こんにちは。早野です。
今日は不登校から今は早稲田大学に在学中の島原さんへのインタビューの前回の続きです。
初回の内容はこちらです。
二話はこちらです。
島――そうです、初日、友達に会ってどう話しかけていいんだろうって思ったら「あー！島原さん、元気だったー？」みたいな、廊下ですれ違っても「あ、来てたんだー！」って、めっちゃ暖かく受け入れてもらったからもう…全然気兼ねなく通えましたね。
早――あ、なるほどね。じゃあよかったね。
島――でも、あの、その一年うよきょくせつがありまして、ネックな人間関係が苦手で築けないていうのが、またありまして…
早――でも「え！島原さん！」のとき一応「あ、何とかちゃん！」ってやるんでしょ？
島――はい、やります。
早――その時はどう思うの？
島――その時は「あ、話せてよかったな。」って気持ちなんですけど、私の中で「仲のいい友達をつくらなきゃダメだ」っていう強迫観念があるんです。
早――もっとずっと一緒にいるような仲を？
早――え、じゃあずっと一緒にいるような仲を築きたいの？
島――そうです。もっとうまく喋れたり、会話が盛り上がったりしないと、人間としてダメなんじゃないか、と思ってしまうんです。
早――なるほどね。
島――会話とか、コミュニケーションとかにこだわっちゃうので…それができないのに悩んじゃって一か月したらまたひきこもっちゃって…(笑)三度目です。
早――ええ(笑)駿台ってお金は一括だったよね
島――はい、そうですね。だからお父さんもお母さんも悲しそうな顔でした。ホントお金かける子供だったなぁ、と……
早――大丈夫、その分日本経済が回るから！！
早――なるほどね、それで一か月したら行かなくなって、家で勉強してたの？
島――いや、一か月家でまったく勉強していなくて、二か月たった時くらいに、先生から「また入院しないか」って言われて………
早――精神科の？
島――精神科の…今度は別の病院で別の先生にかかったんです。で、そこで診断されたのが……うつ病って昔は診断されたんですけど、「思春期危機」って診断されたんですよ。
早――思春期危機、うん。
島――思春期特有の、色々あるんだろうってことで……そこでマインドフルネスっていう精神療法も初めて取り入れてもらって……。そこで、すごい、先生が私に似た境遇だったので……。
早――そんな似た人いるんだ、面白いね。
島――似てはいないんですけど、「俺も、青春時代はいろいろ悩んでね」みたいな共感をすごく示してくれて…で、自分自身を解離できた気がするんです。
早――ふんふん、そして？
島――そして、入院が終わった後にマインドフルネスを続けながらなんとか勉強を…受験に向かおうという気になって。でも、集団授業だと、私が人間関係構築しなきゃ、と気にしちゃうから個人で指導してくれる個別指導を探そうってことになって、福岡の東大専門の個別を見つけて…。
早――え、そんなところあるの？
島――あります！最近できたんですけど、素晴らしいんです！素晴らしいところで、そこはあたりだったんですけど八月ぐらいからガッツリ勉強するようになって…本当にガッツリ勉強したんです。毎日九時から九時まで、とか…。
早――じゃあ精神科に再度入院してから…その時はもう退院したの？
島――はい、してました。
早――そんなの福岡にあるんだね。東京にはありそうだけど…。
島――少人数なので人間関係も気づきやすくて…先生も信頼できて。衝突は何回もあったんですよ。先生が私に思い入れが強かったんですよ。その分、私がちょっと授業をさぼったりしたら「俺がこんなに期待してるのに！！」って怒られたり…。
早――あ、なるほど。「私入院明けなんですけどぉ」っていえばいいのに(笑)
島――あははは(笑)
今日はここまでです。
本当に復活まではいろいろな試練を経てなんですね、、、
島原さんの未来はいかに？？？
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