こんにちは。

『不登校というピンチをチャンスに変える』不登校アドバイザーの早野です。

5千円札でおなじみの新渡戸稲造。彼が海外に紹介し広めたのは武士道でした。

それにより当時の欧米列強から日本は尊敬されることとなったのでした。

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こんな時に武士道があれば。。

武士道の中核は『義』と『勇』です。

義とは損得や打算で行動するのではなく、自分が正しいと信じるものを貫くことです。

勇とは義=自分が正しいと思うことを貫くのに必要な勇気です。単に勇気があるのとは違います。

どちらかというと克己に近いですね。ピンチにも動じず冷静さを保ち、広い心を持つことです。

もし、義と勇がある学校であれば。。

先生ももっと骨があるでしょう。

子供も学校に行きたくなくても勇気を出して行くでしょう。

(行くべきでないと思えば行くべきでないとはっきり言うのも義であり勇です。逆に学校に行かずに自分で道を切り開いていくのも義であり勇です。さらにそこから周りを敵視せずに人に貢献するのは仁です。)

『義』や『勇』はある種の不安症や恐怖症を克服するのに必要な資質であります。

明治時代に日本人が打ち立てた森田療法は武士道に近い感じがします。

損得で動いていては嫌なことは先延ばしをしがちになります。

それは今の国の借金や改革の進み方を考えれば明らかでしょう。

学校ももっと改革されているはずです。

武士道というと軍国主義と結び付けられてしまいますが、言うべきことをきちんと言えばいいだけです。

森田療法

私は森田療法を開発した森田博士を尊敬しています。

悩みや不安を『あるがままに受け入れて』、『自分で選択して行動していくのを促す』のが森田療法です。

欧米式は悩みや不安を『あってはならないこと』として排除をします。

しかし、どんなに健康な人でも不安が全く無いことはあるでしょうか??(心理療法でかなり弱まりますが。)

どんな人でも悩みが全く無いことはあるでしょうか??(スキルを身につければかなり弱まりますが。)

上に行けば行くほど不安や悩みは大きくなります。総理大臣が一番に頭を抱えているでしょう。もしくは社長でしょうか。

そういう人は不安や悩みにたいする耐性を身につけた人達です。

もちろん、上に行くと大変だからなるべく真ん中らへんでという生き方もあると思います。

しかし、そうすると弱くなるので逆に大変だったりします。

やはりどこかで自分の生き方の芯を決めて覚悟を決める必要があります。

ノホホンと世を渡る才能がある子もいますが、そういう子は不登校の子には少ないように思います。ある意味、強者の戦略です。

もうええやろ、観念せいや!!

もちろん、精神的にどん底の人に勇気とか言ってもかわいそうなだけです。逆効果です。

しかし、ある程度回復して、自分なりにいろいろ葛藤をして、今後の生き方を考えたら、どこかで勇気が必要になります

踏み出せば怖くないことが多いからです。

そういう子には『もうええやろ、観念せいや!!』ということを言葉を変えて言います。

その山を越えることができたらその子は輝きだします。

そういう山を越えてこそ、不登校経験も他の人には無いかけがえの無い経験となるのです。

山の高さは状況に応じて調整してあげる必要がありますがね。

いつか学校教育に武士道が復活するといいと思っています。

民主主義の権利は戦うことをやめれば失われてしまうからです。(そういう法理論を大学で学びました。そういえば。)

では、またお会いしましょう。

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