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私立中学校に行かれていて不登校になった方へ 4つの事例で解説

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私立中に合格したのに不登校

中学受験は親世代よりも加熱しており、

現在でも私立中高一貫校は大変人気です。

そんな中、中学受験後の不登校でご相談にみられる方は以前よりも増えています。

 

私立中学校に通う不登校のお子様は

公立中学に通う不登校のお子様との違いがあります。

その違いを明確に知っておくべきでしょう。

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私立中に通う不登校の子の特徴良い点

 

  • 親御さんが大変優秀です。能力、人格、愛情、情報収集能力、コミュニケーション能力と優秀。医者や経営者や先生と呼ばれる職業の方も多いです。
  • お子様も大変優秀です。さすがだなと思う時がよくあります。成人向けカウンセリングをたまに頼まれてするのですが、遜色ない時があります。

・基礎能力ができているので、勉強の遅れを心配する必要がほとんどない。本人や親は心配するものの。

 

・相談に向けた初動が早い。これはなかなかできないことです。人に相談できる人は相談できない人よりも強いです。

 

・友達や趣味がある子供が多い。不登校に悩む必要があるかというと無いんじゃないかと思うときもあります。

 

・日本の宝になる潜在能力の高い子が多い。その分、期待が重荷でもある。

 

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私立中に通う不登校の子の特徴悪い点と原因

・中学受験で想像以上に消耗して燃え尽きている

私も受験で想像以上に消耗しました。この消耗は2か月から3か月くらい回復にかかります。長くて半年くらい。

 

そして、お子様自身がそのことに大変戸惑って悪化させてしまうケースがあります。(さすがに初めての経験だと思いますので)。

大人でも仕事で消耗するとそのくらいの期間、回復期間が必要です。

 

意外にも仕事よりも受験のほうがストレスがたまるケースが多いです。
仕事の場合はストレス発散やさぼりが組織の中にさりげなく組み込まれています(飲み、会話が多い、動きがある)。

しかし、受験の場合は真面目なお子さんはストレスをため込んでしまいます。ストレス対処において、不器用なのです。

 

・消耗していてやっと解放されたと思ったら、学校の学習の進みが早く、心が折れる。

 

大人に例えると、オー人事のCMを思い出してください。あんな感じです。

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そして、不登校で退学すると高校受験があり、大学受験があり、社会人になっても同じようにつらい経験をするのか

(メディアからの情報で)と意気消沈して人生の早い段階で守りに入ってしまいます。

 

「せっかく合格したのだから辞めたくない!!」と。

 

・自己受容が苦手

 

完璧主義でプライドが高く、自分の弱さを受け入れられない。(だから能力も高まるのですが。)

 

アクセルは充分だが、ブレーキが不充分。

なので、走ろう(学校に行こう)としても身体が無意識のうちにブレーキをかける(学校に行けない)。

 

そして、当然ですが本人も親もそのことに戸惑う。ますます怖くなってしまう。

 

「どうしちゃったんだろう??」

 

自分の弱さを受け入れられない、現状を正しく認識できないようではどんな能力も発揮しようがないのです。

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・独特な感性があるための独特な反抗期

 

さて、私立中高一貫にお子さんを通わせる親御さんは優秀です。

しかし、お子さんは反抗期でその点に反抗しているのです。

 

親御さんはお子さんのためを思い、

将来の幸せに最短距離となる環境を提供してあげました。

 

しかし、中学生は反抗期です。

親から与えられすぎたものに反抗しているわけです。

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他の受験した子は不登校になっていないかもしれません。

しかし不登校の子は独特な感性がある子が多いのです。

 

自分らしい人生を生きていき自立するための

無意識の反抗なのですね。

そこでお子さんに失敗経験を積んでいただくと自立していきます。

 

 

 

私立中で不登校だとすぐに退学?進級や卒業は?

