こんにちは。早野です。
今日もお読みいただき有難う御座います。
都立高校のチャレンジスクールの入試問題が面白いので今日はそのお話を。
今回も長いのですが役に立つ話だと思いますのでぜひお付き合いいただければと。
目次
★チャレンジスクールの入試問題
都立高校は内申点や学力テスト無しのチャレンジスクールというのがありますが、
チャレンジスクールの入試問題はけっこう面白いです。
けっこう難しいので大学入試や就活試験とかとそんなに変わらないような気がするくらいです、、、(とはいえ、題材がかなり絞りやすいのが違う)
下記はある都立高校のチャレンジスクールの問題になります。
とても大事なことを聞いてきている印象で不登校の子はみんな考えておいたほうが良いような。(別に不登校じゃなくても)
>厚生労働省が実施している「新規学卒者の就職離職状況調査」によると、
>三年以内離職率は年度によって多少の差はありますが、
>大卒者は約三割、高卒者は約四割です。
>約三割の大卒者と約四割の高卒者が三年以内に離職してしまうのはなぜなのか、あなたの考えを述べなさい。
>また、このことを踏まえて、社会に出る前に高校生活で身に付けておくべきものは何だと考えますか。
>そして、それを身に付けるためにどのような高校生活を送りたいと思いますか。
>六〇〇字程度で具体的に述べなさい。
★自分の適性を知ること
試験を無視して私がこの問いに普通に応えると2つあると思います。
一言で言うと「原理原則に従うべし」ということです。
1つはなるべく早い段階でいろいろなものを試してみて失敗したり成功する中で自分の適性を知ることが大事。
早野は私立進学高校、定時制高校、予備校2つ、留学、寮、国立理系受験、国立文系受験、私立文系受験などをいろいろと試して、
私立文系受験に落ち着いたわけです。(時系列は前後しますが)
ほぼ1勝9敗なんですが親からすればうんざりでしょう(まーユニクロも1勝9敗だそうですが 笑)
定時制に行ってみたらなんか違うなーとか、(親は一見落着と思ったら言語化出来ないので説明無し。傍から見ると理不尽。)
短期留学は大学生の時ですがなんか合わないなーとか。(なんかよくわかんないけど意外に合わなかった)
まーお金がかかった(笑)
寮は社会人以降でしたがなんか合わないなと(これは自分の稼いだお金)。
私は繊細なのかご飯があまり食べれずに何キロか痩せました(適性体重になりました 笑)
気分的にも親はずっと最悪だったのではないかと思います(笑)
例えば「そうだ京都に行こう」という感じでふと宇宙飛行士になろうと思い、
1ヶ月か2ヶ月勉強して東大理系模試を受けたらほぼビリで部屋に引きこもる(コントか 笑)
これは私だけでなくいろいろな子を見ていても1勝9敗ではないかと思いますし、
それを見ている親は1勝99敗ではないかと思う時もあります。(あまり考えすぎるとの場合ですが)
仕事に関してもバイトはすぐにやめるの連発ですが、
その中で自分には何が合うのかがわかってくるわけです。
1日とか3日でやめたりとかもけっこうあったのでバイトは20とか30くらいはやったのではないかと。
家にはお店からよく電話がかかってきていました。「早野くん来ないんですがもう来なくていいですー」と(涙)
一応私の弁護のために言うとこれは他の子もそうだったりします。(道連れか 笑)
その中で向き不向きがわかってくるわけですね。
発達障害から銀行とか医療関係に行っちゃったとかミスが許されない事務職に行っちゃったみたいな人の話をたまに聞きますが、
それは失敗が足りていなかったのではないかと思いますね。(ただ私の場合は失敗はもっと減らせたとは思うので世の中へゴメンナサイ)
とはいえ、私はそのおかげで就職しても7年間会社員を出来ました。
それは狙いすましていた会社だからですが
何も考えずに普通に就職したら即死だったと思います。
受験にしても仕事にしても失敗だらけの中から一部に光るものがあり、
例えば東大模試で実はビリ近くでもそれなりに手応えのあるところもあったりしましたので自信が持てる極めて有意義な結果でしたし、
仕事でもコンサルティング会社でインターンしてみたらけっこう合っていたり、
(1日中ネットサーフィンしてプリントアウトしていましたがその中からいろいろと気づいたり全体を見通せた感覚が良かった)
わずかな光を拡大していくのが大事だと思います。(それで早稲田です。)
別の例だと例えば、倒産しそうな会社でも光る部門や光る社員がいたりしますのでそれを伸ばすとか。
極論、砂漠でも石油が出れば万々歳で大勝利ですね。(極論ではありますが極論にこそ本質的な考え方が出る気がしています)
何も無い山奥の絶望的な村でも珍しい葉っぱをビジネス化して大成功とかもあります。(これも極論ですが本質ではあります)
不登校でも絶望的な家でも必ず光る部分がありそれを見つけて拡大していくようにするのが良いと思います。
実はこれは心理学でもブリーフセラピー系だと基本中の基本です。
私は今思うとグダグダに見えて意外に基本や原理原則に忠実にやっていたのですね(ビックリなのか強弁正当化なのか)、、、
なので、良いところを見つけることが大事で必ずしもお子さんを褒めなくても良かったりもします。
★その時その時のロールモデルを
2つ目はロールモデルがいるかどうかが重要だと思います。
というのも、自分で自分の道を切り開ける人は0人だからです。
よくよく話を聞いてみるとどんな人(偉人とか含む)にもロールモデルがいるのです。(それを言うかどうかは別として)
また、ロールモデルは1人ではなく何人もいてそれぞれ美味しいどころどりをしていることが多いのではないかと思います。
そして、誰をベンチマークするかも時とともに変わります。
私の場合は近所に大検から大学に行った2つ上の子がいました。
