私!?)が殺人を犯したら』などまでを想像したことがあるそうです(笑 私は笑ってしまいましたが笑えませんかね、、、)
とはいえ、良くも悪くも私はやる時はやる性格な気もします、、、(お子さんが行くとかやると行って行けないとかやれないのはある意味安心かもしれません、、、)
私がこの仕事をしているのは親への恩返しのためでもある気がします。(知りませんが)
https://www.sankei.com/premium/news/180811/prm1808110003-n1.html
今の世の中には悲惨なことが無限にありますが、
私は人は良い人ばかりでこの世界は美しい(そして悲しい)とつくづく思いますね。
★フランクルを語る佐々木常夫氏
http://sasakitsuneo.jp/leader/18.html
>私がフランクルのいくつかの本を読んで、
>自分の人生観を根本的に修正したと言ったのは、
>ひとつは、私が障害の家族や仕事のことで苦労したことなどは、
>フランクルの経験したことに比べれば、
>取るに足らないことだということもあるが、
>もう一つは「人は自分に与えられた人生で全力でその使命を果たすことが生きていく意味なのだ」、
>私の言葉でいえば「運命は引き受けるもの」ということを気付かせてくれたからである。
佐々木氏経歴
1969年東大経済学部卒業、同年東レ入社。
自閉症の長男を含め3人の子どもを持つ。
しばしば問題を起こす長男の世話、
加えて肝臓病とうつ病を患った妻を抱え多難な家庭生活。
一方、会社では大阪・東京と6度の転勤、
破綻会社の再建やさまざまな事業改革など多忙を極め、そうした仕事にも全力で取り組む。
★『ゆっくりと焦らずに』が復活の秘訣の1つ
子供の不登校の衝撃はある種、震災や津波に似ているかもしれません。
以前に、お子さんの不登校を震災に例えた親御さんがいらっしゃいました(上記記事)
>つなみ THE BIG WAVE 作者:パールバック
>朝、起きれない子どを見てると『つなみ』の主人公ジヤと重なることがあります。
>津波で家族を失った主人公のジヤが悲しみを克服して成長していく内容です。
>不登校克服の参考にしてます。
さて、阪神大震災や東日本大震災を乗り越えた方はこう言うそうです。
『今は生活再建で大変だと思いますが、復興は長い目で見ないと疲弊するばかり。
ゆっくりと焦らずにやらないと身が持ちませんよ。』
日本人は世界でも有数の粘り強い、我慢強い民族と言われます。
日本の心理学のパイオニアの河合隼雄(ハヤオ)は言います。
『愛とは関係を絶たぬことである。』
それがなかなか難儀かもしれませんな。。。
https://diamond.jp/articles/-/109614
では、またお会いしましょうー
私が10代、20代で苦しんだことがあなたのお役に立ち、
あなたのお子さんの幸せにつながればこの上なく幸いです。
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