おはようございます。

『不登校というピンチをチャンスに変える』不登校アドバイザーの早野です。

先日中学3年生の男の子と話していてなるほどなーと思いました。

夏休み 宿題

学校ではどうでも良いことは教えてくれるけど大事なことは教えてくれない?

その男の子が言うにはこういうことです。

2次方程式の解の公式をやっていた時でした。あなたはところで2次方程式の解の公式を覚えていらっしゃるでしょうか?

こちらです。

【二次方程式の解の公式 I 】
 2次方程式 ax2+bx+c=0 ( a0 )の解は

x=(−b±√b2−4ac)÷2a
です.

中3男『こんなのが何の役に立つんですかー。勉強はどうでもいいことばかりを教えて、大事なことは教えてくれないじゃないですか?』

私『と、言うと?』

中3男『早野さんは二次方程式の解の公式を家庭教師以外の仕事で使ったことがありますか?』

私『ないなー。。。』

中3男『じゃ、生きていく上で大事なことはどこで学んだんですか?』

私『自分の頭で考えて学んだナー。自分の体験や人や本から教えてもらってそれを検証するという感じかな。』

中3男『それを学ぶ能力の無い人はどうするんですか?』

私『そういう人が社会に出て挫折してニートになるんだろうね。もしくは最初から出れないんだろうね。』

中3男『そうですよ。家と学校で大事なことを教えられないまま、いきなり社会に出てやっていけるわけないじゃないですか!!』

私『たしかにそこのギャップは大きいかもしれないけど、まーそこはみんな何とか頑張ってるんだよね。気合と根性と運で。』

中3男『昔の人は親が農家とか職人で家で仕事していたから子供はそれを見て学んで何とかなっていたんですよ。』

私『なるほど。。。とはいえ、今の時代は自分からいろいろな経験をして身に着けていくしかないね。バイトとかしてみれば?』

中3男『中学生は出来ませんよ。』

私『本当にそうかな?まー家の手伝いからだね。』

中3男『。。。。。。』

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二次方程式を弁護する

二次方程式は何に使うのかというと、ヤフー知恵袋によると理系の実務で使うようです。

飛行機を飛ばす設計をする時や大砲を設計する時に使用するらしいです。放物線運動とか。

また、三角関数や微分方程式をMP3プレイヤーなどは使うそうですが、2次方程式を基礎として理解できていないと高度な数学を使用して機械を設計するということができないようです。

うーむ、ここから言える2次方程式を学ぶ1つのメリットは理系の職につく可能性が広がるということでしょうか。

もう1つは体系的な論理的思考を学ぶということでしょう。

やはり生きていく上で物事を考えるのには知識や論理的思考が無いと難しいでしょう。

物事を考えて発信して受信するという意味では国語が不可欠です。

国語が出来ないと賢い人が作成した難しい文章が読めずに騙されてしまうわけですね。。。

数学も数字で考えて説明しないと大人は動いてくれないので数学も必要です。

理科や社会は物事を俯瞰して理解するときに役立ちます。

理科の歴史は常識の否定の歴史です。理科を知れば知るほど物事を自由にいろいろな角度から見ることが出来ます。

また、実験と検証という思考プロセスを身につけることが出来ます。

社会も様々な因果関係を学ぶことができ、何かの決断をする時に役立ちます。

 

 

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大事なことは教えてくれないじゃないかという疑問に対して

本屋さんに行くと『人生で大事なことは●●から学んだ』みたいな本がたくさんありますよね。

見てみるとこうなります。

『人生で大事なことはリッツカールトンで学んだ』

不登校 リッツカールトン

『社会人として大切なことはみんなディズニーランドで学んだ』

不登校 ディズニーランド

『グーグルで必要なことはみんなソニーが教えてくれた』

ソニー グーグル 不登校

『人生に必要な知恵は幼稚園の砂場で学んだ』

人生に必要な知恵は幼稚園の砂場で学んだ

『パイロットが学んだ人生で一番大切なこと』

パイロットが空から学んだ一番大切なこと

『人生で大切なことは海の上で学んだ』

たいせつなこと人生で大切なことは海の上で学んだ

『大切なことは食卓で学んだ』

大切なことはすべて食卓で学んだ

 

 

『人生で大事なことは●●から学んだ』というテレビ番組すらあります(笑)

さすがはテレビディレクター。教育者よりも優秀ですね。

これは社会で活躍する様々な人にインタビューする番組なようです。

人生で大事なことは●●から学んだ

人生で大事なことを学ぶには?

上記の共通点から抽出するとこうなります

①人生で大事なことは人から学ぶ

②人生で大事なことは試練から学ぶ

③人生で大事なことは自然から学ぶ

④人生で大事なことは本から学ぶ

この原則から考えるとまず③は現代では少し難しいですね。

とはいえ、可能な限り自然から学べる体験が出来ると良いと思います。

私の師の松永暢史先生(あまり面識はありません)は生徒さんを山に連れて行って盛大な焚き火をやらせることにこだわっているそうです。

次に①も意外に難しかったりします。

夫婦仲が悪くて『大切なことは食卓から学んだ』と言うことが難しかったりするからです。

家族の人数も昔に比べて減っていますし親に余裕もありません。。。

学校の先生も事務作業や会議に忙しくてなかなか信念を持って子供に向き合うということは難しいようです。

大きな組織の弊害ですね。

結論から言うと人生で大事なことは①と③から複合的に学ぶのが良いのではないかと思います(出来れば本も読んでもらうと良いですね)

私は何から学んできたか?

不登校 学校 大

思い起こすと私自身は何から学んできたかというと下記の要素が大きいと思います。

①サッカー

②対人恐怖症克服

③高校中退から早稲田合格

④仕事

どれも挑戦、恩人、本との出会いに恵まれてきました。

知識ではなく知恵と自信が身につきました。

中でも仕事はお金をもらいながら能力を伸ばし人にも恵まれ、自信もつくと最もパフォーマンスが良いと思います。

海のスポーツに挑戦みたいなのもすごい成長すると思いますが、お金がかかる(笑)。。。

新プログラム

とはいえ、最低限度の自信とコミュニケーション力がないと知恵と自信を身につけることは出来ません。

それが格差が開く理由でもあります。

そしてそういう自信のない人にかぎってブラックで人を大事にしない職場に勇気を出して行ってしまったりします。。。

当然ポキッと折れるわけですね。

そういうわけで家にいてブラブラしているところから始めて仕事で経験を積むまでのプログラムを実施します。

希望であれば勉強のやり方も教えます。

中学生以上を対象にします。

詳細は全く決まっていません。

でもすごいワクワクします。

ではまたお会いしましょう。

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