また、将来は自営業でやっていこうと思っていましたので、
周りはみんな独立して起業する会社に入りました。
なので、同年代で東証1部上場の社長になっている人も何人かいますし、
マスコミに取り上げられたり起業して従業員がもう何百人もいるような人もいます。
最近流行りのティール組織という上司が部下にほとんど干渉しない組織づくりの権威になっている人もいます。
それと自分の落差に落ち込むこともありますが、
とはいえ自分と◯◯さんを比べて強い点や弱い点などを把握することが出来て、
雲をつかむような話でもかなり現実的になってくるわけです。
ここらへんは大学入試で過去問を研究するのに似ています。
(出席とか性格とか模試とか偏差値とか漢字とか提出物とか字がキレイとかはどうでもいいようにいろいろな要素がどうでもいいということはたくさんあります)
そして、私は今でも何人かお金を払ってベンチマークして研究している人がいます。
そうするとその先の思いもよらないような展開が作れて面白いんですよね。
なので、例えばユーチューバーになりたいとかプロゲーマーになりたい子がまずやるべきことは、
ユーチューバーと友だちか弟子になり無給でカバン持ちでも住み込みでお手伝いをするなどをして学ぶべきなんです。
学ぶというか観察するというか「ぼーっと眺める」というか。
で、その前にやるべきことはその人選とどんな出会いの演出やメールであれば弟子にしてくれたり友達になれるのかを考えるべきです。
ヒカキンとかだとあまり真面目な人選ではないですよね。私の能力が足りていないのかもしれませんが私にはその実現性が見えません。
その上で相手のメリットを考える。例えば、ファンクラブを作るとか再生数向上に貢献できるとか毎日コメントするとか差し入れするとか。
(ここで貢献できればゆくゆくは本当に仕事にできる可能性も出てきます)
もしくはお金を払えば教えてくれるのか、
よくあるようにモノマネとかがよく出来ているとコラボ企画してくれるかも 笑
いわばお客さん用の画面上の姿ではなく、(そりゃ画面の前では笑顔で楽しそうだわさ)
準備している姿や日々の過ごし方や目に見えない考え方などを学ぶべきなんですね。
まー、ユーチューバーの本とかブログを読めば見えてもきたりします。
もしくは気後れする場合はそこまで人気ではなくて優しそうで食えていそうなユーチューバーを探すとか、
ベストなのはこれからブレークするが今は無名な人をたくさん見つけてその段階で仲良くなることでしょう。
そこまでいけばプロデューサー側に回れるはずでいろいろと安定してくると思います。
パン屋とかはいくつかの店で修行してから独立みたいな感じですが、
そんな感じで何事もやれば仮にユーチューバーになれなくても、
別のスキルがついて自活していけると思いますしいろいろな展開が見えてくると思います。
で、具体的で現実的な行動がなんとなく気が進まないーという場合は、
他に本音があるのかなと思います。(悪いことでも恥ずべきことでは全く無いですが)
★アイデアがある人は悩まない
考えが柔軟でアイデアがたくさんある人は悩まないと言います。
私の会社員時代の上司はまさにそうで、
困り果てて相談すると大体アイデアが出てくるんですよね。
一言で言うと引き出しが豊富なのですが、
それは普段からいろいろと武器を収集しているからなんですね。
一緒に街を歩くとよく見て考えているんですよね。
そうすると意外にヒントがあるものなんですよ。
この上司は「もうこの会社はダメだな」と絶望的な時に、
理路整然と明るくて現実的な話をしてそれを実現していくわけです。
それをずっと見ているので私は「この子はダメだな」と思ったことがありません。(うんざりは毎回しますが)
アナロジー思考と言われる分野です。
これはブリーフセラピー系だと基本中の基本の原理原則で「例外」集めとか、
「ソリューションバンク」と言われます。
現代文でも例えば「全ての日本人は髪が黒い」が必ず?であるように例外が無い原則は無いわけです。
日本国憲法でも軍隊持たないとか言って持ってますしね(世の中に絶対は無いわけです 笑)
最近、私が聞いた中で面白かったのは、
受験勉強もしたくないし、
毎日学校に行くのは嫌だし、
面接は嫌だし、
でも名の通った大学に行きたいという子がいて(笑)、、、
なんとその子は今はその名のしれた大学に今いるのですが、、、
それは面接なしで受かる推薦入試とかがあるんですね(ビックリ)、、、
まーそれも賛否両論あるとは思いますが、(私も全面的に賛成ではないです)
そこで否定せずにそこでその欠点を補うよな別のアイデアを結びつければさらに良くなるわけです。
諦めずに柔軟に緻密にモノを見ていけばの話ですが。
心理学の基本に忠実に例外を収集し続けるということだと思います。
というのが私の私見ですが、
入試問題の模範解答的なことが知りたい方はぜひネット上で探されてみてください。
★11月に無料イベントを開催します
11月29日(日)11時から13時
会場ウェスタ川越(JR川越駅から徒歩で5分程度)
オンライン参加もあります。
オンラインだとお顔を出さずにパジャマでポテチを食べながらご参加いただけます。
料金は無料です。
内容ですが、
前半はわせがく高等学校の教育相談室長の佐々木優子先生と元不登校のあべまさきさん(20歳)をお呼びしディスカッション。
あと1人か2人お呼び出来ればと思っております。
後半はグループに別れてざっくらばんに会話が出来ればと。
お申し込みフォームは下記より。(申し込みフォームにはマサキ氏や他の人のことは書かれていません)
ではまたお会いいたしましょう。
最後までお読みいただき有難う御座いました。
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