こんにちは。早野です。

今日もお読みいただき有難うございます。

流石に暑いですね。いかがお過ごしでしょうか???


★幸せな人生を歩む子供の育て方


最近人気の研究に慶応大学の前野教授の幸福について研究があります。


名だたる大企業などの研修にも導入されていて、


私の友人である石山さんが参画する本田圭佑氏のファンドにも導入されています。


幸福度が高い組織は社員同士の協力関係も良く業績が上がりやすいそうです。


派閥争いで自滅した日産とか先生どうしの人間関係が最悪の小学校とかを考えるとわかるかと思います。


あとは嫁姑関係や夫婦関係が最悪の家庭とか。


生産性が上がるどころかうつ病で休職が続出でしょう。


私も何年か前から幸福学については研究しているのですが、


最近あらためて下記の本を読んで「なるほど」と思いました。


ちなみに幸福学は幸福の◯学みたいですが、


前野先生は東工大、ハーバード、キャノンでロボットの研究をしていたかなり理系の方です(笑)


「幸福学」が明らかにした 幸せな人生を送る子どもの育て方 Kindle版

https://www.amazon.co.jp/dp/B07FD41PP1/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1


*ただこの本はもしかしたら読むと落ち込まれる方もいるかと思いますので閲覧は若干注意です。私は少し落ち込みました(笑)



★対話の重要性


で、こちらの本で親も子供も幸せになるために一番大事だとされていることに「対話」があります。


夫婦間での対話や親子間での「対話」ですね。


私は不登校の定義の一つに「まともな話し合いができない」ことをあげています。


子供が例えば下記のように発言したとしたら、、、


「◯◯の理由で◯◯中学校にはもう行きたくない。だから、△△中学校に転校するよ」とか、


「◯◯の理由で◯◯中学校には行きたくない。でも、塾には週4で通って家のお手伝いとかボランティアとかしながら高校には行くよ」とか、


「学校に行く理由はわからないから高校には行かない。しばらく働いてみて大学や専門学校に行く必要を感じたら行くよ」とか、


そういうご家庭は私のほうには相談はきません(笑)


なんで学校に行かないのかわからないし、


部屋にこもってゲームばかりしていて、


学校の話をすると暴れる、


とかで親御さんは困るわけですね。


あとは朝お腹が痛くなるので学校に行けず1日中ゲームばかりしていて病院には行かない、みたいな。


つまり、「まともな話し合いができない」ということですね。


で、そういう「まともな話し合いができる」のは不登校の終わり間際だなという印象があります。


もしくは自分のことを客観的に見れるようになり言語化出来る、という感じでしょうか。


推理小説の終わりの方で誰が犯人でなんで殺したのかがわかるという感じですかね。


あとは犯人がドラマの終わり際に「私どうかしていました」みたいな(笑)



★対話の重要性 組織バージョン


で、これは不登校だけでなく、


会社とかでもダメな会社はワンマン社長がガンガンやるが、


現場を知っている社員は誰もそれに反対できないで業績がガタ落ちとか。


粉飾決算とか製品の不具合が多発とかの会社はこうなっているようです。


いわば、まともな話し合いが出来ない(法に違反するレベルで 笑)


終戦記念日が近いので思い出しますが昔の日本軍がまさにこれで、、、


海軍はフィリピン沖でアメリカの海軍を全滅させましたと大本営発表をして(嘘をついて)、


陸軍がそれを信じてフィリピンに気楽に上陸しようとしたらアメリカ軍が大量にいて陸軍は油断していたので全滅みたいな、、、


海軍も陸軍も首脳は「まともな話し合いができず」に悩みに悩んだそうです。


コロナの右往左往を観る限り現代でもそれは健在でしょうね、、、



★まともな対話の嬉しさ


私はお子さんが復学したり留学したりしても嬉しくはありません。


それだけでは、とても安心できないからです。


「絶望せず、腐らず、喜ばず、満足せず」の一喜一憂しないことが大事な気がします。


ですが、まともな話し合いがなされると嬉しいです。


この前、高校生の女の子が親へのメールを書いて送る前に見てください、


と言ってきてこれは嬉しかったです。


これは冷静で客観的で合理的で建設的ではないですか???


もしくは私がメールの文章を書いて子供がその内容を少し変えるという場合もあります。


★僕はテロリストだったんだ


この前、大学受験の小論文や英語の勉強をしていて、


「僕はテロリストだったんだ」と言い出した子供がいました。


なんでも、親にゲームを制限されてブチギレて家の玄関を叩き壊したそうです(笑)


大学受験の小論文や英語は幅広い知識が必要なのでテーマについて基礎知識を勉強します。


よく出題されるのは宗教問題、差別問題(男女、人種、身分など)、歴史問題や格差問題などなどです。


なぜテロリストが生まれるのかを勉強していたら「僕と同じだ」と(笑)


例えば、中東の問題も歴史的背景や信じている正義(宗教や習慣の違い)や貧富の差や他人を羨む人間の心理などがありフラストレーションがたまり爆発すると。


「ゲームも宗教のようなもので宗教を制限されると民衆の怒りが爆発する」と言っていました。


世界史や政治経済にはそういう話がたくさんあります。


マルクスは宗教はアヘンだと言いました。


「正義が争いを起こすんですね。お受験に血道をあげる親とかは宗教ですよね」と。



思春期の子供は価値観が狭く、思い込みが強く、こだわりが強いので融通がききづらいのですが、
(だから現実不適応になるわけですが)

様々な確度から物事を見て客観的、冷静に明るく、話して行動できるようになるのはとても良いことだと思います。



★どうしたらまともな話し合いができるようになるのか???


で、ここまでくるのは相当に大変です(笑)


信頼を地道に地道に様々な角度から細心の注意を払いながら積み重ねていく。


忍耐に忍耐に忍耐です(笑)


そして、自分の価値観をなるべく柔軟にする。


必要であればキリスト教にもイスラム教にもホームレスにも警察官にも泥棒にもなれるような。


★最後に:人気の心理学教授の東豊先生のお話をご紹介します


価値観を柔軟にする話

http://futoukou123.com/jiyuu2.mp3


>頭が柔らかい=価値観から自由

>『縛りが無い人は悩まない。』

>縛りが無い人はなんとでも考える事が出来て、自由に生きていけるので、問題に行き詰まることがない


では、またお会いいたしましょう。


最後までお読みいただき有難うございました。




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