こんにちは。早野です。

本日もお読みいただきありがとうございます。

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★矛盾があって真なり

 

不登校でもなんでも相反する考え方があります。

たとえば「学校に絶対に戻すべきだ」という意見。

「学校には行かなくていい」という意見。

 

どっちでもうまくいく事例があります。

私のところでも学校に復帰して大学に行く生徒もいれば

フリースクールなど経由で大学に行く子もいます。

 

どちらも正解と言えます。

似たようなところには行っています。

 

逆に言えばどちらにも課題や欠点があり

どちらも不正解と言えます。

 

私はいろいろなケースを見ているので

絶対復学派の気持ちも分かりますし

その反対の気持ちもわかります。

 

また、超短期で学校に戻すべきだ派もいれば

本人のペースを尊重して戻すべきだ派もいます。

 

どちらの理屈もわかりますし、

どちらもうまくいった人がいるわけです。

(逆にいえばどちらも欠点や課題、何よりもリスクがある)

 

私が好きな言葉に

「矛盾があって真なり」というものがあります。

矛盾があるのが自然だという話。

 

不登校に関しては

家庭や個人ごとに最適解が違うのは間違いないと思います。

 

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★性善説と性悪説

 

人間の本性は善だという人と

悪だという人がいますが

どっちも正解で不正解だと言えるでしょう。

 

不登校でも受容して子どもに任せましょうというやり方と

積極的に介入しましょうというやり方があります。

 

これはどちらもうまくいった事例があるのですが、

どちらにも悲惨なことになる事例があるわけです。

 

お子さんや家庭により偏り方が違うので

Aさんには最適でもBさんには最悪ということが起こりえる。

 

子どもに任せると言っても

本人はどうしたらいいかわからず時が過ぎている。

そんな場合もよく見かけます。

 

とはいえ、

本人に提案するタイミングが早すぎれば

「うるさい」と言われますし、

 

遅すぎればそれはそれで

「うるさい」と言われます。

無駄なので本当にうるさいわけです。

 

まー本人が自力で立ち上がるのがベストですが

その確率はどのくらいでしょうか?

 

100%や0%でないことは確かですが

パレートの法則で考えると2割前後くらいではないかと思います。

 

感覚値だと1割前後ではないかと。

80%ということはありえない。

 

いや、まじでしんどいんですよ(笑)

立ち上がるのって。

受験とか普通の仕事とかよりは確実にきつい。

 

「この課題は子どもの責任」

という課題の分離を徹底すればさらに上がりますが

そうなると積極策とほぼ変わらない状況になってきます。

 

だったら、早めに積極策をとったほうが

人によっては良いようにも思います。

 

課題の分離も「100%分離してます」という人がいたら

もうこれは日本人では無いですよね(笑)

 

アメリカ人ですら無い気もします。

とても尊敬はします。

 

最適解はどのあたりなのか?

難しいですが面白いですよね。

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★プランニング

 

最適解は不可能。

不登校はコンビニの発注に似ていると思います。

 

たとえば、

おにぎりが平均して1日10個前後売れるとしましょう。

 

10個発注すると廃棄ロスになる可能性があります。

おにぎりは粗利が低いのでロスが出るとただ働きになります。

 

5個発注でもロスになる可能性がありますが

売り切れが早すぎてクレームになる可能性もあります。

 

かと思えば、

20個発注して全部売れてホームランということもあります。

 

中学受験塾などはMAX発注でホームランを狙わせる感じですよね。

で、ロスは家庭持ち。それはまだ問題ない。

 

不登校の商売でもそのやり方があるのですが

ロスがシャレにならないことがある。

 

良く言えばどの子の可能性も最大限に信じている。

悪く言えば胴元が必ず儲かるようになっている。

 

コンビニで言えば本部は加盟店でロスが出ても必ず儲かる。

不登校の世界は完全に資本主義でいいのかは微妙な気もします。

 

逆に不登校なら0個発注という人もいます。

さすがにそれはあかんやろと思いますね(笑)

事なかれ公務員すぎる。

 

難しいところですが、

最適解はあきらめて、

 

そこそこの最適解にたどりつけるようにする。

それが一番いいように思います。

 

そのためにはプランをいくつか

持っていることが大事。

 

たとえば、ゲームを制限する・しない。

自己受容する・しない。

 

別にどちらでも

ゴールにたどりつければいいわけです。

 

プランがいくつかあれば

ゴールにたどりつけます。

 

ではまたお会いいたしましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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子供が不登校になったら、子供と家族の世界が暗転します。不登校は学校に行けない本人と家族の関わり方に起因する問題です。

ご自身の経験から、それぞれのもつれた糸のほぐし方を、非常に緻密にやさしく書かれています。

子供に対する時にも自分を内観する時にも、いつも手元で参照したいと思いました。

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不登校児童をもつ親御さんに向けて書かれた内容で、前向きな言葉の数々に元気づけられるはず。100頁くらいですぐ読み終わります。

不登校は大物になる可能性大!愛着障害は実は天才の可能性が!と調子よくてほんまかいなと読み進めたけど、偉人が結構な数いることに少し驚く。

要は不登校の子は感性が鋭く『葛藤を抱えながら生きる』ため大事が成し遂げられやすいということで、上記の言葉で安心して引きこもっていれば成功する訳ではない。

『悩むことの上手い下手も日本語能力に左右される。だから勉強は国語がカギ』というのは妙に納得した。       読書メーターより

我が家の運命を変えた一冊。

この本が好きになり、作者の早野さんのブログを読み尽くしたところ、
復活した息子、いまのところ無敵です。
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