学校によってかなり異なりますが大部分の学校は高校に上がれます。

たとえ、1日も登校しなくても。

 

しかし、高校だと留年があります。

早めに復学できるように対処していくのが良いでしょう。

 

また、学校によっては不登校になると退学を促すような学校もあります。

進学校によっては特にその傾向が強い学校もあります。

 

いずれにしろ早めに復学できるように対処していくのが良いでしょう。

重要

私立中高一貫校での不登校で取りうる対策

復学

これは当然のことでしょう。

学校によっては公立よりも手厚いことが多く

復学は公立よりも容易なことが多いです。

私立の場合は特に学校との連携がカギになります。

 

公立中への転校

人によっては今の私立中高一貫の校風が合わないという場合があります。

大人でも体育会系の会社に入ってしまい合わずに転職などがあると思います。

この場合は子供でも転校すれば幸せに公立中で過ごす場合があります。

 

フリースクールや適応指導教室の活用

人によって勉強や学校が心底嫌いになっていたりする場合、

フリースクールや適応指導教師でのリハビリが最適な場合があります。

学校とも相談しながら進めていくと良いでしょう。

 

家庭教師や個別指導の選択肢

私立中高一貫は勉強の進みが速いです。

そこで家庭教師を活用して心理的なケアをしながら復学を進めていく方法があります。

また、近所の塾の先生が相性が良かったりするとそこも心の支えになったりします。

検討されてみてください。

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私立中高一貫の不登校の子の進路

この先の進路が不安だという親御さんが多いとは思います。

復学した子はそのまま大学受験。

転校や高校受験をしたり通信制高校に進学した子も

元の学校と同じレベルの大学に進学できています。

適切な階段

あらためて:私立中高一貫の不登校だとどうすれば良いのか?

まず、落ち込んでいる状態から希望を描く必要があります。

・未来に希望を持てるようにするために不登校から回復して社会で活躍している事例を見せる。そういう人に会わせる。

 

・未来に希望を持てるように夢を描く。夢こそががんばる原動力です。義務感で頑張ってはまた心が折れるでしょう。

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次に自己受容のトレーニングをする。

 

・自分を受け入れるトレーニング。自分の心やストレスに対するセンサーを敏感にする。EQトレーニングというものです。

 

・認知療法で認知のゆがみを取り除く。完璧主義や非合理的な固定観念。それが不登校の子供を苦しめています。心理学ではイラショナルビリーフ(非合理的思い込み)と言います。非合理的思い込みがあるから非合理な結果があるので、その非合理的思い込みを修正することが必要です。

 

・森田療法で自分の弱さを受け入れるトレーニングをする。完璧主義、怖い、人の目など。自分の弱さを受け入れて、それでも前に進む。ホームレスからアメリカ大統領までみんなそういう意味では平等です。森田療法で挫折に強い人間になります。

 

・家族療法で家族間のストレスを見直す。家族関係がストレスという子は多いです。家族間ではお互いのことが実はよくわかっていなかったりします。そこに第三者が入り関係を修復することにより、ストレスを大幅に和らげることができます。家族内だけで解決しようとするとついいつもと同じようなパターンになってしまい、堂々巡りを繰り返してしまうからです。

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・ストレスを受け流すスキルトレーニング。適度に手を抜く場を作る習慣。ちょっと真面目すぎるという子が多く、良いことなのですがそれはそれで自分の首をしめてしまいます。ストレスを把握し、適度に受け流す、そんなEQセンサーをトレーニングにより作ります。

 

・学校の勉強に効率的についていけるようにする。不登校の再発の大きな原因はついていけない劣等感です。

 

などなどです。

 

心理面、体調面のケア+勉強面の不安のケア

正直、勉強は早慶上智くらいであれば高校最後の1年間で充分だと私は思います。

しかし、不安で劣等感を感じるというのも困りますので、ご希望の方には勉強を教えています。

定期テストで良い点を取るための勉強方法です。

テスト問題の分析と勉強範囲から効率的にできる勉強方法を教えます。

 

4つの事例の分析

最後に4つのケースをご紹介します。何かの参考になると幸いです。

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ケースのご紹介1 中1のAさん

Aさんは小学校でいじめにあい続け小5で私立中学受験を決意します。

その後、見事第一志望に合格します。

 

しかし、塾の先生からは「楽しい学校生活」と聞いていたのですがそこは進学校。

入学後すぐに大量の宿題と毎日の小テストに追われます。

 

小学校から頑張り続けてきたAさんの心はぽっきりと折れてしまいました。

ご飯ものどを通らず1日中寝ている。親ともほとんど話さない。外出しない。

 

そんな時にAさんの親御さんから早野に連絡がありました。

訪問すると意外にAさんとお話しすることが出来ました。

 

そこからメンタルケアをメインにした家庭教師をするとすぐに登校しました。

そこからは進みの速い学校の勉強に追いつくべく家庭教師を続け、

登校が安定したところで支援は終了となりました。

 

