こんにちは。早野です。

今日もお読みいただきありがとうございます。

 

★環境と素質

 

映画キングダムで有名な李斯さんにこんな話でもあります。

漢文の授業でもやる史記にある話。

 

>李斯が出世して役人になる前、

>書庫でネズミを見た。
>一匹は倉庫で穀物を食べ健康そうで、

>もう一匹は便所に住んで汚物をあさっていて苦しそうだった。
>李斯はこう思った――

>「同じネズミでも、

>どこにいるか(環境)で運命は全く異なる。
>自分も“穀倉のネズミ”のように、

>よい環境に旅立とう。」

 

その後、李斯(りし)は有名な先生に弟子入りし、

(今だとMBA留学するとか大学で下宿するとかに近いでしょうか)

秦の始皇帝に仕えて大政治家になり、

歴史に名を残しました。

 

https://reskill.nikkei.com/article/DGXMZO69311080R20C21A2000000/

 

つまり:
👉 才能は“生まれ”ではなく、“環境”次第で花開く。

という側面「も」あるわけです。

 

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★秀吉は信長がいなければ一生うだつがあがらなかった説

 

日本の歴史でも人気者の一人が秀吉さん。

庶民から天下人になったので万人に親しみがあります。

 

しかし、思考実験をすると

彼は信長がいなければ出世しなかった可能性が高い。

AIに聞いても「武士としてはムリでしょう」と。

 

当時の戦国大名は同族経営で親戚同士ですら〇しあっている状況。

ましてや他人で別の階級出身者などとという感じでしょうか。

 

他人を出世させると裏切られかねない。

実際、信長さんは必然的な結果を迎えています。

 

まー今の日本ですら中卒で日本生命とか関西電力などで

一定以上に出世することは不可能でしょう。(可能な会社もたくさんありますが)

 

秀吉は何度も失敗しながら信長の元にたどりつき

躍進します。

それまでかなり苦労したようですね。

 

李斯も秀吉も試行錯誤をかなりしてたどりついた。

そのあたりは不登校の子を見ていても思います。

 

秀吉さんとお子さんを比べるのは次元が違うかもしれませんが、

李斯さんなどはネズミさんを見て法則を導き出しています。

まるで現代医療の研究者のようではないですか。

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★自分のせいにするメリットと他人のせいにするメリット

 

上記は他人のせいにする的な話でした。

いわゆる他責思考。

 

メリットとしては大当たりする可能性があることです。

日本の学校では向いていない子も

海外では生き生きということはざらにあります。

(ただし何事も全てではない)

 

あと落ち込まないということでしょう。

私は学生の時のバイトで「この役立たずが」と怒られても

「合わないんだな」と思うだけで別に落ち込みませんでしたw

採用するほうも悪いよねと(笑)

 

で、別のバイトを試すと

向いているバイトが見つかったりする。

 

不登校の支援でもAでダメならBにするか、

みたいな感じです。

 

でも、どうしても「自分を責めてしまうんです」という人もいるでしょう。

自責思考ですね。

 

もちろん自分のせいにすることのメリットもあります。

ご安心ください。

 

まず、自分のせいにすれば自分の力が向上します。

試合で負けた時に自分のせいにすれば「練習しよう」となります。

親のせいにするとゲームができますが。

 

また、人に信用されるでしょう。

日本は「一所」懸命が評価される文化。

あまり転職ばかりというのは白い目で見られることもあります。

 

ラーメン一筋30年と言われると

美味しそうに聞こえるでしょう。

冷静に考えれば別に美味しいとは限らないのですが(笑)

 

 

私の場合は若い時は他責思考で

だんだんと自責思考を追加していった感じでしょうか。

 

「あの子や親が悪いよな」みたいな支援者さんは

嫌でしょう(笑)

心の健康は保ちやすいですが

 

他責思考も役に立つ面があり、

若いころは上司を見ていて

「もっとこうしたらいいのにな」と思っていましたが

 

会議などで意見を求められると

「なるほど‼」と。

 

他責も自責もどちらも取り入れていって

活用法を磨くと良いと思います。

 

日本は上の人が下の人に自責思考を要求しますが

別に他責思考も役に立つわけですね。

どっちでもいいわけです。

 

ではまたお会いいたしましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。