こんにちは。
『不登校はピンチの顔をしたチャンス』『不登校というピンチをチャンスに変える』不登校アドバイザーの早野です。
もう涼しくなってきてすっかり秋ですね。
今日は不登校のメカニズムについてのお話です。
こちらが私のところによく来るパターンです。優秀なお子さんに多いですね。私もこのタイプかもしれません。
学校の先生や公務員、看護士、経営者、外資系高級ビジネスマンの子供に多いタイプですね。
不登校のメカニズム
親の固定観念。
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親の期待、ハードルが高い
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疲れる、愛されていないと感じる
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自己否定:『自分はダメだ!!』
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きっかけになるようなトラブル
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力尽きて学校に行かなくなる
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さらに自己否定。理由は言えず自分の殻に閉じこもる。
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現実逃避、昼夜逆転、ゲーム漬け
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家出、家庭内暴力、不登校の長期化、自殺
上記のメカニズムを読んだ後に下記の寓話を読んでみて下さい。
親の期待が子供の重荷になる寓話
むかし、あるところにウシ子さんとトラ男さんというウシとトラの夫婦がいました。
ウシ子さんはある日、大好きなトラ男さんのためにいちばん美味しい料理を出そうと思ってアルプスの高原で取れた牧草を差し出しました。
それを見たトラ男さんは
「草かぁ。俺、肉しか食べないんだけど、愛するウシ子が出してくれたから」
と思いながらムシャムシャと牧草をほおばりました。
その日、トラ男さんは空腹を我慢したまま眠りにつきました。
翌日の夜、お腹を空かせていたトラ男さんは
「よーし、今度は俺がいちばん美味しい料理をごちそうするぞ!」
と神戸牛のサーロウィンステーキを用意しました。
それを見たウシ子さんは
「ねぇこれって共食いじゃない?だいたい私肉なんて食べられないのにー」
と思いながらも愛するトラ男さんが出してくれたんだからと、美味しそうなフリをしてなんとかステーキを飲み込みました。
その次の夜、今度はウシ子さんが腕をふるって香草づくしの料理を振る舞い、トラ男さんは我慢しながらも喜んで食べてくれまし
その次の晩にはトラ男さんが狩ってきた鹿を、ウシ子さんは相手の気持ちを無駄にしないようにと、おいしそうなふりをして食べました。
その翌日も、次の日も、愛する二人はお互いに相手のためを思って手料理を振舞っていました。
物語の結末
しかし、3か月ほどしたある日の晩、ついに堪忍袋の緒が切れたトラ男さんが叫びました。
「いい加減にしろ!毎晩毎晩、草ばっかり食べさせやがって、お前は俺を飢え死にさせるつもりなのか??」
その形相に驚きながらも、ウシ子さんも負けてはいません。
「だったら言わせてもらうけどあんたこそなんなの?毎晩毎晩、肉ばっかり食べさせて、私がどれだけつらい気持ちを味わっているかわかっているの?」
毎日蓄積していた怒りと屈辱が堰を切ったように溢れ出し、二人は大喧嘩を繰り広げ、結局離婚することになりました。
離婚届を提出し、最後のお別れとなった場面で二人はこう言いました。
「俺はお前のためを思って精一杯努力をしたぞ」
「私は、あなたのためを思って精一杯つくしたわ」
お互いに自分の判断基準で相手のためを思ってプレゼントしています。
しかし、良かれと思ったことが相手にとって良くなかったというのは日常茶飯事です。
特に大人と子供だとどうしても大人は間違いなく自分が正しいと思ってしまいます。
親子や夫婦といえでもウシとトラくらい違うんですね。
肉を習い事や勉強、窮屈な生活、草を遊びなどに置き換えて読んでみても面白いかもしれませんね。
では、またお会いしましょう!!
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