こんにちは。

『不登校というピンチをチャンスに変える』不登校アドバイザーの早野です。

今日は昨日の家族の悲しいすれ違いとその解決法のお話の続きです。

不登校 家族

昨日までの話の続き

健太さんの日記には奈津子さんの知らない健太さんの本心が書き綴ってあったのです。

奈津子すまない!!お前には本当に寂しい想いをさせたと思っている。俺は人生の大半を仕事一筋に生きてきた。

子供達が生まれてからは特に仕事づくめで、家のことやお前のことを何もしてやれなかったように思う。

毎日毎日、接待づくめで酒ばかり飲んで、お前に手をあげてしまったこともあったな。

今から思えばあの時の俺はどうかしていたんだ。

言い訳に聞こえるかもしれないがあの頃の俺は上からは『売り上げ、売り上げ』で、下は言うことを聞かない奴らばかりで、毎日疲れきっていたんだ。

だから、つい酔った勢いでお前に手をあげてしまった。

許してくれないかもしれないが、本当にすまなかったと思っている。

俺は昔から肝心なところで躊躇してしまうところがある。

お前の母さんが亡くなった時もそうだった。

葬式が終わってお前が一人台所で泣いていたときも、俺はそんなお前を見ながら何もしてやれなかった。

本当は側に行って抱きしめてやりたいと思いつつも、なぜか一歩を踏み出せずに躊躇をしてしまうんだ。

あの時もそうだった。今だ、今行かなければ遅いと思いつつも、なぜかそれができない。

『おい、飯』とやっとの思いで声をかけてみたけれど、お前の反応が無かったから、どうしていいかわからず、一人にしてほしいのかと勝手に思い、自分の部屋に戻ったんだ。

でも今になって思えば、あの肝心な時に『おい、飯!!』はないよな。

ほんと気の利かない俺で悪かったな。

他にもお前の料理が美味しいと思ってもなかなか口に出して言うことが出来なかった。

恥ずかしいというかなんと言うか。

お前には寂しい思いをさせてきたんじゃないかと今振り返ってみて思うんだ。

それと実は内緒で沖縄に家を買ったんだ。

子供たちも大きくなったから今までお前を大事にしてやれなかった分、定年後には何も気にせずに老後を楽しもうじゃないかと、お前を喜ばせるために家を用意しておいたんだ。

気に入ってくれるといいがな。

そうだ、沖縄にいったらお前の好きなことを一緒にやりたい。

お前がどんなことに喜びを感じ、どんなことに感動をするのか。

それを俺も一緒にやりたい。

覚えているか??

昔は貧乏で金も無かったけど、お前の好きな映画を一緒に見に行ったよな。

あの日、お前は『絶対に遅刻しないでよ』と人に言っておきながら、自分が1時間も遅刻してきたよな。

おかげで映画に間に合わなくなって、次の上映まで二人で手をつないで散歩したっけな。

なぁ、奈津子。俺は本当にダメな夫だった。

でも今から本当にやり直したいんだ。

もし、お前が許してくれるならもう一度一緒に。

どうか許してくれ。奈津子。俺を許してくれ。

妻は夫の隠された愛情に気づかぬまま、夫を不信し続けた自分への悔い改めの涙を流しながら、飛行機に乗って沖縄へ向かっていきました。

終わり

こちらの話は今回で終わりになります。

お互いを愛し合っていた切ない家族のすれ違いですね。

しかし、このようなことはどこの家庭にもよくあることなのです。

もし本音で家族が話し合えていたら。

もし第三者が家庭に関わっていて本音でお互い安心して話せる仕組みがあれば。

もしお父さんが勇気をもって人の助けを求められていれば。

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