こんにちは。早野です。
今日は不登校から早稲田大学に在学中の島原さんへのインタビュー記事の続きです。
前回の内容はこちらです。
島――まぁ…一日二時間ぐらい頑張れば高卒認定位は取れるので…
早――ああ、高卒認定のね。……え、二時間も計ったの？
島――いや、計ってはいないです
早――でも普通に受かったでしょ？高一のあれで。
島――受かりました。
目次
高卒認定試験後の島原さんの奮闘記録
早――それで、高卒認定八月ぐらいに受けて、で、そのあとずっと家で勉強してたの？
島――そのあとは、また予備校に通い始めたんです。東京の…。
早――ほー
島――福岡の…そもそも福岡にいることが嫌だったんです。
ちっちゃい街なので高校の同級生とも会うんです。
それが嫌で、「高校の同級生のいないところに行きたい！」って言って、東京で予備校に通い始めたんです。
福岡から上京し予備校の寮へ
早――東京の予備校行ったんだ！
島――夏以降から…
早――あ、高三の……。それはまた…思い切りましたね。
島――そうですね。
早――それで、行って・・・東京のどこ行ってたの？
島――東京の河合の、本郷校ですね。
早――へえ。そんなところあるんだ。
島――そこに行って、寮だったんです。寮で行ってたんですけど勉強が全然ついてけなくて
…ガチで受験勉強を半年してきた人…しかも東大専用クラスなんです。
早――そりゃあ厳しいよね。
島――あと寮での人間関係がうまく構築できないんで…それでまたひきこもるようになっちゃって。
早――寮の部屋に？
島――寮の部屋に…。
東京の予備校でうまく行かずに福岡に帰り良い大人に巡り合う
島――で、それをみかねたお母さんと養護さんが「福岡に帰ったら」って言って、
もう二か月ぐらいで福岡に帰ることになっちゃって。
でそこからは、まあ、有料自習室をお母さんが探して、
お母さんが本当に全部探してくれたんですけど、
そこに通って、有料自習室の管理人の方がすごい優しくて、
早――どうに？
島――カウンセラーとコーチングの資格を持っている方で、
私がうまく受験勉強を続けれるようになんとか面倒を見てくれて、
早――すごいね、そんな人がいるんだ。よかったね。
島――それは本当に、めぐり逢いでした。
それでも、勉強一杯やってきましたーって感じではなくて、
家で全然勉強しない日もあったり、
受験の一か月前、まったく勉強が手につかなくなっちゃったり…
早――それって高三？
島――高三です。でもまあ何とか高三は乗り越えました。
東大のみを受験！！！
早――それで、東大受験したの？
島――東大受験しました。
早――文系？理系？
島――文系です。世界史と地理です。
早――東大は科目多いしね。英作文もあるしリスニングもあるし、漢文もあるしね……。
島――勉強量にしては、割と、あの・・・センターが九割超えたんですよ。
早――えっ、英語と、国語？
島――あ、全教科です。英語、国語、数学、理科……
早――え、すごいね、九割超えたらどこでも受かるよね？
島――私立だったら……そうですね。それでも東大行きたいな、と思って東大だけで絞りました。
早――なるほど。東大だけで絞ったんだ。
島――あはは（笑）はい。
早――え、お母さんなんか言わなかったの？東大しか受けないのに……
島――何も言わなかったです（笑）
早――あ、何も言わなかったんだ（笑）。えー、すげえ。
島――まあ、浪人する気だったんで。自分が全然勉強できてないのわかってたんで
…。
早――まあ、センター九割行ったんでしょ？………すごいね、頭いいね。
島――勉強だけは…高校の勉強だけはできるんです。勉強と学問は全然違うので。
そして浪人生活へ
早――そうだね、なるほどなるほど。えー、でもそれで浪人…浪人はどこでやったの？
島――浪人は、河合じゃなくて駿台で…東京じゃなく、福岡です。
早――ああ…でも地元の友達とかと会うじゃん？
島――その時は吹っ切れましたね。
早――あ、すごいね。
島――吹っ切れて、エイヤって行ったら浪人生が……私の高校、浪人する子が多いので。
早――あ、浪人する高校なんだ。
島――はい。
早――でも地方の公立ってそうだよね。
島――そうですね。
早――東京の私立だとね、なんか早いうちからやらされてね………
島――そうなんですよ。基本間に合わないんですよね。
早――間に合わないよね。公立だとね。中学受験だとね、小2からやってるんだけどね。
島―ーそうですね。
早――、え、でもそれで駿台行って、初日は緊張したけどそれ以降行けたの？
島――そうです、初日、友達に会ってどう話しかけていいんだろうって思ったら「あー！島原さん、元気だったー？」みたいな、廊下ですれ違っても「あ、来てたんだー！」って、
めっちゃ暖かく受け入れてもらったからもう…全然気兼ねなく通えましたね。
早――あ、なるほどね。じゃあよかったね。
島――でも、あの、その一年うよ曲折がありまして、ネックな人間関係が苦手で築けないていうのが、またありまして…
早――でも「え！島原さん！」のとき一応「あ、何とかちゃん！」ってやるんでしょ？
島――はい、やります。
早――その時はどう思うの？
島――その時は「あ、話せてよかったな。」って気持ちなんですけど、
私の中で「仲のいい友達をつくらなきゃダメだ」っていう強迫観念があるんです。
早――そうなんだ、、、
今日はここまでです。
また次回。
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