こんにちは。

今回もお読みいただきありがとうございます。

 

今日はポジティブとネガティブについて。

この記事を読まれるとポジティブもネガティブもいい感じに活かせるようになります。

 

さて、語源を見るとネガティブは「ネガ」と「ティブ」にわかれるそう。

ネガは古フランス語やラテン語だと「ノー」のことだそうで、

否定語ですね。

 

否定ということはざっくり「無い」ということ。

ディス イズ ノット ア ペンときたらペンは無いと。

 

もし「私は嘘をついてない」が正しければ

嘘は「ない」ということですよね。

 

逆にポジティブの語源は「ある」ということだそう。

古い英語や古フランス語だと元々の意味は「たしかにある」ということ。

 

古くには「事実として観察できる」という意味合いがあったそうです。

意外にもポジティブとかネガティブはもともとは法律用語や科学用語であり、

数学的な用語でもあったそう。

 

ポジティブは0よりはあるという意味も。

なので、100点中で0点はネガティブですが10点はポジティブ。
(これは心理面をのぞいた話です)

 

ポジティブやネガティブに心理的な要素が加わったのはかなり最近のことだそうです。

コップに少し水があるのをどう解釈するかの話とか。

 

なので、ポジティブシンキングの誤解で「私はできる」みたいな自己暗示はポジティブの本来の意味合いからは外れているわけですね。

 

身長が低い人が「私は身長が高い」とポジティブ的に考えてもそれはポジティブではないかもですね。

 

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★「ポジティブ=建設的」であり、そこに自分で作れるという「自由」がある

 

一般にポジティブシンキングが良いとされるのは建設的だから。

たとえば、冷蔵庫の余り物で美味しい料理を作れる。

 

ネガティブだけだと「あれが無い」とか文句を言って

良い結果が生まれないことも多いでしょう。

 

状況が完璧で全ての条件が揃っていればネガティブでもOK。

冷蔵庫には最高の食材が揃い、

最高のシェフが家にいる。

お金も使いきれないほどある。

 

であれば、

工夫する必要は無い。

 

しかし、必ずしも理想の状態ではない時。

そんな時は「ある」ものを探さなければなりません。

 

サッカーの試合で1人退場して10人になってしまった。

ならば退場した人に注目しても仕方がありません。

 

10人でも勝利した例はたくさんあるのでそれを研究して再現するのみ。
(サッカーだと本当にたくさんあるので)

 

心理学ではこれをソリューションバンクと言います。

不登校でも一見不利な状況を跳ね返した事例がたくさんあります。

 

お子さんが筑駒に在籍していて、

さらにボランティア活動や芸術活動にいそしんでいて、

イケメンで社交性抜群で謙虚であれば言うことはありません。

 

誰が親をやってもうまくいくでしょう。

世の中は不公平なものでそういう人もいるのは事実なんですがw

 

しかし、現実は真逆なこともありましょう。

 

言うことを全くきかない子ども。

理解のない学校。

理解のない夫。

昭和そのものの姑に親戚。

無能なカウンセラー。

理解しあえるわけもないママ友。

更年期で悪い体調。

眠れないで働かない頭。

 

とはいえ、そんな中でも成功事例があるのでそれを研究して再現するのが現実的。

もちろん100%ではありません。

 

しかし、無いものねだりをしても合理性はあまり無い。

冷蔵庫に無い食材のことを考えても仕方がないようにですね。

 

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★不登校でも普通に社会でやっていける

 

というわけで、少数の成功事例を研究して、

再現すれば当然にうまくいく。

 

そういう仮説を立てて私はやってきたのですが、

当然うまくいくわけです。

ある程度は。

 

が、理科の実験みたいに短時間でくりかえせるわけでは無く、

また、物理や化学と違い人間にはそれぞれの心があるので反発もあるわけです。

 

なので、

それなりの検証期間がかかり疲れ果てましたw

 

学校に行ったり、

大学に合格したりしても、

その後を検証する必要もありますしね。

 

グーグルは自動運転の検証を仮想空間上でも実施しているそうですが、

実社会の出来事も同じように検証できるのではないかと思いますが、

宇宙開発のプロダクトを仮想空間上で検証とかはおく聞きますがどうなんですかね。

 

話がそれました。

 

 

★「無い」ことが面白い

考えてみれば、サッカーでも手が使えたら面白くない。

子どものゲームでも楽勝すぎるのは流行りません。

適度に難しいのが流行るわけです。

 

引き出し屋をを訴えたひきこもり社会人の方が言っていました。

「寮では小学生用のドリルを解かされた日々が苦痛だった」と。

 

あまり簡単すぎるのもつまらないそうです。

「楽でいいじゃないですか」という気もしますが。

 

無い中であるものを活用して

なんとか局面を打開していく。

それが面白いのかもしれませんね。

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★ネガティブの効用は安全装置

 

さて、ここで終わるとポジティブに「あるもの」を活用していきましょうという話なのですが、

ネガティブにももちろん効用があります。

 

