こんにちは。
『不登校というピンチをチャンスに変える』不登校アドバイザーの早野です。
不登校において効果的な家族療法、システムズアプローチについてのご紹介です。
犯人探しの誤り
子供のみの問題と考えるのではなく、システムの問題と考えるのが家族療法です。
不登校の原因について考えてみれば当たり前のことですが、学校にも問題はあるし、その上司である文部省にも問題はありますし、日本政府にも問題はありますし、マスコミにも問題はありますし、親にも問題はあるし、親の親にも問題はありますし、子供自身にも問題はあるし、友達にも問題はあるし、塾などの習い事にも問題はあります。
よくある話ですが、不登校の子の父親は母親が悪いと思っていて、母親は父親が悪いと思っている。
子供は両親、学校、友達の全員が悪いと思っている。責任をなすりつけあっているわけですね。
もちろん、誰が悪いとは言い切れませんね。
これは会社などでも病んでいる組織にはよくあることだと思います。
問題=存在してはいけないこと、というのが誤り
心理学の世界には『病は福音なり』という言葉があります。
人は病や試練を通じて進化をするからです。この世から問題が無くなれば進歩はもう無くなるでしょうね。
心の病は今の現状に耐えられないという葛藤から生まれます。
その葛藤を乗り越えれば心の病になる前よりもはるかに幸せになります。
普通の人は我慢しながら今の生活を続けていますが、それが耐えられない、我慢できない。そこから人間の進化が始まるわけですね。
『問題が起きたらチャンスだと考える!!』さすがにそこまでは言いません(笑)。無理なプラス思考はよくありません(笑)。
しかし、問題があることをあまりにも否定的に捉えていてそこから逃げたい、早く楽になりたいという意識が強すぎるとかえって問題の解決を遅らせることになります。
ということは知っていて良いことだと思います。
『この問題を通して何を身に着けることができるだろうか??』と考えてみてください。
子供の問題は社会の問題
通常、子供に問題がある場合は家族に問題があります。子供が病んでいる場合は家族も病んでいたりします。(そうじゃない場合もありますが。)
親が癒されると子供の問題が解決することがあります。
夫婦間の関係が改善されると子供の問題が解決することがあります。
親子関係が改善されると子供の問題が解決することがあります。
会社の社長の心理状態が改善され、それに伴いお父さんの心理状態が改善され、子供の心理状態まで改善されることがあります。
校長先生が変わり、先生が変わり、子供が変わることがあります。
学校の先生や自衛隊などは子供が不登校になる率が高い気がしますが、そういう意味では文部大臣や防衛大臣、それを選ぶ我々有権者の責任は極めて重いと言えるでしょう。
そういう意味では、全ての人の心理状態はつながっていて世の中の人が幸せな人だらけであれば、子供の心理状態もかなり改善されるでしょう。
とはいえ、改善する範囲は決めておかないといけませんがね。きりがありませんからね。
心の生態系を見つめる
子供の不登校をきっかけに家族、社会の心の生態系を楽しいものにしていく。
一緒に心の生態系を改善しませんか??
では、またお会いしましょう!!
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