このケースでは単に心の栄養を求めていただけなのでスムーズに進みました。

不登校 自信

ケースのご紹介2 B君

B君は小学校で発達障害の診断を受けます。そこで発達障害のケアをうたっている私立中学に入学しました。

 

しかし、毎日の大量の英語の単語テストと漢字テストにつまづきます。

B君は特に大柄な子で反抗期でもあり親も中学受験の時のようにはやらせられません。

 

家中の壁が穴だらけでひどいありさまでした。お父様もお母様も心労で休職。

さらに受診するとさらに学習障害も診断されました。

 

一方、B君は物作りが得意で数学や理科が好きで、

物おじしない性格などの強みがありました。

 

そこで某IT企業がやっていたフリースクールに通いました。

そこで物作りを子供に教えるボランティアに熱中しました。

そういう純粋さがB君にはあったのです。

 

その後、ITや物作りに興味を持ったB君はオーストラリアに留学し、

向こうの高校に進学しました。

 

これは強みを活かすことに特化したケースですね。

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ケースのご紹介3 C君

 

C君は厳しいことで有名な進学校に在籍していました。

親御さんはこう思ったそうです。

「性格には合わないと思うがあえて厳しい中で伸びてくれるはず」

 

しかし、期待は裏切られ不登校になります。

学校に行くと言って喫茶店やファミレスでゲームをする日々。

 

家族療法の家族面談を何度か開催しました。

そこでは様々な葛藤が吐露されました。

 

どう見ても性格的に合わなそうな学校。

しかし、せっかく頑張った超難関の中学校

 

C君やご家族は迷いに迷いました。

とても苦しい思いをしたそうです。

 

Cさんご家族は勇気を持って地元の公立中に転校しました。

そこで伸び伸びと中学生活を送りました。

 

これはCさんのご家族の決断力が修羅場で発揮されたケースですね。

 

 

ケースのご紹介3 Dさん

Dさんは中1で不登校になります。対人緊張で教室に入れない。

言葉がうまく出てこない。身体が動かない。

 

Dさんご夫婦と家族療法の夫婦面接を繰り返しました。

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その結果。ご夫婦はD君への接し方を変えました。

 

その後、D君はフリースクールや学習塾に通いながら、

アメリカに短期留学しました。

 

様々な活動をする中でD君は成長していき

学校側の助けもあり教室登校が安定していきました。

 

これは学校との連携がカギになったケースですね。学校の方針によってかなり進路が別れますね。

 

まとめ

私立の中高一貫校で不登校になっても適切な対応をすることで道が開けます。

ポイントはお子様の性格や希望と学校の校風です。

そこを慎重に見極めながら支援機関なども活用しつつ進めていってください。

そうすれば大丈夫です‼

 

参考動画:疲れた心を癒す動画「みんな完璧ではない」

不登校の親御さんは自分の子育てを責めていたりします。

しかしみんな完璧ではない。

そこを自覚すれば楽になる。

そんなお話です。具体例付きで面白おかしく語っています。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。
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不登校バトラープロフィール

早野智則。1982年生まれ。軽度の発達障害で衝動的、多動的、注意力なし。車の運転は絶対にしない。心理カウンセラー、ペアレントカウンセラー。個性心理学インストラクター。トラウマやメンタルブロックを解除する専門家。埼玉県久喜市出身。不登校で私立城北埼玉高校を中退。さらに通信制の大宮中央高校をも中退。その後、松永暢史先生(累計70万部以上の伝説の家庭教師)の奇跡の勉強法に出会い、高卒認定資格試験に合格。その後、早稲田大学法学部に奇跡的に合格。卒業後は東証一部上場経営コンサルティング会社に勤務。不登校時代から対人恐怖症、うつ病で苦しむも、そこから奇跡の心理メソッドに出会い解決。同級生の半分は弁護士になったが不登校の時の悔しさを忘れられず、不登校支援の道へ。(ただ親は昔弁護士志望だったこともあり少し残念かもしれない。。)毎日寄せられる不登校の相談を聞いていてとても他人事には思えない。「人目が気になる。」「学校が怖い。」「本音で話せない。」「未来に希望が見いだせない。」「どうしたらいいのかわからない。」「こんなはずじゃない、悔しい!!」自分が苦しんだことが今苦しんでいる人を笑顔に変えることが生きがいを感じる瞬間。最強の心理メソッドと最高の学習法を掛け合わせて不登校支援に精力的に取り組んでいる。現在は株式会社FCファナッチ代表取締役、教育系ベンチャー共同経営者。

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