たとえば、子どもが「勉強したくない」と言ったとしましょう。

そこにはいろいろなメリットもあります。

 

もしかしたらまだペースが速すぎるのかもしれません。

ネガティブにはそういうアラーム機能があったりします。

火災報知器みたいな。

 

月給30万円の人が生活をする際にお財布からのアラームが働かないと大変なことになりますw

頑張りすぎて鬱になる人とかいますがアラームが弱かったのかもですね。

 

どんな自分でも好きになれる人は太りすぎてもアラームが働かないかもしれません。

私などは太る自分を受け入れられないので85キログラムでなんとかとどまっています(笑)

 

動きがにぶくなったり健康面でのリスクが増加したりと、心理面とは別のデメリットがありますからね。

 

別に自分をそんなに好きにならなくてもいいんじゃないか、という側面もあるわけです。

ネガティブ0だと生存確率が下がる気がしますね。

 

現代では過剰な気もしますがそのあたりの加減が難しいですね。

そもそもネガティブ感情が「ある」ということなので、ネガティブなどは無いのではないかという気すらします。

 

「ネガティブ=無い」なのであれば、無いわけで。

 

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★ネガティブから始まる進化と成長

 

もしくは、「勉強したくない」というのも「より本質的なことを考えたい」という不満の表明かもしれません。

 

会社だと無駄な会議や無駄な資料作成がたくさんありますよねw

それは「そもそも何のため?」を考えないから。

 

学校はその最たるもので超効率的に学習などを終わらせて、

小学生の帰宅が昼の12時とかだと親も困るわけです(笑)

 

2つの例を出しましたがどちらも成長欲求のあらわれ。

もしくは自分を守ろうとする欲求のあらわれ。

 

ネガティブな感情は「ある」のですからポジティブだったりします。

ネガティブな感情も「あるよね~」と受け入れているとポジティブに変換されています。

 

まー別に変換される必要も無いのですがね。

ある=ポジティブなので。

 

ポジティブなのは建設的で何よりですが、

ネガティブ感情は安全面などを教えてくれます。

 

建設現場には安全第一と書いてますよね。

同じようにカウンセリングなどでも「ゆっくりでいい」とか

「自分を受け入れよう」とか言われたりしますよね。

それは同じ理屈ですね。

 

★ネガティブはすばらしい

 

また、ネガティブ感情はポジティブな論理よりも賢かったりします。

なんとなく違和感や不安があると。言語化できないけど。

 

先ほどの「勉強する意味がわからん」的なのもその子の奥底から来る疑問とかなわけで。

表面的に先生にしたがい暗記や計算をするよりも賢い部分「も」ある気がします。

 

何も考えない、感じないようになる薬とかあるといいなと思いますが(笑)

とはいえ、バイトなら作業していればいいのですが、

社員でもある程度になると「これでいいんだろうか」と疑問を持つことが求められますよね。

 

業界の前提を疑えとか言われるじゃないですか。

ネガティブにはそれと同じ要素「も」あると思いますね。

 

ポジティブ一辺倒の論理だと数字を出してロジカルに組み立てますが、

それで大失敗とかよく見かけますよね。

 

カリスマ経営者に社員がネガティブな情報をあげづらくて、

大失敗とかもありますし。ダイエーとか旧日本軍とか。

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★ネガティブは必須

 

ネガティブには他にも効用があります。

たとえば「我が家の夫はなぜ竹野内豊ではないのか」と不満を持つ。

これにもメリットがあります。

 

「なぜ学校は〇〇ではないのか?」と不満を持つ例で考えてみましょう。

竹野内豊ネタは笑ってしまってその後が思いつきませんでしたw

 

学校に不満をもつメリットはそこに無いものを想像できることですね。

ウォシュレットみたいなものを発明できるかもしれません。

 

小さい工夫でも誰かのありがとうにつながりますよね。

職場で新人の時になじみにくかったので先輩になった時に配慮してあげるとか。

 

あとは不満を持つのはチェック機能でもあります。

病院とか銀行員とか建設会社の人がポジティブでも困りますよねw

 

いや、あるべき状態を満たしてないやんと。

 

「良いところを見てください」

と手洗いしてないお医者さんが手術室で言ってもダメですよね。

 

足りないところを見つけて、

他と比べて対策を考えるというのも素晴らしいことです。

 

学校のテストとかはこの傾向が強いですが、

この能力も必要ですよね。

 

数学でも解き方がいろいろとありますが、

ネガティブも1つの解き方で

そこでダメそうであれば別の解き方も試してみる。

それがいいのではないかと。

 

というわけで、

ポジティブは主に現実を建設する機能があり

ネガティブは主に安全機能や学習・進化機能があるわけですね。

 

どちらも建設現場や社会復帰現場に必要なので

料理道具をいろいろ使いこなすような感じで使えると良いですよね。

私もまだまだ修行中ですが。

 

というわけで、長くなりました。

最後までお読みいただきありがとうございます。