こんにちは。
『不登校というピンチをチャンスに変える』不登校アドバイザーの早野です。
今日は昨日の家族の悲しいすれ違いとその解決法のお話の続きです。
ある家族の物語【続き】
そんなある日、奈津子さんに突然の報せが届きます。
実の母が交通事故で意識不明だというのです。
まだまだ元気でこれから親孝行をしていこうという時期でした。
奈津子さんはとてもショックをうけました。
とにかくすぐに病院に来て輸血の協力をしてほしいとのことで、急いでタクシーに飛び乗り病院に駆けつけました。
『どうか無事でありますように』と心の中で祈りながら。
しかし、病院に到着したときにはすでに母は帰らぬ人となっていたのです。
あまりに突然のことに奈津子さんはその場に泣き崩れてしまいました。
『おかあさん』とかすかに聞こえてくる声には絶望感だけがありました。
『先週、電話で話した時にはあんなに元気そうだったのに。まさかこんなに若い年で死んでしまうなんて。。』
それからは通夜に葬式にととても急展開な状況が続きました。
その状況の変化についていくだけで精一杯だった奈津子さんはお葬式が終わり、やっと家に帰り一息ついたときに今まで抑えていた想いがあふれ、一気に台所でうずくまり泣き始めました。
その中には張り裂けそうなほどの強い悲しみと寂しさがあったのです。
そこへやってきた夫。
夫はそんな状態の奈津子さんには気づかず、『おい飯!!』とぶっきらぼうに言うのです。
『こんな時まで自分のことばかり、いい加減にしてよ!!』と心の中で怒りが湧き起こりました。
しかし、奈津子さんは愛想がつきてしまった夫に本心を言うことはなく黙っていました。
すると、夫は泣き崩れる奈津子さんを横目にさっさと自分の部屋に戻ってしまったのです。
『せめてこんな時くらい優しくしてくれたっていいじゃない』奈津子さんはそんな人と結婚したことを後悔しました。
TO BE CONTINUE
なかなか腹立たしい夫ですね。この話に何か感想があればこちらにどうぞ。
無料メール相談は下記をクリック! |