こんにちは。

早野智則です。

今日は恐怖や不安についてです。

嫌いな人が多い漢文のエピソードを交えて説明しますね。

五十歩百歩

http://www.katch.ne.jp/~kojigai/gojippo.htm

>梁(りょう)の恵王(けいおう)が言った。

>「わしは国政には心を尽くしている。 河内(かだい)で飢饉が起きれば、民を河東(かとう)へ移し、

> また食糧を河内へ運んでやる。

> 河東で飢饉が起きたときもまたそのようにしてやる。

> 隣国の政治を見るに、わしのように心を砕いているようではないが、

> 一向に隣国の民が減って、わが国の民が増える様子がない。

> いったいどうしてであろうか」

>これに孟子が答えた。

>「王は戦がお好きであられるから戦をたとえにお答えしましょう。

> 軍鼓が鳴り響いている戦いの真只中に、よろいや武器を捨て、 逃げ出した者がおりました。

> ある者は百歩で踏みとどまり、ある者は五十歩で踏みとどまりました。

> 五十歩で止まった者が百歩で止まった者を笑いましたとしたら、 いかがでしょう」

>王が答えた。

>「それはいかん、百歩まで行かなかっただけで、 逃げたことには変わりない」

>孟子が言った。

>「王よ、それがおわかりでしたら、 隣国より民が増えて欲しいとお望みにはなれますまい。

>もし、民を使うのに農繁期をさければ、 穀物は食べ切れないほどとれるものです。

> 目の細かい網を入れて幼魚をとるようなことをさせなければ、 魚は食べ切れないほど繁殖するものです。

> 山に入るのに季節を限れば、材木は使いきれないほどとれるものです。

> このようにすれば、民は生きる者を養うことも、 死者を弔うことも遺憾なくできます。

> これが王道の手始めであります。

>五畝の家のまわりに桑の木を植えて養蚕をさせれば、 五十過ぎの者は絹の着物が着られます。

> 鶏や豚、犬などを育てて仔を孕んでいるときに殺すようなことをさせなければ、

> 七十以上の老人は肉食ができます。

> 百畝の田を与え、農繁期を避けて労役などをさせれば、 数人の家族なら飢えることはありますまい。

> 学校での教育に力を入れ、目上の者を敬うことを徹底させれば、 白髪頭の者が道で重い荷物を背負っているというようなこともなくなります。

> 七十過ぎの者が絹を着て肉を食べ、民が飢えることもなく凍えることもない。

> このようにして、王とならなかったものは今までに一人もおりません。

>ところが、王は犬や豚に人の食べるものを食わせても、 食糧を蔵に収め貯えることをなさらない。

>道端に飢え死にする者がいても、蔵を開こうともせず、

> 民が飢え死にすれば、わしのせいではない、凶作のせいだとおっしゃるのは、

>人を刺し殺しておいて、 私が殺したのではない刃物が悪いのだと言うのと違いはありますまい。

> 王が民の苦しみを凶作のせいにして責任逃れなどなさらなければ、

> 天下の民は自ずと集まってまいるでしょう」 

みんな似たりよったり

前半の部分は兵士が戦場で逃げた時に50歩逃げたものと100歩逃げたものはどう違うのか??

という話ですね。

さて、人間というものはみんな似たりよったりで怖いので逃げます。

例えば、街で不良10人に囲まれたらあなたも逃げると思います。(そんな漫画のようなシチュエーションは現代の日本にはもはやないかもしれませんが 笑)

どんなに強い人間でも素手では熊には勝てませんし、

鉄砲にも勝てません。

学校が怖いというのはある種の集団の同調圧力が怖いということですが、

みんな怖いです。

例えば、仮に痴漢の冤罪で捕まって実名と顔写真とプロフィールを全世界にさらされて、

連日テレビでそのことを報道していたら誰しもビビると思います。

怖いことや弱いことはみな同じで、必ずしも恥じることではありません。

責任者は「良くしてあげている」と思っても全く不充分

後半部分は王様が『民のために尽くしている』のに全然報われないとぼやいていますね。

これは我々大人には耳の痛い話で、

これだけ『やってあげてる』と思っても、

全然不充分だという話です。

王様や政治家や大企業の幹部は言うに及ばず、

教師、行政担当者、医者、支援者、親、なども同じことかもしれません。

この話の作者の孟子は人間性善説を唱えた人ですが、

思いのほか厳しいですね(笑)

心折れそうですが孟子大先生の励ましを胸に頑張りましょう(笑)

では、またお会いしましょう!!

最後までお読みいただき有難う御座いました!!
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